2024年1月10日(現地時間)、OpenAIが遂に「GPT Store」をオープンしました!
突如、ChatGPTの画面に現れた「Explore GPTs(GPTを探索する)」という表示、これこそが「GPT Store」の入口なのです。
「GPT Store」とは何かというと、ユーザーがChatGPTを独自にカスタマイズして作成した「GPTs」を集めた革新的なプラットフォームです。まさに、AI技術の最先端を体験できる場所と言えるでしょう。
では、「GPT Store」や「GPTs」とは具体的にどのようなものでしょうか?
この記事では、そんな疑問にお答えするために、「GPT Store」の使い方や収益化の方法から、人気GPTsと全カテゴリの紹介、さらには「GPTs」の作り方やカスタマイズ手順に至るまでを、初心者にも理解しやすいように丁寧に解説していきます。
この記事を読むことで、以下のメリットがあります。
- 「GPT Store」の基本的な概要とそのオープンの背景を理解できる
- 「GPTs」の作り方やカスタマイズ方法、それらを「GPT Store」に出品する収益化の方法のステップを学べる
- 「GPT Store」を利用する際の利用ポリシーとブランドガイドラインを知ることができる
「GPT Store」は、私たちの創造性を新たな次元へと導く鍵となるかもしれません。
この記事を通して、そのすべてを発見してみましょう!
「GPT Store」とは?基本を知ろう
「GPT Store」が初めて発表されたのは、2023年11月6日(現地時間)、OpenAIが開催した初の開発者向けのカンファレンス「OpenAI DevDay」の場でした。
「GPT Store」は、ChatGPTをベースにカスタマイズしたGPTs(アプリケーションやツール)を共有し、発見するためのプラットフォームとして発表されました。
さらに、ユーザーが作ったGPTsで収益化ができるということも話題になり、「GPT Store」は特に注目を浴びました。
「OpenAI DevDay」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
「GPT Store」は、当初の予定では2023年11月末にオープンするはずでした。
しかし「OpenAI DevDay」開催直後の11月に、サム・アルトマンの解任・復帰騒動がありOpenAIは大混乱。さまざまな理由で「GPT Store」のオープンが延期になっていたので、待ちに待った方も多かったと思います。
「サム・アルトマンCEOのOpenAI退任からMicrosoft入社」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
「サム・アルトマンのOpenAI CEO復帰」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
「GPT Store」のオープン背景と目的
「GPT Store」の開設は、技術の進化と共に、人々の創造性を促進し、さらに広い範囲でのAIアプリケーションの普及を目指すためのものです。
ChatGPTという強力なツールを基盤として、開発者たちは独自のカスタマイズを施したGPTベースのアプリケーションを「GPT Builder」を使って作成し、それを共有することができます。
これにより、専門的なプログラミングスキルがなくても、誰もがAIの力を活用し、新たなサービスやソリューションを生み出すことが可能になりました。
「GPT Store」の利用資格
「GPT Store」の利用は、ChatGPT Plus、Team、Enterpriseのサブスクリプションユーザーに限られています。
このサブスクリプションに加入することで、ユーザーは「GPT Store」の全機能にアクセスし、様々なカスタマイズされた「GPTs」を探索し、利用することができます。
サブスクリプション | 特典 |
---|---|
ChatGPT Plus | 「GPT Store」の基本アクセス |
ChatGPT Team | チーム専用「GPTs」の管理、プライベートセクションへのアクセス |
ChatGPT Enterprise | 高度な管理機能、内部のみの「GPTs」共有 |
「GPT Store」がユーザーにもたらすもの
OpenAI公式発表によると、「GPTs」発表からわずか2ヶ月ほどで、300万を超える「GPTs」が作成されたということです。
今回オープンした「GPT Store」を使えば、300万を超える「GPTs」からあなたが望む「GPTs」を探し出すことができます。
例えば、特定の趣味や興味に特化したチャットボット、学習支援ツール、クリエイティブな作品を生み出すためのアプリケーションなど、さまざまなカスタマイズされた「GPTs」を探索し、利用することができます。
開発者にとっては、自分たちの作品を公開し、広いコミュニティに共有する場を提供し、さらには収益化のチャンスも与えられます。これにより、創造的なアイデアを持つ人々が、それを実際の製品やサービスに変え、社会に貢献する道が開かれるのです。
「GPT Store」は、AI技術の民主化を推し進め、より多くの人々がその恩恵を受けられるようにすることで、AI分野におけるイノベーションの加速を目指しています。それにより、AIの可能性を最大限に引き出し、私たちの生活や仕事をより豊かで便利なものに変えることができるのです。
「GPT Store」の魅力的な機能と特徴
「GPT Store」は、独自に作成された「GPTs」を見つけたり、共有したりするための革新的なプラットフォームです。
ここでは、初心者の方でも理解しやすいように、「GPT Store」の基本的な機能と魅力的な特徴について紹介します。
「GPT Store」の主要機能を紹介
「GPT Store」の主な機能は、ユーザーが様々なカスタマイズされた「GPTs」を探索し、利用することができることです。
これらの「GPTs」は、教育、エンターテイメント、ビジネスなど、多くの分野にわたっています。
- 「GPTs」の探索と利用: 「GPT Store」では、特定のカテゴリーやキーワードで「GPTs」を検索できます。見つけた「GPT」は、簡単に試すことができ、日常生活や仕事に活用することが可能です。
- カスタマイズされた体験: 「GPT Store」内の各「GPTs」は、特定のニーズや関心に特化しています。例えば、言語学習をサポートする「GPT」や、プログラミングスキルの向上を助ける「GPT」など、個々の興味や目的に合わせた「GPT」を見つけることができます。
- 開発者による共有: 「GPT Store」は、AI開発者が独自に開発した「GPTs」を公開し、世界中のユーザーと共有する場を提供します。これにより、革新的なアイデアやソリューションが生み出され、広く普及する可能性があります。
「GPT Store」の魅力は、ユーザーが自分の興味やニーズに合わせて、さまざまなカスタマイズされた「GPTs」を探し出し、体験することができる点にあります。
例えば、趣味の料理に関連するレシピ提案をする「GPT」、あるいは学業で数学を学ぶ際に役立つ「GPT」など、幅広い分野での「GPT」が利用可能です。これにより、AI技術の恩恵をより多くの人々が享受し、日々の生活や学習、仕事をより豊かで効率的なものに変えることができるのです。
さらに、開発者は自分たちの創造的なアイデアやユニークな「GPTs」を「GPT Store」で公開することで、全世界のユーザーと共有し、フィードバックを受け取ることができます。この相互作用は、「GPTs」の品質向上やイノベーションの推進にも寄与し、結果としてAI分野の発展に貢献します。
「GPT Store」は、AIの力を活用して日常生活を豊かにするだけでなく、AI技術の発展と共有のための重要なプラットフォームとして機能しています。これにより、AI技術の可能性を最大限に引き出し、私たちの生活や仕事をより良いものに変えていくことが期待されます。
人気の「GPTs」と全カテゴリーの紹介:「GPT Store」の多様な選択肢
「GPT Store」は、あらゆるニーズに応えるための「GPTs」の宝庫です。ここには、創造性を刺激するツールから生産性を高めるアプリケーション、教育的な学習支援ツールに至るまで、幅広い選択肢が揃っています。
それぞれのカテゴリには独自の特色があり、ユーザーは自分の関心や目的に応じて最適な「GPTs」を選ぶことができます。
以下は、「GPT Store」にある全カテゴリの一覧です。
「GPT Store」 全カテゴリ 一覧
以下は、それぞれのカテゴリーと提供されている「GPTs」の紹介です。
Featured(特集):GPT Store
毎週新しく注目される「GPTs」が特集されます。ユーザーは最新のイノベーションや話題の「GPTs」を発見することができます。
以下は、Featured(特集)の「GPTs」の紹介です。
- AllTrails: 自然を満喫したいあなたのために、次のハイキング、サイクリング、ランニングにぴったりのコースを見つけ出すお手伝いをします。AllTrails.comにより提供されており、自然の中での冒険が好きな方に最適なトレイルを提案します。
- Consensus: 200万件もの学術論文から情報を検索し、科学に基づいた回答を提供するあなたのAIリサーチアシスタントです。Consensusにより開発され、研究者や学生にとっての強力なサポートツールとなっています。
- Code Tutor: Khan Academyが提供するこのGPTは、「Khanmigo Lite」として親しみやすいキャラクターがプログラミング学習をサポートします。コードを代わりに書くことはありませんが、コーディングスキルを向上させるための指導をしてくれます。
- Books: 読書と文学の世界を案内するあなたのAIガイドです。Josh Brent N. Villocidoにより開発されたこのGPTは、次に読むべき本の推薦や、読書体験を豊かにするためのアドバイスを提供します。
Featured(特集)カテゴリにある「Consensus」のGPTsについては、当ブログで記事にしました。使い方や活用方法など参考になれば幸いです。
「Consensus」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
Trending(トレンド):GPT Store
現在最も人気のある12の「GPTs」がランキング形式で紹介されます。トレンドの「GPTs」を通じて、何が注目されているかを把握することができます。
以下は、Trending(トレンド)の「GPTs」をランキング順にそれぞれ簡潔に紹介したものです。
- Consensus: これは200万件の学術論文を検索し、科学に基づいた回答を提供し、内容をドラフトするための研究アシスタントです。
- Ai PDF: 最大2GBのPDFファイルを処理でき、数千ものPDFアップロードを可能にするGPTです。
- AskYourPDF Research Assistant: 複数のファイルとのチャットやPDF生成を通じて、あなたのリサーチを強化するアシスタントです。
- Grimoire: 一文でウェブサイトを作成でき、プロンプトベースのコーディングを可能にするツールです。
- ScholarAI: 研究者が新しい仮説を立て、2000万以上の研究論文や書籍からテキスト、図表を分析するためのAIです。
- Scispace: 数分で200万以上の論文にアクセスし、高速に分析することができる研究用GPTです。
- 22,500+ Best Custom GPTs: 公開されているすべてのGPTsを一か所で検索し、カスタマイズされたGPTsを毎日発見できます。
- Canva: プレゼンテーション、ロゴ、ソーシャルメディア投稿などを手軽にデザインできるGPTです。
- image generator: 専門家とフレンドリーなトーンで画像を生成・洗練するためのGPTです。
- DesignerGPT: 美しいウェブサイトを作成しホスティングするためのGPTです。
- AutoExpert (Chat): 動的な専門家グループが回答、討論し、詳細な分析を行うためのチャット形式のGPTです。
- Logo Creator: プロフェッショナルなロゴデザインやアプリアイコンを生成するためのGPTです。
トレンドランキングにある「Consensus」「Canva」「DesignerGPT」「Logo Creator」のGPTsについては、当ブログで記事にしました。使い方や活用方法など参考になれば幸いです。
「Consensus」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
「Canva」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
「DesignerGPT」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
「Logo Creator」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
By ChatGPT(OpenAI製):GPT Store
OpenAI製の「By ChatGPT」カテゴリーでは、OpenAIのチームによって開発された「GPTs」が紹介されています。高品質で信頼性の高い「GPTs」を体験できます。
以下は、By ChatGPT(OpenAI製)の「GPTs」をランキング順にそれぞれ簡潔に紹介したものです。
- DALL·E: あなたの想像力を画像に変えるGPTです。思い描いたイメージをデジタルアートにしてみましょう。
- Data Analyst: どんなファイルも分析し、データを視覚化するお手伝いをするGPTです。
- Hot Mods: 画像をモディファイ(変更)して、あなたの写真を新しいものに変身させるGPTです。
- Creative Writing Coach: 執筆スキルを向上させたい方のためのGPTで、創造的なライティングのコーチングを提供します。
- Coloring Book Hero: カラーリングブックの英雄で、絵を魅力的なページに変えるGPTです。
- Planty: 植物の世話を楽しく、フレンドリーにアシストするGPTです。植物の世話の仕方を尋ねてみましょう。
- ChatGPT Classic: GPT-4の最新版で、追加機能はないものの、幅広い会話が可能なGPTです。
- Web Browser: ウェブを閲覧し、情報収集やリサーチをサポートするGPTです。
- Game Time: ボードゲームやカードゲームのルールを説明し、全年齢のプレイヤーがゲームを楽しめるようにするGPTです。
- The Negotiator: 自己主張の方法を教え、優れた交渉者になるためのアドバイスを提供するGPTです。
- Cosmic Dream: デジタルの不思議な世界を描くビジョナリーペインターのGPTです。
- Tech Support Advisor: プリンターの設定からアプリのトラブルシューティングまで、技術サポートを提供するGPTです。
- Laundry Buddy: 洗濯に関する質問に答え、設定や汚れ落としのコツを教えてくれるGPTです。
- Sous Chef: 手持ちの食材に合わせてレシピを提案し、料理のアシスタントとして活躍するGPTです。
- Math Mentor: 子供たちが数学を学ぶのを助け、幾何学のリフレッシャーや数学的な問題を解決するGPTです。
- Mocktail Mixologist: 手持ちの食材でモクテル(ノンアルコールカクテル)のレシピを提案するGPTです。
- genZ meme: 最新のインターネットスラングやミームを理解する手助けをするGPTです。
DALL·E(画像生成):GPT Store
「DALL·E(画像生成)」カテゴリーには、画像生成に特化した「GPTs」が集まっています。クリエイティブなビジュアル作品を作成するのに役立ちます。
以下は、DALL·E(画像生成)の「GPTs」をランキング順にそれぞれ簡潔に紹介したものです。
- image generator: 専門家とフレンドリーなトーンで画像を生成・洗練するGPT。
- Logo Creator: プロフェッショナルなロゴデザインやアプリアイコンを作成するGPT。
- Gilibatree Art Designer: 独特で美しいバリエーションを生み出すGPTで、DALL·Eの画像とMidjourneyのコマンドを使っています。
- Super Describe: あなたの画像をアップロードしてDALL·E 3と詳細なプロンプトを使い、似た画像を生成します。
- LogoGPT: スケッチからパーソナライズされたロゴをデザインするGPT。
- Gerry, The Logo Designer – For Startup: スタートアップ向けにユニークで創造的なロゴをデザインするGPT。
- Image Copy Machine GPT: 写真をアップロードすると、その画像を複製して新たなクリエイティブな解釈を加えるGPT。
- img2img – image edit & merge: 画像を送信して新しい画像を受け取るGPTで、DALL·E 3と連携してテキストプロンプトで画像編集ができます。
- Image Caption Generator: Instagramのキャプションやハッシュタグを生成するGPT。
- Cartoonize Yourself: 写真をピクサースタイルのイラストに変換するGPT。
- MJ Prompt Generator (V6): Midjourney V6で使用するための詳細で創造的なプロンプトを生成するGPT。
- スーパーロボデザイナー「ロボ作る君」: ユーザーのアイデアを基にしてロボットのデザインを作成し、DALL·E3を使って素晴らしいロボットをデザインします。
これらの「GPTs」は、個人の創造性をデジタルアートに変えたり、ビジネスのブランディングをサポートしたりするのに役立ちます。プロフェッショナルなビジュアルコンテンツの作成から、遊び心あるアートワークまで、幅広いニーズに対応しています。
なお、DALL·E(画像生成)カテゴリにある「Logo Creator」、スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」の「GPTs」については、当ブログで記事にしました。使い方や活用方法など参考になれば幸いです。
「Logo Creator」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
Writing(執筆系):GPT Store
「Writing(執筆系)」カテゴリーでは、執筆や文章作成、編集、スタイルの洗練に役立つ「GPTs」が紹介されています。ライティングスキルの向上や、効率的な文章作成に役立ちます。
以下は、Writing(執筆系)の「GPTs」をランキング順にそれぞれ簡潔に紹介したものです。
- 科技文章高手: 高度な技術内容の記事を生成し、複雑な専門知識を持つ記事を簡単に作成するための支援を行うGPTです。
- 超強作文大師 (Super Writing Master): 強力な作文支援ツールで、魅力的な文章を作成するためのアシスタントです。
- Fully SEO Optimized Article including FAQ’s: SEOに最適化された記事を生成し、FAQセクションも含め、独自の内容を提供するGPTです。
- Rank Math SEO Optimized Content Writer: Rank Math SEOに最適化された記事を作成し、基本SEOや追加SEO、タイトルを最適化します。
- SEO Optimized Blog Writer and Analyzer: SEOに最適化されたブログを作成・分析し、トップのSEO情報源からの知識を反映させます。
- Write For Me: 品質、関連性、正確なワードカウントに重点を置いたオーダーメイドのコンテンツを作成します。
- 论文助手大师: 学術論文の執筆を支援し、研究論文の作成を支援するGPTです。
- Humanizer Pro: AI検出を回避して人間のようなテキストを書くためのツールです。
- 公文書作成子: 法的文書や公文書の作成をサポートするGPTで、効率的に正式な文書を作成できます。
- Academic Assistant Pro: 専門的なアカデミックアシスタントで、プロフェッショナルなタッチを提供します。
- Voice/Style/Tone AI Prompt Snippet Generator: 文章の分析を行い、声やスタイル、トーンを他のプロンプトで模倣するためのスニペットを生成します。
- Transcript Thief: YouTubeのメディアマスタリーから価値あるコンテンツのアイデアを盗み出すためのGPTです。
これらの「GPTs」は、SEO最適化の記事からアカデミックな書類作成、クリエイティブな執筆支援まで、あらゆるライティングニーズに対応しており、作家やコンテンツクリエイターにとって貴重なリソースとなっています。
Productivity(生産性向上):GPT Store
「Productivity(生産性向上)」カテゴリーには、ビジネスや作業の効率を向上させ、日々のタスクをサポートするための「GPTs」が集められています。タスク管理、スケジューリング、文書作成の効率化などに貢献します。
以下は、Productivity(生産性向上)の「GPTs」をランキング順にそれぞれ簡潔に紹介したものです。
- Ai PDF: 最大2GBのPDFファイルを扱うことができ、数千のPDFアップロードが可能なGPTです。
- 22,500+ Best Custom GPTs: 公開されているすべてのGPTsを一か所で検索し、あなたのニーズに合わせたカスタムChatGPTsを見つけることができます。
- WebPilot: 文書の閲覧、作成、APIを介した処理をサポートするGPTです。
- Slide Maker: 効果的なPowerPointプレゼンテーションのスライドを生成し、任意のリンクからコンテンツを読み取ることができます。
- Diagrams: Show Me: ダイアグラムや建築ビジュアライゼーション、フローチャート、マインドマップ、スキームなどを作成、エクスポート、編集できます。
- Prompt Perfect: プロンプトを自動で洗練させ、正確さと明瞭さを向上させることで簡単な自動チャットを実現します。
- Doc Maker: 数秒で美しいPDFを生成し、履歴書やレポート、提案書などをサポートします。DOCX、PPTX、XLSXなどのファイル形式に対応しています。
- Convert Anything: 画像、音声、ビデオ、ドキュメントなど、あらゆるファイル形式の変換を行う最終的なファイル変換ツールです。
- Professor Synapse: 目標達成をガイドし、専門家のエージェントを呼び出してサポートするGPTです。
- Promptly: あなたのプロンプトを提供し、分析して最適化する個人的なプロンプトエンジニアです。
- AI Voice Generator: OpenAIのテキストを音声に変換し、発言をサポートするGPTです。
- GPT Public Directory: 11,000以上のGPTsを探して見つけるためのディレクトリアシスタントです。
これらの「GPTs」は、文書作成からプレゼンテーション作成、データ変換に至るまで、効率的な作業を可能にする多様なツールを提供します。ビジネスや個人の生産性を高めるために設計されています。
Research & Analysis(研究とデータ解析):GPT Store
「Research & Analysis(研究とデータ解析)」カテゴリーには、研究やデータ解析を支援するための「GPTs」が集められており、情報の評価、解釈、視覚化を行うためのツールとして利用できます。情報の収集、データの分析、研究支援などに有効です。
以下は、Research & Analysis(研究とデータ解析)の「GPTs」をランキング順にそれぞれ簡潔に紹介したものです。
- Consensus: 200万件の学術論文を検索し、科学に基づいた回答とコンテンツ作成を支援する研究アシスタントです。
- AskYourPDF Research Assistant: 複数のファイルとチャットしながら、研究を強化する記事を生成するリサーチアシスタントです。
- ScholarAI: 新しい仮説の生成や、200万以上の科学論文や書籍からのテキスト、図表、データの分析を行うAI研究者です。
- Scispace: 200万以上の論文に即座にアクセスし、迅速に分析することができる研究プラットフォームです。
- Paper Interpreter (Japanese): 日本語のURLやPDFを解析し、情報を抽出して簡潔にまとめる日本語版の論文解釈ツールです。
- AutoExpert (Academic): 研究論文をアップロードすると、著者、主要な発見、方法論、関連性を簡潔に分析するアカデミックな専門家です。
- Keymate.AI GPT (Beta): ウェブ検索を支援し、発見をアーカイブし、知識に簡単にリンクすることができるGPTです。
- 超強文書自動 (Super Academic Paper Assistance): 効率的な学術文書作成を支援する日本語のGPTです。論文の構造を整理し、書き手の研究作業を助けます。
- MixerBox WebSearchG: Googleの検索結果を用いて、ChatGPTによるウェブ検索を行うサービスです。
- Scholar GPT: 200万以上のリソースを持つ学術研究を強化し、批判的思考スキルを持つ研究支援GPTです。
- War Room: あらゆる問題を「戦争室」で解決するための戦略的思考をサポートするGPTです。
- Content Helpfulness and Quality SEO Analyzer: ウェブコンテンツの有用性や品質を評価し、GoogleのターゲットされたクエリベースのSEOを最適化するための分析ツールです。
これらの「GPTs」は、学術的なリサーチから、内容の質の評価、効果的な文書作成まで、研究者や学生、専門家の様々なニーズに応えるために設計されています。
なお、Research & Analysis(研究とデータ解析)カテゴリにある「Paper Interpreter (Japanese)」の「GPTs」については、当ブログで記事にしました。使い方や活用方法など参考になれば幸いです。
「Paper Interpreter」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
Programming(プログラミング、コーディング):GPT Store
「Programming(プログラミング、コーディング)」カテゴリーには、コーディングやプログラミング学習を支援する「GPTs」が集められています。開発者やプログラミング学習者にとって役立つ「GPTs」です。
以下は、Programming(プログラミング、コーディング)の「GPTs」をランキング順にそれぞれ簡潔に紹介したものです。
- Grimoire: 文章からウェブサイトを作成するクリエイティブなプログラミングガイドです。新しい創造性の時代へと導くプロンプトベースのプログラミングを提供します。
- DesignerGPT: 美しいウェブサイトを作成し、ホストするGPTです。
- AutoExpert (Dev): 信頼できるコードプログラマーとして、高度なコード生成機能を備えており、開発者の作業をサポートします。
- Screenshot To Code GPT: ウェブサイトのスクリーンショットをアップロードし、クリーンなHTML/Tailwind/JSコードに変換します。
- AI Voice Generator: OpenAIテキストを音声に変換し、話すことを支援するGPTです。
- API Docs: OpenAI API、GPTs、ドキュメント、クックブックを提供するGPTです。
- 10x Engineer: コードの問題点を指摘し、プログラミングスキルを向上させる気難しいコードウィザードです。
- GPT Customizer, File Finder & JSON Action Creator: GPTsのファイル検索、アクション作成、トラブルシューティングをカスタマイズします。
- Professional Coder (Auto programming): プログラミング問題の解決、自動プログラミング、ワンクリックプロジェクト生成を専門とするGPTです。
- There’s An API For That – The #1 API Finder: 手動でキュレートされた2000以上のタスクに対応する、最も高度なAPIファインダーです。
- Evolution Chamber: カスタムGPTを作成し、ユーザー独自のGPTアクションテンプレートを変異させることができます。
- Flowbite GPT: FlowbiteのUIコンポーネントを使用してTailwind CSSでウェブサイトを作成します。
これらの「GPTs」は、ウェブサイトの設計からAPIの探索、コードの生成と最適化に至るまで、プログラミング関連のタスクを効率的に支援するために開発されています。開発者がより生産的に作業できるよう支援することを目的としています。
なお、Programming(プログラミング、コーディング)カテゴリにある「DesignerGPT」の「GPTs」については、当ブログで記事にしました。使い方や活用方法など参考になれば幸いです。
「DesignerGPT」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
Education(教育):GPT Store
「Education」カテゴリーには、学習や教育をサポートするための教育目的に特化した「GPTs」が揃っています。学習支援、教材作成、知識習得などに使えます。
以下は、Education(教育)の「GPTs」をランキング順にそれぞれ簡潔に紹介したものです。
- AutoExpert (Chat): GPT版AutoExpert CHATは、専門家の集まりに自動的に問い合わせを行い、質問に答えたり、深い議論をしたり、知識を掘り下げたりするための支援を提供します。
- Universal Primer: あらゆるものについて学ぶことができるGPTで、広範な知識とスキルを学ぶための万能の入門書です。
- AI Tutor: 学生の学問的な質問に答えるためのスキルを持つAIチューターです。
- MBA Admission Consultant: あなたのビジネススクール入学をサポートし、プロフィールレビュー、入学申請ガイド、アプリケーションのアドバイスを提供します。
- Mr. Raneeder Config Wizard: Mr. Raneederの設定ウィザードで、さまざまな設定や構成を支援するGPTです。
- Math Solver: StudyX’sの7500万以上のコミュニティ検証済み全科目の回答に基づいて、段階的な数学解決策を提供する高度な数学ソルバーです。
- 大学進学手続きホーム中文版 (xtixian.com): 中国の大学進学手続きを支援するGPTで、手続きのプロセスを簡単にします。
- AlphaNotes GPT: YouTube動画や記事をあなたの個人的な勉強ガイドや勉強補助に変えることで、学習を効率的かつ楽しいものにするGPTです。
- AI GPT: AIと機械学習の専門家であり、深層学習フレームワークに精通しています。
- Video Summarizer AI: YouTube動画を教育用の要約に変換し、長いビデオをあらゆる言語の要約にします。
- Language Coach: 別の言語を現地のように話せるよう練習を支援するGPTです。
- Prompt Professor: プロンプトに関して知っておくべきことすべてを知り、任意のプロンプトに関する疑問に答えることができます。
これらの「GPTs」は、学問的なコンサルティングから数学の問題解決、言語学習まで、教育のさまざまな分野で学びを深めるためのサポートを提供します。
学生や教育者が新しいアイディアを探求し、既存のスキルを見直すための素晴らしいリソースとなっています。
Lifestyle(ライフスタイル):GPT Store
「Lifestyle(日常生活)」カテゴリーでは、旅行、ワークアウト、スタイル、食事など、日常生活を豊かにするための「GPTs」が紹介されています。健康、趣味、ライフスタイルに関する日常生活に役立つヒントやサポートを提供します。
以下は、Lifestyle(日常生活)の「GPTs」をランキング順にそれぞれ簡潔に紹介したものです。
- Mia AI, your Voice AI Companion: あなたの声を活用して最高のバージョンのあなたを見つけるためのAIコンパニオンです。アクティブにするには、Chrome拡張機能をダウンロードしてください。
- GPT Shop Keeper: カスタムGPTを検索し、作業に合わせた最適なものを見つける非公式GPTアプリストアです。
- DeepGame: ゲームのストーリーをキャラクターとしてプレイし、次のアクションを決定します。各ステップを強化するための新しい画像を生成します。
- Visual Weather Artist GPT: あなたの居住地またはその他の場所の現在の天候状態を描画します。
- 老婆、该怎么办?: 日常生活で遭遇する様々な問題に対し、対処方法を提案します。
- Tattoo GPT: タトゥーのアイデアの洗練、提案、ビジュアルプレビューの生成を支援します。
- What should I watch?: あなたの好みや好みに基づいて映画やテレビ番組を見つけます。
- GIF Maker: 指示に従ってユニークなGIFをブレンドして作成します。
- 易经生肖师傅: 易経と生肖を用いた占い、人間関係や運勢についての助言を提供します。
- Negative Nancy: コード、記事、エッセイなど、あらゆるものをレビューします。
- Healthy Chef: 視覚的かつ栄養的な洞察を持ってレシピを作成します。
- Home Style Advisor: 自宅の写真を分析し、スタイルやデザインに関する提案を行い、DALL·Eを使用して視覚的なアイデアを生成します。
これらの「GPTs」は、日常生活の質を向上させるユニークな方法を提供し、個人の趣味やライフスタイルに合わせたサービスを提供しています。
「GPT Store」は、まさに無限の可能性を秘めた「GPTsの宝庫」
以上、「Featured(特集)」から「Lifestyle(日常生活)」に至るまで、さまざまなカテゴリーの中で最も人気のある「GPTs」を一緒に見てきました。
これらの「GPTs」は、あらゆるニーズに合わせて独自の解決策を提供し、各々が特定の分野において革新的なアプローチを魅力的に展開しています。
「Featured(特集)」では、毎週注目される優れた「GPTs」がピックアップされ、ユーザーの創造性を刺激します。一方で、「Trending(トレンド)」では、コミュニティによって最も人気を博している「GPTs」が紹介され、その人気の理由を探求する機会を与えてくれます。
「By ChatGPT(OpenAI製)」から「Lifestyle(日常生活)」まで、各カテゴリーは私たちの日々の生活や学習、仕事を支援し、より豊かで効率的なものに変えるための「GPTs」を提供しています。画像生成から文章執筆、プログラミングスキルの向上から教育的なサポートまで、「GPT Store」は私たちの好奇心と学びをサポートする多種多様なツールを提供してくれることがわかりました。
この「GPT Store」を利用することで、私たちはより生産的に、よりクリエイティブに、そして何よりもより賢く働くことができるようになります。
OpenAIが提供するこの豊富なリソースは、私たち全員にとって価値ある資産であり、これからも新しいGPTsの発見とともに、私たちの可能性を広げてくれるでしょう。「GPT Store」であなたの探求を始め、無限の可能性への扉を開いてみましょう!
「GPT Store」の使い方:初心者向けガイド
「GPT Store」を活用するには、まずはアクセス方法を知ることから始めましょう。
「GPT Store」にアクセスするには?
「GPT Store」にアクセスするには、ChatGPTにログインして、下の画面の「Explore GPTs(GPTを探索する)」をクリックします。
すると、下の画面が表示されます。これが「GPT Store」のトップページです。
「GPTs」の探し方
「GPT Store」では、用途に応じて最適な「GPTs」を見つけることができます。
探し方は大きく2つあります。1つ目は、前に紹介した各カテゴリで紹介されている人気のGPTsから探す方法です。
「GPT Store」 全カテゴリ 一覧
2つ目は、「GPT Store」の上部に表示されている検索ボックスから探す方法です。
検索ボックスにキーワードを入力して検索すると、下の図のように関連する「GPTs」が表示されます。
このように「GPT Store」の直感的なナビゲーションとユーザーフレンドリーなインターフェースのおかげで、必要な「GPTs」を見つけることはとても簡単です。
「GPTs」の使い方
気になる「GPTs」が見つかったら、その「GPTs」名をクリックすると「GPTs」のページが開きます。
そのまま、すぐに利用することができます。
または、「GPTs」のページには機能や使い方などが記載されているので、それを確認するだけでも大丈夫です。
例えば、Featured(特集)でも紹介されている人気のGPTs「Consensus」をクリックします。
すると、下の画面のように「Consensus」のページが開きます。赤枠には「GPTs」の紹介文、そして青枠には、すぐに使えるプロンプトが4つ表示されています。
多くの「GPTs」は直感的なインターフェースを持っているため、特に技術的な知識がなくても使い始めることができます。
もし使い方に迷ったら、直接「GPTs」に「どうやって使うのか教えてください」と聞くといいでしょう。
また、左上の「GPTs」をクリックすると、下の画面のようにメニューが開きます。
メニューからは、新しいチャットを始めたり、詳細を見たり、サイドバーに固定したり、「GPTs」のリンクをコピーしたりすることができます。
「GPT Store」の醍醐味は、まさに探索と発見にあります。あなたの目的や興味に合わせて、様々な「GPTs」を試し、新しい発見を楽しんでください!
問題解決から学習、趣味の発展まで、「GPT Store」はあなたの可能性を無限に広げてくれるはずです。
自分だけの「GPT」を作成する方法
「GPT Store」を利用していると、「自分だけのGPTを作りたい」と思う瞬間が訪れるかもしれません。
実は「GPT Builder」を使えば、特別な技術的スキルがなくても、個人的なGPTを簡単に作成することができるのです。作成プロセスは直感的で、ユーザーが自分の意図を自然言語で指示することで、カスタムGPTが生まれます。
作成プロセスは次のように進みます。まずは、「GPT Builder」を開いてみましょう。
「GPT Builder」を開く
ChatGPTにログインして、「Explore GPTs(GPTを探索する)」をクリックします。
「GPT Store」のページが表示されたら、右上の[+GPTを作成する]ボタンをクリックします。
下の画面が、自分だけのGPTを作ることができる「GPT Builder」の画面です。
以下は、「GPT Builder」からの最初のメッセージです。
GPT Builder
こんにちは!新しいGPTを作るのを手伝います。例えば、”新商品のビジュアル制作を手伝ってくれるクリエイターを作る “とか、”私のコードのフォーマットを手伝ってくれるソフトウェアエンジニアを作る “とか。
あなたは何を作りたいですか?
それでは、実際に自分のGPTを作ってみます。
「GPT」の作り方:5ステップ
「GPT Builder」には、下の図のように「Create」タブと「Configure」タブがあります。
それぞれのタブを下に簡単に説明します。
「GPT」を作る2つのタブ
- 「Create」タブ:直感的に自然言語で「GPT」を作ることができます。
- 「Configure」タブ:8つの設定項目を入力(編集)して「GPT」を作ることができます。
今回は、初心者におすすめの「Create」タブで「GPT」を作る方法を以下に紹介します。
ステップ①「GPT」の作り方:作りたい「GPT」の概要を伝える
試しに、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
プロンプトは日本語を使うことができますが、ChatGPTの回答は英語です。
また、右側の「Preview」画面には、「小学生に算数を教え、興味を引き出すガイド」と表示されました。
今回のChatGPTの回答をそのまま紹介します。
GPT Builder
素晴らしい選択だ!小学生に算数を教えるGPTは楽しそうだし、教育的だ。名前は「Math Buddy」でどうでしょう?いかがですか?
ステップ②「GPT」の作り方:GPTの名前を決める
ステップ①の「GPT Builder」の回答に対して、以下の返答をしました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
「GPT」の名前が希望どおり「Math Teacher」と設定され、自動でアイコン(プロフィール写真)を作成してくれました。
ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
GPT Builder
これは数学教師のプロフィール写真です。暖かく、親しみやすく、教育的なデザインになっています。お気に召しましたか、それとも変更しますか?
ステップ③「GPT」の作り方:GPTのアイコン(プロフィール写真)を決定する
ステップ②の「GPT Builder」の回答に対して、以下の返答をしました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
「GPT Builder」の回答が、いきなり日本語になってビックリしました…
ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
GPT Builder
素晴らしいです!それでは、Math Teacherのさらなる詳細についてお話ししましょう。
まずは、Math Teacherがどのように生徒と対話するかについて考えましょう。例えば、生徒が質問に答えられない場合、Math Teacherはどのように対応すべきだと思いますか?また、生徒が正解した場合の反応はどうあるべきでしょうか?
ステップ④「GPT」の作り方:GPTの内容を具体化する
ステップ③の「GPT Builder」の回答に対して、以下の返答をしました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
今回も日本語で回答してくれました。ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
GPT Builder
次に、Math Teacherがどのようなタイプの数学の問題を扱うかを考えましょう。基本的な算数の問題(加算、減算、乗算、除算)から始めるのがよいでしょうか?それとも、図形の面積や分数など、もう少し進んだトピックを扱うことをお考えですか?
「GPT Builder」の回答に対して、以下の返答をしました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
最後の問いになりました。ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
GPT Builder
最後に、Math Teacherがどのような言葉遣いやトーンで生徒に話しかけるかを考えましょう。たとえば、楽しくて親しみやすいトーンで会話することが望ましいですか?それとも、もう少しフォーマルなアプローチが良いでしょうか?また、生徒に対する励ましの言葉や、数学に関する興味深い事実を共有することで、学習をもっと楽しくする方法はありますか?
ステップ⑤「GPT」の作り方:GPTの完成!
ステップ④の「GPT Builder」の回答に対して、以下の返答をしました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
GPT Builder
Math Teacherは、小学生に算数を教えるのに最適なGPTになりそうです!子供たちが数学の学習を楽しく、やる気を持って取り組めるようサポートします。
さて、Math Teacherを実際に試してみませんか?右側のプレイグラウンドで、Math Teacherに質問してみてください。何か改善点があれば、いつでも教えてくださいね。他に気になる点はありますか?
以上で、小学生に算数を教えるGPT「Math Teacher」が完成しました!作成時間は10分以内でした。
このように5ステップで、誰でも「GPT」を手軽に作り上げることができます。
こちらが、今回作成したGPT「Math Teacher」のリンクです。よろしければお試しください。
なお、「Configure」タブを使った「GPT」の作り方など、詳しい「GPT Builder」の使い方についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
「GPT」作成者を、「個人名」からリンク入りの「ウェブサイト(URL)」に変更できます
「GPT」の作成者情報は、初期設定では下の図のように「ChatGPTに登録されている個人の名前」が表示されます。
実は、この「個人名」を、下の図のようにリンク入りの「ウェブサイト(URL)」に変更することができます。
リンク入りなので特定のウェブサイトへの誘導ができます。自分のプロフィールやブランディング、ビジネスなどを反映することができますので、おすすめです。
「GPT」作成者を、「個人名」からリンク入りの「ウェブサイト(URL)」に変更する方法についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
自作「GPT」を「GPT Store」に出品する方法
自分の「GPT」の作成が完了したら、「GPT Store」に出品してみましょう。
「GPT」の画面の右上の[保存]ボタンをクリックします。
下の画面が表示されますので、公開先の中から「公開」を選択します。
次に、カテゴリーを選択します。「∨」をクリックすると、全カテゴリーが表示されるので該当のカテゴリを選択します。
公開先とカテゴリの選択ができたら、[確認]ボタンをクリックします。
下の画面のように「公開されました!」と表示されたら、「GPT Store」に出品完了です。
早速、今回作成したGPT「Math Teacher」を「GPT Store」で検索してみました。下の図のように、正常に反映されていることが確認できました。
「GPTs」で収益化する方法
「GPT Store」は2024年1月10日に正式リリースされ、開発者たちには自らの「GPTs」を公開し、収益化する新たなチャンスが提供されました。
約2ヶ月で300万以上のカスタムGPTが作成されるなど、創造力が爆発しているのが「GPT Store」の現状です。
「GPTs」の収益化プログラム
「GPT Store」では、2024年第1四半期(1月から3月)中に開発者向けの収益化プログラムが開始される予定です。
米国在住の開発者が最初の対象とされ、利用者のエンゲージメントに基づいて報酬が支払われます。
これにより、開発者は自分たちが作成した「GPTs」を「GPT Store」で公開し、より多くのユーザーに使ってもらうことで、直接的な収入源を得ることが可能になります。
日本での収益化プログラム開始の発表が本当に待ち遠しいですね。
収益化のためのガイドラインと注意点
しかし、ただ単に「GPTs」を公開するだけではなく、「GPT Store」のガイドラインと利用規約に準拠している必要があります。
「GPTs」が「Everyone」で公開されていること、そして開発者のプロフィールが公開されていることが基本条件です。
さらに、GPTsがOpenAIの安全基準やブランドガイドラインに合致しているかの審査を受ける必要があります。これには、人間によるレビューと自動化されたシステムの両方が利用され、ユーザーからのレポートも受け付けています。
つまり、収益化の道は開かれていますが、そのためにはOpenAIの設定する一定の品質基準と責任ある運用が求められます。
「GPT Store」の利用ポリシーとブランドガイドラインの詳細
「GPT Store」の登場により、私たちは新たな創造の時代へと一歩を踏み出しました。
しかし、この無限の可能性を秘めたプラットフォームを使いこなすには、ある重要なルールがあります。
それが、OpenAIが定める「Usage policies(利用ポリシー)」と「Brand guidelines(ブランドガイドライン)」です。これらは、全てのGPTsが安全かつ責任ある形で使用されることを目指しています。
利用ポリシーとブランドガイドラインについて詳しく紹介します。
利用ポリシー
「GPT Store」では、全てのユーザーが安全かつ責任ある方法でサービスを利用できるように、以下のような一般的なポリシーが設定されています。
- 法律の遵守:プライバシーの侵害、適用される規制に準拠せずに行う活動、違法行為(子どもの搾取や違法物質の開発・流通など)への関与は禁止されています。
- 自傷行為や他害行為の防止:自殺や自傷を促す内容、武器の開発や使用、他人への傷害や財産の破壊、サービスやシステムのセキュリティ違反に関連する行為は禁止されています。
- 出力内容の適切な使用:詐欺、スパム、誤解を招く行為、いじめ、ハラスメント、名誉毀損、保護属性に基づく差別、児童性的化、暴力や憎悪の促進、他人の苦痛を利用する行為は禁止されています。
- セーフガードの尊重:OpenAIによりサポートされている例外(例えば、Red Teaming Networkのドメイン専門家)や、共有・公開ポリシーに従った研究を除き、サービスのセーフガードや安全対策を回避する行為は禁止されています。
- 児童性的虐待素材(CSAM)の報告義務:CSAMに該当する内容を発見した場合、国立失踪・搾取児童センターに報告する。
OpenAI APIプラットフォームでの構築
OpenAI APIプラットフォームでは、カスタムアプリケーションの構築が可能です。しかし、以下のような特定のポリシーが適用され、ユーザーの安全と権利を守るために厳格に管理されています。
- 他人のプライバシーの保護:適用法律に準拠して個人データを取り扱うこと、バイオメトリクスシステム(顔認識等)の使用禁止、スパイウェアや監視ツールの使用禁止。
- 他人の安全、幸福、権利への影響:専門家のレビューなしに法律、医療、財務アドバイスを提供すること、個人の安全や権利に影響を与える分野での自動化された決定の行使、実質的なギャンブルや高利貸しを促進すること、政治キャンペーンやロビー活動への関与、民主的プロセスへの参加を阻害する行為は禁止。
ChatGPTでの構築
ChatGPTを使用して他者向けの体験を構築する際、以下のサービス固有のポリシーが適用されます。
- 他人のプライバシー保護:適用法律に準拠した個人データの取り扱い、決済カード情報や政府発行の識別情報、APIキー、パスワードなどの機密情報の収集や使用の禁止、バイオメトリクスによる識別システムの使用禁止。
- 安全、幸福、権利への影響:ユーザーの承認なしに代行行動を取ること、法的、医療、財務アドバイスの提供、個人の権利や幸福に影響を与える分野での自動決定の行使、ギャンブルや高利貸しの促進、政治キャンペーンやロビー活動への関与は禁止。
「GPT Store」のポリシー
「GPT Store」では、全てのGPTsがユーザーにとって適切であることを保証するためのポリシーがあります。
- 例えば、不適切な言葉を含む名前のGPTや、過度に暴力的な内容を描写または促進するGPTは許可されません。また、恋愛関係を目的としたGPTや規制された活動を行うGPTも禁止されています。
- これらのポリシーは、提出時に自動的に、または追加レビューを通じて後から適用されることがあります。
「Brand guidelines」: GPTの命名と表現規則
「GPT Store」では、GPTの命名と表現に関しても明確なガイドラインが設けられています。
これは、GPTが提供するサービスやアプリケーションの本質を正確かつ適切に反映するために重要です。
- 命名規則の明確化:GPTの名前は、そのアプリやサービスの内容を適切に反映するよう選ばれるべきです。名前の末尾に「GPT」と付けることは推奨されませんが、禁止されているわけではありません。
- 商標や公的人物の使用制限:他の組織の商標や公的人物の名前をGPTの名前やロゴに無断で使用することは禁止されています。ビルダーは、多くの一般的な商標についてドメインの検証を通じて使用を許可されることが期待されます。これにより、ユーザーは信頼できる製品を見つけやすくなります。
以上の利用ポリシーとブランドガイドラインは、「GPT Store」及び関連サービスの安全性と有用性を確保し、全てのユーザーに信頼できる体験を提供するために不可欠です。
これらのルールを遵守することで、技術の進歩と共に社会の安全と倫理を保ちながら、創造性を最大限に発揮することができます。
最新情報の確認
利用ポリシーとブランドガイドラインは、変更や更新される可能性があるため、最新の情報については以下のOpenAIの公式サイトで定期的に確認することをお勧めします。
ユーザーとして、また開発者として、これらのガイドラインを遵守することで、「GPT Store」のポテンシャルを最大限に活用し、安全で倫理的なAI技術の進展に貢献することができます。
【2024/1/30追記】恋愛系GPTは削除!AI恋人の取り扱いに関するOpenAIの姿勢
2024年1月10日(現地時間)、OpenAIは「GPT Store」を立ち上げましたが、特定の問題が浮上しています。
Gizmodo USによると、サム・アルトマンCEOはAI恋人の作成を禁止していますが、このポリシーは現実にはあまり適用されていないようです。
AI恋人の急増とOpenAIの対応
「GPT Store」の立ち上げから数時間で、AI恋人アプリが急増しました。
これらには「Korean Girlfriend」や「Virtual Sweetheart」といった名前が付けられており、OpenAIはこれらのアプリに対する取り締まりを開始。一部は削除されましたが、完全な禁止には至っていません。
開発者たちは名前を変えて、恋人アプリを隠密に提供し続けています。
AI恋人問題の歴史とテクノロジー企業の姿勢
ロボットとの恋愛やセックスは新しいトピックではなく、古代ギリシャ時代にまでさかのぼる歴史があります。現代のAI技術においても、性的なロボットや恋愛を模倣するAIの要望が存在します。
しかし大手テクノロジー企業は、ユーザーに対して、保守的で厳格な倫理規範を強いる傾向があります。これは、投資家の利益や企業イメージを守るための措置として見られています。
OpenAI自体がこの禁止ポリシーをどれほど厳格に実施するかについては不透明です。AI恋人問題に対する最善の解決策は、現在のところ明確ではありません。
一方で、テクノロジーによる孤独感の増加とその解決策としてのAIの利用が議論されています。しかし、これらのAI恋人や友人を作成する開発者は、必ずしもユーザーの最善を考慮しているわけではなく、AIの恋人が必ずしも良いものであるとは限らないとの見方もあります。
AI恋人問題の問題に関しては、OpenAIは明確な立場を取っておらず、単に企業としての道徳的なフロントを維持しようとしているだけのようです。今後の展開を見守る必要がありそうです。
まとめ
この記事では、「GPT Store」の基本的な概念、機能、そしてその利用方法について詳しく解説しました。
このAI技術革新の最前線かつ斬新なプラットフォーム「GPT Store」は、ChatGPTの機能を新たな次元に引き上げるプラットフォームです。
「GPT Store」では、ユーザーが自由にカスタマイズできる「GPTs」を探索し、自分のニーズに合わせて使いこなすことができます。さらに、自分自身の「GPT」を作成し、公開して収益化する方法についても掘り下げました。
その過程で、ユーザーは「GPT Store」の利用ポリシーとブランドガイドラインに従い、安全かつ責任ある形でサービスを利用することが求められます。
これらの知識を活用することで、あなたのChatGPT体験はより豊かで効果的なものになるでしょう。
最後に、「GPT Store」の重要なポイントをまとめます。
「GPT Store」の重要なポイント
- 「GPT Store」の主要な機能と特徴: 様々なカテゴリーの「GPTs」を探索し、使用することができます。
- 「GPTs」のカテゴリー: Featured、Trending、By ChatGPTなど、多様なカテゴリーが用意されています。
- 自分だけのGPTの作成と公開: 「GPT Builder」を使用して独自の「GPT」を作成し、「GPT Store」で公開することが可能です。
- 収益化プログラム: 自作の「GPT」を公開し、使用されることで収益を得ることができます。
- 利用ポリシーとブランドガイドライン: 安全かつ責任ある使用を確保するための規則があります。
「GPT Store」は、あなたの創造性を新たな高みへと導く強力なプラットフォームです。
さあ、今すぐ探索や「GPTs」の制作を始めて、無限の可能性を手に入れましょう!
これまでに紹介したChatGPT「GPTs」の一覧
「GPTs(GPT Builder)」を使えば、誰でも簡単にカスタムGPTを作ることができます。
OpenAIの公式発表によると、「GPTs」発表からわずか2ヶ月ほどで、300万を超える「GPTs」が作成されたということです。
無限に生み出される「GPTs」から、優良のGPTを見つけ出すのは大変です。
そこで、当サイトではおすすめの「ChatGPT GPTs」の使い方の紹介をシリーズ化しています。今後も楽しみにして頂けると嬉しいです。
これまでに紹介した「ChatGPT GPTs」は、定期的に更新される「GPTs(GPT Builder)(カテゴリページ)」にて詳しく解説しています。
ぜひ、他の「GPTs」もチャレンジされてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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