ChatGPTのプラグインは便利な拡張機能でしたが、2024年4月9日に提供が終了しました。
本記事では、【Link Reader】プラグインの使い方を解説していますが、今後の利用には、より進化したChatGPTのGPTs「Link Reader」GPTをお勧めします。
ChatGPTの発展を理解し、【Link Reader】プラグインの詳細を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
あなたはこれまでに、情報を探すために長い時間を費やしたり、長い記事や難解なレポートを読むことに苦労したことはありませんか?
それがもう必要ないとしたら、どうでしょうか。
それが、今回紹介するおすすめのChatGPTの人気プラグイン「Link Reader」です。
「Link Reader」プラグインとは、一言でいうとウェブページ、PDF、PowerPoint、Word、画像ファイル、YouTubeなど、さまざまな種類のリンク先から情報を抽出し、その内容の要約や解説をする機能を追加するツールです。
例えば、あなたが読みたいウェブページやPDF、画像、動画などのリンクを「Link Reader」プラグインに教えると、その内容を読み取って要約したり、質問に答えたりしてくれます。
この記事では、「Link Reader」プラグインの使い方を詳しく解説します。
このプラグインがどのように動作し、どのようにしてあなたの情報収集を助けるのかを理解することで、あなたの情報収集がこれまで以上に効率的になります。
また、同様の機能を持つ2つのプラグイン「WebPilot」、「AskYourPDF」、「Video Insights」との比較もします。どのプラグインが最適かがわかります。
さらに、「Link Reader」プラグインと「HeyGen」プラグインの組み合わせを試したところ、完全自動で「ブログ記事の要約の動画」が作成できることに衝撃を受けました。記事の中で追記してますので、そちらもぜひご覧ください。
この記事を読むことで、以下のメリットがあります。
- 「Link Reader」プラグインの使い方を学べる
- 実際の使用例を通じて、「Link Reader」プラグインの機能を理解できる
- 同様の機能を持つ他のプラグイン「WebPilot」、「AskYourPDF」、「Video Insights」との比較を通じて、どのプラグインがあなたのニーズに最適かを見つけることができる
情報を探す時間を大幅に短縮し、より深く理解するための鍵、「Link Reader」プラグインの使い方を探求しましょう。
あなたの情報収集を一変させる第一歩になることを願ってます!
ChatGPTのプラグインとは?
OpenAIが、ChatGPTの新機能として「プラグイン(Plugins)」のβ版を2023年5月12日から提供を開始しました。
「プラグイン(Plugins)」とは、あなたのChatGPTをより強力で多機能にカスタマイズするための追加ツールのことです。ChatGPT Plusユーザーであれば誰でも使用可能です。
なお、「プラグインってなに?」や「ChatGPTのプラグインとは?」など疑問に思っている方のために、「プラグインの基本」や「プラグインの一覧」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
プラグインを初歩から知りたいという方の参考になれば嬉しいです。
「Link Reader」とは?開発元、開発目的は?
「Link Reader」は、OpenAIによって開発されたツールです。
インターネットにある膨大な量の情報から、人々が情報を探すときは大変です。また、それら全てを読むのも大変ですし、専門的な知識がないと理解するのが難しいかもしれません。
そんな情報を探すときの手間を減らし、より早く、より簡単に必要な情報を得られるようにするために開発されたのが、「Link Reader」です。
「Link Reader」プラグインで何ができる?
ChatGPTの「Link Reader」プラグインは、ウェブページ、PDF、PowerPoint、Word、画像ファイル、YouTubeなどのリンク先から情報を抽出し、その内容の要約や解説をするツールです。
これにより、デジタルコンテンツの内容を読んだり理解したりする時間や手間を、大幅に節約することができます。
「Link Reader」プラグインの主な機能
- ウェブページの内容を読み取り:ウェブページのURLを入力するだけで、そのページの内容を読み取ってくれます。
- ドキュメントの解析:PDF、PowerPoint、Wordなどのドキュメントの内容を読み取ります。
- 画像のテキスト解析:画像に書かれているテキストを読み取ることができます。
- 動画のトランスクリプト解析:YouTubeの動画などのトランスクリプト(字幕)を読み取ります。
- Google検索のサポート:キーワードを入力すると、Googleでの検索結果をまとめて表示します。
- 言語翻訳:外国語の文章をあなたの母国語に翻訳します。
例えば、ある学生が科学のレポートを書くために特定の研究論文の情報が必要だとします。その論文は長くて難しいかもしれません。
しかし、「Link Reader」プラグインを使えば、その論文の内容を学生が理解しやすい形で要約してくれるので、学生は時間を節約し、難しい内容も理解しやすくなります。
別の例では、ビジネスパーソンが新しい市場戦略を立てるために、競合他社の最新のマーケティング戦略について調査するとします。
その際にも「Link Reader」プラグインを使えば、競合他社のウェブサイト、ブログ、プレスリリース、報告書などのリンク先の内容の要約や解説をすぐに入手できます。
これにより時間を節約し、得られた情報を元に自社のマーケティング戦略をより効果的に計画することができます。
このように、「Link Reader」プラグインは、学生、教師、研究者、ジャーナリスト、ビジネスパーソンなど、情報必要とする人にかなり役立つツールです。
特に、時間が限られている人や、専門的な知識を必要とする情報を探している人にとっては、このプラグインは非常に重宝するはずです。
ChatGPTのプラグイン「Link Reader」の使い方
それでは、ChatGPT(GPT-4)で「Link Reader」プラグインを使ってみます。
まずは、「Link Reader」プラグインをインストールします。
「Link Reader」プラグインをインストール
Plugin storeから「Link Reader」を探します。
[Popular]で見つかったので、かなり人気のプラグインのようですね。
[install]ボタンをクリックしてインストールします。
「Link Reader」が選択されていることを確認します。
「Link Reader」プラグインの使い方を聞いてみる
初めてプラグイン「Link Reader」を使うので、まずはChatGPTにプラグイン「Link Reader」の使い方を下記のように聞いてみました。
プロンプト:
プラグイン「Link Reader」の使い方をステップ形式で、初心者にわかりやすく教えてください。
するとChatGPTから、下記の回答が返ってきました。
基本的な使い方として、次のステップが回答されました。ChatGPTの返答をそのまま紹介します。
ステップ1: リンクを準備する
まず、情報を取得したいウェブページやドキュメントのURLを準備します。このURLは、ウェブブラウザのアドレスバーからコピーできます。
ステップ2: リンクをChatGPTに提供する
次に、そのURLをChatGPTに提供します。ただし、その際には「Link Reader」を起動するためのキーワードを含める必要があります。例えば、「このリンクの内容を読んでください」というようなフレーズを使うことができます。
ステップ3: 「Link Reader」が情報を解析する
ChatGPTは「Link Reader」プラグインを使用して、提供されたURLの内容を解析します。このプロセスでは、ウェブページやドキュメントのテキストが読み取られ、理解されます。
ステップ4: 結果を受け取る
「Link Reader」が情報を解析し終えると、その結果がChatGPTによって提供されます。これは、ウェブページやドキュメントの要約、特定の情報の提供、または質問への回答といった形で行われます。
注意点: 「Link Reader」は著作権とプライバシー法を尊重します。パスワードで保護されたリソースやアクセス制限があるリソースからは情報を取得できません。また、適切な許可がある場合を除き、個人情報を含むリソースから情報を取得することはありません。
以上が「Link Reader」プラグインの基本的な使用方法です。これにより、ウェブページやドキュメントからの情報取得が大幅に容易になります。
↑ChatGPTの回答はここまで↑
ステップは4つありますが、とても簡単そうですね!
まとめると、つまり「Link Reader」プラグインには次のようにプロンプトを出せば良いということになります。
例:ウェブページの内容を知りたい
- 「Link Reader」プラグインを選択
- 「URL(ウェブページのアドレス)
このリンクの内容を読んでください」 - 2のプロンプトをチャットに入力して送信
なんと、「情報を取得したいウェブページやドキュメントのURL」と「プロンプト(命令文)」を書いて送信するだけ!ものすごく簡単ですね!
「Link Reader」プラグインを使ってみた!
それでは実際にChatGPTの「Link Reader」プラグインを使ってみます。
リンク先のウェブページの内容を「Link Reader」プラグインに読んでもらった結果は?
まずは、当ブログ「ChatGPTの学校」の記念すべき初投稿の記事「ChatGPTとは?始め方、日本語での使い方、活用方法を解説!まずは無料登録から」の内容を読んでもらいます。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
まず要約として、下記のとおり187文字でまとめてくれました。
この記事では、OpenAIが開発した「ChatGPT」について詳しく解説しています。ChatGPTとは何か、その背景や開発元であるOpenAIについて、さらにChatGPTのメリットやデメリット、無料版の始め方についても分かりやすく説明しています。また、将来の展望に関しても触れ、技術進化や新たなビジネスチャンス、倫理やプライバシーに関する課題と対策について考察しています。
その下には、記事の主な内容を5つのポイントでまとめてくれました。
ただ、よく見るとポイントの中にChatGPTのメリットが2つあるので、書き直してもらった方が良さそうです。
なお、今回の要約の全部の文字数を合計すると670文字でした。
記事は約14,000文字の記事なので、かなり要約されています。結構な時短が可能という結果になりました。
PDFの内容を「Link Reader」プラグインに聞いてみた結果は?
次に、ChatGPTの「Link Reader」プラグインを使って、PDFの内容を聞いてみます。
例として、JAXA(宇宙航空研究開発機構)から「宇宙理工学委員会 国際宇宙探査専門委員会 火星探査調査の科学探査タスクフォース中間報告書」という小難しく興味深い37ページのPDFを使ってみます。
以下のプロンプト(命令文)を入力しました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
37ページのPDFを615文字でまとめてくれました。
小難しい専門的な内容にも関わらず、素人にも大まかには理解できる素晴らしい要約になってます。
画像の内容を「Link Reader」プラグインに聞いてみた結果は?
「Link Reader」プラグインで、実は一番気になっていたのは画像の内容の読み取りです。
当ブログで使用した下のアイキャッチ画像(記事「OpenAI ChatGPT公式アプリが登場。レビュー紹介!まずiPhone(iOS)米国で」より)を例として試してみました。
以下のプロンプト(命令文)を入力しました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
このリンクは、画像ファイル(PNG)へのリンクです。画像の内容を直接読むことはできませんが、OCR(Optical Character Recognition)を使用して画像内のテキストを読み取ることができます。
画像の内容は以下の通りです:
- “eal!”
- “| |OpenAl Zst7 ZY)”
- “ChatGPT”
- “米国 で iOS の み”
なお、OCRによる読み取りは完全ではないため、画像内のテキストが正確に読み取られているかは保証できません。
画像にはOCR(Optical Character Recognition)が使われる
画像のテキストは、OCR(Optical Character Recognition)で読み取るとのこと。
一部の日本語は読み取れてますが、今のところは完全ではないようです。
【追記6/19】英語のサイトを「Link Reader」プラグインに翻訳してもらった結果は?
翻訳もできるということがわかったので、英語のサイトの翻訳をお願いしててみました。
リンク先は、「ChatGPTを開発するOpenAIのサム・アルトマンCEO」にインタビューしたForbesの記事「Exclusive Interview: OpenAI’s Sam Altman Talks ChatGPT And How Artificial General Intelligence Can ‘Break Capitalism’」です。
以下のプロンプト(命令文)を入力しました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
「簡潔に翻訳した」とありますが、予想よりも長文だったので、内容をできる限り多く翻訳してくれた感がありますね。バッチリまとめてくれました。
英語のサイトでも、ブラウザで翻訳して読むことはできますが、こうして翻訳してまとめてしてくれると非常に助かります!
なお、これまで同様以下のプロンプト「このリンクの内容を読んでください」と入力した場合も比較として載せておきます。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
やはり、プロンプト「このリンクの内容を読んでください」の場合は要約になって、これまで同様に箇条書きで見やすくまとめてくれますね。
プロンプトを「このリンクの内容を翻訳してください」とするか、「このリンクの内容を読んでください」は、用途や好みで使い分けるといいですね。
同様の機能を持つ「WebPilot」プラグインとの比較
以前、当ブログで紹介した「WebPilot」プラグインも、「Link Reader」プラグインと同様の機能があり、指定したページの特定の情報を要約することができるツールです。
「WebPilot」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
そこで、この項目では「Link Reader」と「WebPilot」のリンク先の要約の回答内容を比較してみました。
ちなみに、先に結論をいうと回答速度以外は、どちらでもバッチリ使えます!
当ブログ記事の要約を比較してみた結果は?
「WebPilot」プラグインのときも、先ほど例として使用した当ブログの記念すべき初投稿の記事を「要約してください」とお願いしてましたので、同記事で比較してみます。
上が「Link Reader」プラグイン、下が「WebPilot」プラグインです。
文字数で比較すると、「Link Reader」は670文字、「WebPilot」は334文字でまとめられていました。
「WebPilot」プラグインは約半分の量。
それぞれの要約されていた内容を比較すると、「Link Reader」プラグインの方が、日本語の内容やまとめ方などが上手いなと感じました。
NHKの「ChatGPT 特集記事」の要約を比較してみた結果は?
次に、NHKの「ChatGPT まるわかり “異次元” AIの衝撃」という興味深い特集記事の比較をしてみました。
上が「Link Reader」プラグイン、下が「WebPilot」プラグインです。
文字数で比較すると、「Link Reader」は491文字、「WebPilot」は459文字でまとめられていました。
文字数は、ほぼ互角ですね。
次に内容を比較してみます。まずは、「Link Reader」プラグインから。
「Link Reader」プラグインの要約
- ChatGPTは、ネット上の膨大な情報を学習し、人間のように会話ができるAIです。世界中で急速に利用が広がり、私たちの生活に大きな影響を及ぼし始めています。
- 教育の現場では、小学生がChatGPTを使って作文を書く例が見られ、その表現力に驚かれています。また、ビジネスの現場では、企業がChatGPTを利用したシステムを導入し、業務効率化の効果が出ていると報告されています。
- しかし、ChatGPTの普及に伴い、その能力のすごさゆえに雇用や仕事への影響、データ利用の問題、フェイクニュースの拡散などのリスクも指摘されています。
- 教育現場では、ChatGPTの利用に対する対策や見解が求められています。東京大学や上智大学などは、ChatGPTの使用についての方針を示しています。
- ChatGPTを開発した企業のCEOは、開発者がリスクから目を背けず対処する方法を考え、人々が大きな利益を享受できるようにすることが開発者の役割であると述べています。
- 最後に、AIと暮らす未来について考える一環として、山形県の小学校では、ChatGPTを取り入れ、「AIとの付き合い方」を学ぶ授業が始まっています。
次に、「WebPilot」プラグインです。
「WebPilot」プラグインの要約
- AI「ChatGPT」の利用が急速に広がり、生活に大きな影響を及ぼしている。ビル・ゲイツ氏やイーロン・マスク氏などからも注目されている。
- 小学生がChatGPTを使って作文を書いた例があり、その表現力に驚かれた。しかし、教育現場での利用には賛否がある。
- ビジネスでは、パナソニックコネクトがChatGPTを利用したAIシステムを導入し、業務効率化の効果が出ている。
- アメリカでは、ChatGPTの普及により旅行会社の業務が変化し、雇用への影響が懸念されている。
- SF雑誌へのChatGPTを使った投稿が激増し、一部の雑誌が投稿を一時停止せざるを得なくなった。
- 教育現場では、ChatGPTを使ったレポート作成に対する見解が分かれている。一部の大学ではChatGPTの使用を制限する方針を示している。
- ChatGPTの開発者は、リスクから目を背けず対処する方法を考え、人々が大きな利益を享受できるようにすることが開発者の役割だと語っている。
- 山形県の小学校では、ChatGPTを取り入れた授業が行われ、AIとの付き合い方を学んでいる。
このNHKの特集記事の要約内容の比較は、「Link Reader」と「WebPilot」の内容を比較しても甲乙つけ難いと感じました。
もちろん、プロンプトの内容でChatGPTの回答は変わってきますから、回答が気に入らない場合はプロンプトを再度入力すればいいわけです。
ということで、唯一、「Link Reader」と「WebPilot」の比較で気になったこととすれば、回答速度でしょうか。
回答速度については、「Link Reader」プラグインの方が若干速いと感じました(その時の回線状況等にもよるかもしれません)。
それ以外は、「Link Reader」と「WebPilot」のどちらを選択しても大丈夫だと思います!
【結論】「Link Reader」と「WebPilot」のリンク先の要約の比較
「Link Reader」と「WebPilot」のどちらを選択しても大丈夫!
ただ、「Link Reader」プラグインの方が、回答速度が若干速い。
同様の機能を持つ「AskYourPDF」プラグインとの比較
次に、こちらも以前、当ブログで紹介した「AskYourPDF」プラグインとの比較です。
「AskYourPDF」プラグインは、「Link Reader」プラグインと同様の機能があり、PDFファイルの内容を取り出し、要約したりすることができるツールです。
「AskYourPDF」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
そこで、この項目では「Link Reader」と「AskYourPDF」のPDFの要約の回答内容を比較してみました。
ちなみに、先に結論をいうとどちらでもバッチリ使えますが、「AskYourPDF」の方が親切さが少々上と思う点がありました。
PDFの内容を聞いてみた結果は?
先ほど、例として使用したJAXA(宇宙航空研究開発機構)の37ページのPDFで比較してみます。
上が「Link Reader」プラグイン、下が「AskYourPDF」プラグインです。
プロンプトはともに、以下のとおり。
「AskYourPDF」プラグインの回答は以下のとおりでした。
このPDFは、火星探査計画のための国際宇宙探査委員会の科学探査タスクフォースによる中間報告書です。この報告書には、JAXA、慶應義塾大学、東京大学などのさまざまな機関からの貢献が含まれています。また、NASA、JPL-Caltech、アリゾナ大学によって作成された合成画像も含まれています。
145文字、短っ!PDFのふわっとした内容で、一言でどんなものかを教えてくれる程度でした。
「Link Reader」プラグインの方は、内容を聞くと要約してくれました。しかし、「AskYourPDF」プラグインの方はそうではないようです。
プロンプトを変更して比較してみた結果
これでは比較にならないので、「AskYourPDF」プラグインのプロンプトに「要約」の言葉を入れて試してみます。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
今回はバッチリです。PDF全体のページから、ポイントの内容をピックアップしてくれていますね。
さらに、下図のようにその内容に関する該当のページも教えてくれています。
その箇所を詳しく読みたいときにページが表示されているのはかなりポイント高いと感じました。
これについては、「AskYourPDF」プラグインの方が、親切さは上でした。
ただ、プロンプトを工夫すれば、「Link Reader」プラグインでも同様のことは可能なはずです。
「Link Reader」プラグインでもページの表示が可能
「Link Reader」プラグインでもページの表示はできるはずということで、下記のプロンプトを「Link Reader」プラグインに入力してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
項目が12個表示されて長くなったので、画像は短くカットしました。
下図のとおり、「Link Reader」プラグインでもページの表示ができました。
ちょっと気になったのは、「このリンクの内容を読んでください」だけのプロンプトのときは、5個の内容にまとめてくれたのに対して、今回は12個とかなり増えたことです。
ページの表示を頼んだことで、より詳細まで内容を表示しようとしたのかもしれません。
ということで、唯一、「Link Reader」と「AskYourPDF」の比較で気になったことは、ページの表示でした。
ただ、これはプロンプトに入力すれば解決できたので、「Link Reader」と「AskYourPDF」のどちらを選択しても大丈夫だと思います!
【結論】「Link Reader」と「AskYourPDF」のPDFの要約比較
「Link Reader」と「AskYourPDF」のどちらを選択しても大丈夫!
ただ、「AskYourPDF」の方が親切さが少々上。
【6/19追記】同様の機能を持つ「Video Insights」プラグインとの比較
以前、当ブログで紹介した「Video Insights」プラグインも、「Link Reader」プラグインと同様の機能があり、YouTubeの内容を読み取って要約をすることができるツールです。
「Video Insights」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
そこで、この項目では「Link Reader」プラグインと「Video Insights」プラグインの動画の要約の回答内容を比較してみました。
ちなみに、先に結論をいうと、簡潔に内容を知りたい場合は「Video Insights」プラグイン、より詳しく内容を知りたい場合は「Link Reader」プラグインでした!
OpenAI CEOサム・アルトマンのインタビュー動画の要約を比較してみた結果は?
「Video Insights」プラグインのときに例として使用した、米国のABCニュースが2023年3月18日にOpenAI CEOサム・アルトマンにインタビューした21分のYouTube動画「OpenAI CEO, CTO on risks and how AI will reshape society」を、「Link Reader」プラグインでも試してみました。
「Link Reader」プラグインに、以下のプロンプト(命令文)を入力しました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
そして、下が「Video Insights」プラグインで試した際の要約です。
パッと見でお気づきのとおり、文量が圧倒的に「Link Reader」プラグインが多いです。
「Link Reader」プラグインは、できるだけYouTubeの内容から多くの情報をユーザーに与えたい、としている感じを受けました。
対して、「Video Insights」プラグインは、簡潔により手短に、ユーザーに情報を与えようとしてます。
内容を読むと、「Video Insights」プラグインは、見出しをつけた要点や内容も、かなり短くわかりやすくまとめてます。まとめる技術は凄いですね。
ということで、簡潔に上手くまとまったYouTubeの内容を知りたい場合は「Video Insights」プラグインで、より詳しくYouTubeの内容を知りたい場合は「Link Reader」プラグインということになりました。
【結論】「Link Reader」と「Video Insights」の動画の要約比較
- 詳しくYouTubeの内容を知りたい場合は「Link Reader」プラグイン
- 簡潔にまとまったYouTubeの内容を知りたい場合は「Video Insights」プラグイン
なお、動画の長さや内容の複雑さにより、長さが変わることがあります。また、要約の詳細度は、要約を求めるリクエストの具体性にも依存します。
そのため、この結論は一つの例として参考にして頂けると幸いです。
【6/12追記】「HeyGen」プラグインと「Link Reader」プラグインとの組み合わせに衝撃!
新たに「HeyGen」プラグインを当ブログで紹介しました。
この「HeyGen」プラグインとは、テキストからアバタービデオを生成するツールです。
そこで、「Link Reader」プラグインと「HeyGen」プラグインの機能を同時に組み合わせて使ってみました。
完全自動で「ブログ記事の要約の動画」が作成できる
「Link Reader」プラグインと「HeyGen」プラグインで何をしたのかというと、当ブログの記事を「Link Reader」プラグインで要約して、その要約をアバターに話させる動画を「HeyGen」プラグインで作ってみたのです。
つまり、「Link Reader」プラグインと「HeyGen」プラグインを組み合わせると、完全自動でブログ記事の要約動画ができてしまうのです。
アバター動画の作成方法やその結果など、「HeyGen」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
【7/7追記】「Speechki」プラグインと「Link Reader」プラグインとの組み合わせで、完全自動で音声生成!
新たに「Speechki」プラグインを当ブログで紹介しました。
この「Speechki」プラグインとは、「テキストを自然で高音質な音声に変換するツール」です。
そこで、「Link Reader」プラグインと「Speechki」プラグインの機能を同時に組み合わせて使ってみました。
完全自動で「ブログ記事の要約の音声」が生成できる
「Link Reader」プラグインと「Speechki」プラグインで何をしたのかというと、当ブログの記事を「Link Reader」プラグインで要約して、その要約の音声を「Speechki」プラグインで生成したのです。
つまり、「Link Reader」プラグインと「Speechki」プラグインを組み合わせると、完全自動でブログ記事の要約音声ができてしまうのです。
音声の生成方法やその結果など、「Speechki」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
【7/20追記】同様の機能を持つ「Ai PDF」プラグインを紹介!
新たに「Ai PDF」プラグインを当ブログで紹介しました。
この「Ai PDF」プラグインも「Link Reader」プラグインと同様の機能があり、リンク先のPDFの要約ができるツールです。
そこで、下の記事では「Link Reader」と「Ai PDF」それぞれのプラグインで、PDFの要約の比較をしてみました。
「Ai PDF」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
【8/3追記】同様の機能を持つ「vidIQ」プラグインを紹介!
新たに「vidIQ」プラグインを当ブログで紹介しました。
この「vidIQ」プラグインは、「Link Reader」プラグインの機能と若干違いはありますが、YouTubeチャンネルや動画のデータ取得ができるツールです。
YouTube動画の要約以外のデータを取得したい場合におすすめです。
「vidIQ」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
【8/17追記】「Link Reader」プラグインが消えた件
「Link Reader」プラグインが、Plugin storeに出てこない(2023年8月17日時点)という現象が起きています。この現象は突然発生し、多くの方々に影響を及ぼしているようです。→ 現在は復活しました(2023年10月10日時点)。
この記事では、「Link Reader」プラグインと同様の機能を持つ代替プラグインも詳しく紹介しています。それらのプラグインは、「Link Reader」の代わりとして機能し、多くのユーザーにとって有用であることが期待されます。
「Link Reader」プラグインに頼っていた方々にとっては、突然「Link Reader」プラグインが消えたことで困惑する状況かもしれません。
しかし、「Link Reader」プラグインの代替プラグインの中には素晴らしいものも多く、その中からお気に入りを見つけることができるでしょう。合わせてお読みいただければ幸いです。
状況が変わるたびに、最新の情報を提供し続ける予定ですので、定期的にチェックしてみてください。
「Link Reader」プラグインが消えた件についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
「Link Reader」プラグインが消えたことで、代替プラグインを5つ紹介
- 「WebPilot」プラグイン:指定したページの特定の情報を要約することができるツール
- 「AskYourPDF」プラグイン:PDFファイルの内容を取り出し、要約したりすることができるツール
- 「Video Insights」プラグイン:YouTubeの内容を読み取って要約をすることができるツール
- 「Ai PDF」プラグイン:リンク先のPDFの要約ができるツール
- 「vidIQ」プラグイン:YouTubeチャンネルや動画のデータ取得ができるツール
【10/20追記】同様の機能を持つ「ChatWithPDF」プラグインを紹介!
新たに「ChatWithPDF」プラグインを当ブログで紹介しました。
この「ChatWithPDF」プラグインも「Link Reader」プラグインと同様の機能があり、リンク先のPDFの情報抽出ができるツールです。
「ChatWithPDF」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
【10/24追記】同様の機能を持つ「AskYourPDF Pro」プラグインを紹介!
新たに「AskYourPDF Pro」プラグインを当ブログで紹介しました。
この「AskYourPDF Pro」プラグインも「Link Reader」プラグインと同様の機能があり、リンク先のPDFの情報抽出ができるツールです。
「AskYourPDF Pro」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
【2024/5/25追記】同様の機能を持つ「Link Reader」GPTを紹介!
新たに「Link Reader」GPTを当ブログで紹介しました。
この「Link Reader」GPTはChatGPTのGPTsの一つで、OpenAIが開発したGPT(Generative Pre-trained Transformer)テクノロジーをベースにカスタマイズされたGPTです。
「Link Reader」GPTも「Link Reader」プラグインと同様の機能を持ち、リンク先の内容を解析し、要約や特定の情報を提供するツールです。
残念ながら、ChatGPTのプラグイン機能は2024年4月9日に終了しましたが、「Diagrams: Show Me」GPTを代替ツールとしてご活用ください。
「Link Reader」GPTについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
まとめ
「Link Reader」プラグインは、いかがでしたでしょうか?
この記事では、ChatGPTの人気プラグイン「Link Reader」の使い方を詳しく解説しました。
「Link Reader」プラグインは、ウェブページやPDF、YouTubeなどのデジタルコンテンツを読み、その内容を要約や解説する強力なツールです。
情報収集の時間を大幅に節約し、理解を深めることが可能になります。
以下に、「Link Reader」プラグインの主要なポイントをまとめます。
「Link Reader」プラグインの主要なポイント
- 「Link Reader」プラグインは、指定したリンクの内容を読み、要約や解説をします。
- プラグインの使い方は簡単で、リンクとプロンプトを準備し、それをChatGPTに提供するだけです。
- 「WebPilot」、「AskYourPDF」、「Video Insights」などの同様の機能を持つ他のプラグインと比較しても、「Link Reader」は使いやすさと精度は遜色ありません。
- 「HeyGen」プラグインと「Link Reader」プラグインとの組み合わせにより、完全自動でブログ記事の要約動画ができます。
情報があふれる現代社会で、必要な情報を素早く、簡単に手に入れるためのツールとして、「Link Reader」プラグインは非常に有用です。
これを使うことで、あなたの情報収集がこれまで以上に効率的になることでしょう!
これまでに紹介したChatGPT プラグインの一覧
ChatGPTのプラグインの数は、すでに1074種類(2023年12月12日時点)。
海外のサービスが多く、日本人に馴染みのあるサービスはかなり少ないという印象です。
しかし、僕はただ知らないというだけで使わないのはもったいと思っています。
そこで、ChatGPTのプラグインの使い方の紹介をシリーズ化しています。今後も楽しみにして頂けると嬉しいです。
これまでに紹介したプラグインは、定期的に更新される「ChatGPT プラグインの一覧(カテゴリページ)」にて詳しく解説しています。
なお、ChatGPTのプラグインは、最大3つまで同時に活用することが可能です。つまり、異なるプラグインの力を組み合わせることにより、超パワフルなChatGPTを生み出すことができます。
ぜひ、他のプラグインもチャレンジされてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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