ChatGPTのプラグインは便利な拡張機能でしたが、2024年4月9日に提供が終了しました。
本記事では、【SEO.app】プラグインの使い方を解説していますが、今後の利用には、より進化したChatGPTのGPTs(カスタムGPT)をお勧めします。
ChatGPTの発展を理解し、【SEO.app】プラグインの詳細を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
また、SEO.app 公式サイトにはアクセスできますが、ログインやサインアップはできない状態です。
あなたは、SEOに最適化した記事作成に頭を悩ませていませんか?
あるいは、SEOについての知識がなくても、効果的な記事を書きたいと思っていませんか?
この記事では、そんなあなたの問題を解決するためのおすすめのツール、ChatGPTのプラグイン「SEO.app」について詳しく解説します。
「SEO.app」プラグインとは、一言でいうとSEOに最適化された記事作成を自動化できる機能を追加するツールです。
この記事を読むことで、「SEO.app」とは何か、「SEO.app」プラグインを使って何ができるのか、そしてその具体的な「SEO.app」プラグインの使い方について理解を深めることができます。
この記事を読むことで、以下のメリットがあります。
- 「SEO.app」プラグインの基本的な使い方を学べる
- 「SEO.app」プラグインの3つの主要な機能の使い方を、具体的な例を通じて理解できる
- SEOに最適化された記事を、頭を悩ませず効率良く作成できるようになる
これらの知識を手に入れることで、あなたのウェブサイトやブログのSEOを向上させ、より多くの訪問者を引き付けることができます。
さあ、一緒に記事作成を次のレベルへと引き上げましょう!
ChatGPTのプラグインとは?
OpenAIが、ChatGPTの新機能として「プラグイン(Plugins)」のβ版を2023年5月12日から提供を開始しました。
「プラグイン(Plugins)」とは、あなたのChatGPTをより強力で多機能にカスタマイズするための追加ツールのことです。ChatGPT Plusユーザーであれば誰でも使用可能です。
なお、「プラグインってなに?」や「ChatGPTのプラグインとは?」など疑問に思っている方のために、「プラグインの基本」や「プラグインの一覧」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
プラグインを初歩から知りたいという方の参考になれば嬉しいです。
「SEO.app」とは?開発元、開発目的は?
「SEO.app」は、米国テキサス州ヒューストンにあるINKが開発しました。
INKは、SEO.appを含む複数の製品を開発している会社(SEO.app 公式サイト)です。
「SEO.app」プラグイン開発の主な目的は、ユーザーがSEO(検索エンジン最適化)に最適化された記事を簡単に作成できるようにすることです。
そもそもSEOとは?
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」を意味します。
これは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで自分のウェブサイトやブログが上位に表示されるようにするための方法です。
たとえば、あなたが「かわいい犬の写真」をGoogleで検索すると、たくさんのウェブサイトやブログが表示されますよね。
その中で最初に表示されるウェブサイトは、SEOがうまくできているウェブサイトやブログということになります。
つまり、SEOとは自分のウェブサイトをたくさんの人に見てもらうためのテクニックのことを指します。
「SEO.app」プラグインで何ができる?
ChatGPTの「SEO.app」プラグインは、Googleや他の主要な検索エンジンで上位に表示される確率を高めるために、記事の書き方や構造について専門的なアドバイスを提供する便利なツールです。
この「SEO.app」プラグインは、SEO(検索エンジン最適化)の専門知識がない方でも簡単に使えるように設計されています。
「SEO.app」プラグインの主な機能
- キーワード指定による記事アドバイス:指定したキーワードに基づいて、記事の書き方や構造について具体的なアドバイスを提供します。これにより、目的に合った内容を効率よく作成することができます。
- 参考記事からの新規記事生成:他のウェブサイトやブログの記事を参考にして、新しい記事を自動で生成します。これにより、ゼロから記事を作成する手間を省き、時間を節約できます。
- 既存記事のSEO最適化:既に公開されている記事を入力すると、SEOに最適化するための具体的な改善点を教えてくれます。これで、既存のコンテンツも効果的に活用できます。
- SEO分析機能:既存の記事やウェブページのSEO状態を詳細に分析し、改善のためのアドバイスを提供します。これにより、SEOのパフォーマンスを継続的に向上させることができます。
つまり、「SEO.app」プラグインは、初心者から上級者まで、あらゆるレベルのユーザーがウェブサイトやブログの記事をより多くの人に読まれるようにするための強力な支援ツールです。
このプラグインを活用することで、SEOの専門家でなくても高品質なコンテンツを効率よく作成し、より多くの読者や顧客に届けることができます。
ChatGPTのプラグイン「SEO.app」の使い方
それでは、ChatGPT(GPT-4)で「SEO.app」プラグインを使ってみます。
まずは、「SEO.app」プラグインをインストールします。
「SEO.app」プラグインをインストール
Plugin storeから「SEO.app」を探します。
[install]ボタンをクリックします。
通常であれば[install]ボタンをクリックすると、プラグインのインストールが始まりますが、「SEO.app」プラグインの場合は下のサインインの画面が表示されます。
「SEO.app」プラグインを使用するには、「SEO.app」のアカウントが必要のようです。アカウントは無料です。
「SEO.app」アカウントは、「SEO.appの公式サイト」からも作成できます。
「SEO.app」アカウント(無料)の作り方
「SEO.app」アカウントは、「SEO.appの公式サイト」からも作成できます。公式サイトの場合は、上の画面が表示されますので、【Signup】または【Sign Up Npw】のボタンをクリックして進みます。
「アカウントを作成する」をクリックして進みます。
メールアドレス、またはGoogleアカウントでアカウントを作成します。
登録したメールアドレスに届く6桁の確認コードを入力します。
続いてパスワードを設定したら、アカウント作成完了です。
「SEO.app」が選択されていることを確認します。
「SEO.app」プラグインの使い方を聞いてみる
初めてプラグイン「SEO.app」を使うので、まずはChatGPTにプラグイン「SEO.app」の使い方を下記のように聞いてみました。
プロンプト:
プラグイン「SEO.app」の使い方をステップ形式で、初心者にわかりやすく教えてください。
するとChatGPTから、下記の回答が返ってきました。
基本的な使い方として、次のステップが回答されました。ChatGPTの返答をそのまま紹介します。
ステップ1: SEO.appプラグインの起動
まずは、SEO.appプラグインを起動します。これは、あなたが使用しているプラットフォームやアプリケーションによりますが、一般的にはプラグインまたは拡張機能のセクションからアクセスできます。
ステップ2: SEOタスクの選択
次に、あなたが行いたいSEOタスクを選択します。SEO.appプラグインには以下の主要な機能があります。
- writeOptimizedForSEO: これは、特定のキーワードを最適化した記事を書くための機能です。あなたが提供するキーワードに基づいて、記事のトピック、エンティティ、感情、長さなどのSEOインサイトを提供します。
- writeNewForSEOFromURL: これは、最大3つのURLソースから新しい記事を書くための機能です。これらのソースから得られる情報を基に、記事のトピック、感情、事実、SEOルールなどのSEOインサイトを提供します。
- rewriteForSEOFromURL: これは、既存の記事をSEOに最適化するためにリライトする機能です。あなたが提供するURLをソース記事として使用し、記事のトピック、エンティティ、感情などのSEOインサイトを提供します。
ステップ3: 必要な情報の入力
選択したタスクに応じて、必要な情報を入力します。これには、最適化するキーワード、言語、国、場所、ソースとなるURLなどが含まれます。
ステップ4: 実行と結果の確認
最後に、タスクを実行し、結果を確認します。SEO.appプラグインは、あなたが提供した情報に基づいて最適化された記事を生成します。
以上が、SEO.appプラグインの基本的な使い方です。このプラグインを使用することで、SEOに最適化された高品質なコンテンツを効率的に作成することができます。
↑ChatGPTの回答はここまで↑
さらに「3つの機能の使い方」を詳しく聞いてみる
「SEO.app」プラグインの使い方として一番のポイントは、ステップ2にある以下の3つの機能をマスターすることだと理解しました。
「SEO.app」プラグインの主要な機能
- writeOptimizedForSEO(特定のキーワードを最適化した記事を書くための機能)
- writeNewForSEOFromURL(最大3つのURLソースから新しい記事を書くための機能)
- rewriteForSEOFromURL(既存の記事をSEOに最適化するためにリライトする機能)
そこで、この3つの機能の使い方を詳しく聞いてみました。
プロンプト:
具体的に、どのようにプロンプトを入力すればよいですか?writeOptimizedForSEO、writeNewForSEOFromURL、rewriteForSEOFromURLのそれぞれを実例をあげて初心者にわかりやすく教えてください。
ChatGPTから、下記の回答が返ってきました。
ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
1. writeOptimizedForSEO
この機能は、特定のキーワードを最適化した記事を書くためのものです。以下にプロンプトの入力例を示します。
{
"keyphrase": "sustainable fashion",
"_context": "I want to write an article about sustainable fashion, focusing on its importance and benefits."
}
上記の例では、”sustainable fashion”というキーワードを最適化した記事を書くことを指示しています。また、”_context”フィールドでは、記事の主題について詳しく説明しています。
2. writeNewForSEOFromURL
この機能は、最大3つのURLソースから新しい記事を書くためのものです。以下にプロンプトの入力例を示します。
{
"keyphrase": "vegan recipes",
"url1": "https://example.com/vegan-recipes",
"url2": "https://example2.com/vegan-diet",
"_context": "I want to write a new article about vegan recipes using information from these two sources."
}
上記の例では、”vegan recipes”というキーワードを最適化した新しい記事を書くことを指示しています。また、2つのURLソースから情報を取得することを指示しています。
3. rewriteForSEOFromURL
この機能は、既存の記事をSEOに最適化するためにリライトするものです。以下にプロンプトの入力例を示します。
{
"keyphrase": "home workouts",
"url": "https://example.com/home-workouts",
"_context": "I want to rewrite this article about home workouts for better SEO."
}
上記の例では、”home workouts”というキーワードを最適化した記事をリライトすることを指示しています。また、リライトするソース記事のURLを指定しています。
↑ChatGPTの回答はここまで↑
15歳でも出来る「SEO.app」の簡単な使い方(実例あり)
ChatGPTから教えてもらった3つの機能の使い方は、とても丁寧なものでした。しかし、すべてコマンドやコードを書いて利用する方法でした。
僕を含め普段コマンドやコマンドを使用しない人のために、簡単な使い方を知りたいと感じました。
そこで、下記のプロンプトを送信。
プロンプト:
コマンドを使わない簡単な一般的な使い方を、writeOptimizedForSEO、writeNewForSEOFromURL、rewriteForSEOFromURLのそれぞれを実例をあげて15歳でも理解できるように教えてください
ChatGPTから下記の回答が返ってきました。
ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
1. writeOptimizedForSEO
この機能は、特定のキーワードを最適化した記事を書くためのものです。例えば、あなたが「サステナブルファッション」についての記事を書きたいとします。その場合、以下のように指示します。
「私は「サステナブルファッション」についての記事を書きたいです。その重要性と利点に焦点を当ててください。」
2. writeNewForSEOFromURL
この機能は、最大3つのURLソースから新しい記事を書くためのものです。例えば、あなたが「ビーガンレシピ」についての新しい記事を書きたいとします。その場合、以下のように指示します。
「私は「ビーガンレシピ」についての新しい記事を書きたいです。これらの2つのソース(https://example.com/vegan-recipes と https://example2.com/vegan-diet)から情報を取得してください。」
3. rewriteForSEOFromURL
この機能は、既存の記事をSEOに最適化するためにリライトするものです。例えば、あなたが「ホームワークアウト」についての記事をリライトしたいとします。その場合、以下のように指示します。
「私はこの「ホームワークアウト」についての記事(https://example.com/home-workouts)をSEOがより良くなるようにリライトしたいです。」
↑ChatGPTの回答はここまで↑
3つの機能について、それぞれ例文を挙げて説明してくれました。
「SEO.app」プラグインのプロンプトの例文
まとめると、「SEO.app」プラグインの3つの機能には次のようにプロンプトを出せば良いということになります。
writeOptimizedForSEO(特定のキーワードを最適化した記事を書く)
例:「サステナブルファッション」についての記事を書きたい
- 「SEO.app」プラグインを選択
- 「私は「サステナブルファッション」についての記事を書きたいです。その重要性と利点に焦点を当ててください。」
- 2のプロンプトをチャットに入力して送信
writeNewForSEOFromURL(最大3つのURLソースから新しい記事を書く)
例:2つのURLを参考に「ビーガンレシピ」についての新しい記事を書きたい
- 「SEO.app」プラグインを選択
- 「私は「ビーガンレシピ」についての新しい記事を書きたいです。これらの2つのソース(https://example.com/vegan-recipes と https://example2.com/vegan-diet)から情報を取得してください。」
- 2のプロンプトをチャットに入力して送信
rewriteForSEOFromURL(既存の記事をSEOに最適化するためにリライトする)
例:既存の記事をSEOに最適化するためにリライトしたい
- 「SEO.app」プラグインを選択
- 「私はこの「ホームワークアウト」についての記事(https://example.com/home-workouts)をSEOがより良くなるようにリライトしたいです。」
- 2のプロンプトをチャットに入力して送信
なんと、「プロンプト(命令文)」を書いて送信するだけ!簡単ですね!
「SEO.app」プラグインの3つの機能を使ってみた!
それでは実際にChatGPTの「SEO.app」プラグインを使ってみます。
「writeOptimizedForSEO(特定のキーワードを最適化した記事を書く)」
「writeNewForSEOFromURL(最大3つのURLソースから新しい記事を書く)」
「rewriteForSEOFromURL(既存の記事をSEOに最適化するためにリライトする)」
の3つの機能で使ってみます。
なお、先に3つの機能を使った「結論」を書きますと、「精度はまだまだだですが、ある程度の記事作成はできる」ことがわかりました。
それでは、順番に見ていきましょう!
writeOptimizedForSEO(特定のキーワードを最適化した記事を書く)を使った結果は?
先ほど、ChatGPTが「SEO.app」プラグインの使い方の例に挙げた、「サステナブルファッション」について、そのままの文章で、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
下記のとおり、ターゲットとなる読者層の読解レベルだったり、文字数、キーワード設定のアドバイスが書かれてました。
まず、記事のターゲットとなる読者層は、読解レベルが13で、記事の単語数は約1437語とします。記事の主要なキーワードは「サステナブルファッション」で、このキーワードは最初の段落と少なくとも1つのサブヘッディングに含まれるべきです。
記事の中で取り上げるべき主要なトピックやエンティティは、「ファッション」、「サステナブル」、「産業」、「持続可能性」、「素材」、「環境」、「水」、「ブランド」、「衣服」、「影響」、「消費者」、「グローバル」、「条件」、「生産」、「変化」、「製品」、「購入」、「環境」、「労働者」、「用語」、「ブランド」、「倫理」、「実践」、「カーボン」、「廃棄物」、「チェーン」、「オーガニック」、「コットン」、「エコ」などです。
その他に、参考にする競合他社の記事についての紹介もありました。
記事まで作成するかと思ったのですが、そこで止まったので、以下のプロンプトを続けて出してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
出来上がった記事を見て驚きました。タイトル、リード文(導入文)、見出し、本文、まとめ、メタキーワード、メタディスクリプションまでを一気に書き上げてくれたのです。
記事の文字数は1061文字。
記事の文字数としては多い方ではありませんが、記事としては成り立ってると感じました。
もちろん、「SEO.app」プラグインの文をそのままコピペで使えるかというと疑問はありますが、1年後にはそのままコピペで通用するようになってるかもしれません。
なお、今回はChatGPTの回答の例文をそのまま使いましたが、プロンプトを工夫することでまだまだ良い記事が書けたり、記事の文字数を増やしたりしていけます。「SEO.app」プラグインはまだまだ奥が深いですね。
また、「writeOptimizedForSEO」の回答結果を見てわかったのは、「SEO.app」プラグインは、プロンプトで「SEO」のことに触れなくてもSEOについて考えた回答をしてくれるということです。
逆に、単にChatGPTに「記事を書いて」とプロンプトを入力した場合は、SEOで最適化した記事は作成してくれません。これは大きな違いです。
ブログの記事などのように、SEOを意識した記事を書くときに「SEO.app」プラグインは大きな助けになることは間違いないと確信しました。
回答の最後は、SEO.appのFBコミュニティがあるようで、「プロンプトの学習、質問の投稿、SEOの専門家との交流を希望したい場合」は参加ができるという案内がありました。
writeNewForSEOFromURL(最大3つのURLソースから新しい記事を書く)を使った結果は?
次は、ChatGPTが使い方の例に挙げた「ビーガンレシピ」について、そのままの文章(URLは実際に存在するページを探して入力)で、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
途中で止まったので、続きを書いてもらいます。
まず下記のとおり、「writeOptimizedForSEO(特定のキーワードを最適化した記事を書く)の例」ときと同じように、ターゲットとなる読者層の読解レベルだったり、文字数、キーワード設定、参考にする競合他社の記事などのアドバイスが書かれてました。
まず、記事のターゲットとなる読者層は、読解レベルが12で、記事の単語数は約1322語とします。記事の主要なキーワードは「ビーガンレシピ」で、このキーワードは最初の段落と少なくとも1つのサブヘッディングに含まれるべきです。
記事の中で取り上げるべき主要なトピックやエンティティは、「ビーガン」、「レシピ」、「食品」、「レシピ」、「基づく」、「豆腐」、「植物」、「豆」、「ごはん」、「キノコ」、「美味しい」、「肉」、「ひよこ豆」、「スパイシー」、「ソース」、「クリーミー」、「甘い」、「新鮮」、「簡単」、「料理」、「サラダ」、「ミルク」、「スープ」、「リッチ」、「材料」、「バージョン」、「クリスピー」、「パスタ」、「ココナッツ」、「愛」などです。
そして今回はプロンプト「記事を書いて」を入力することなく、そのまま「ビーガンレシピ:美味しさと健康への道」というタイトルで、リード文(導入文)、見出し、本文、まとめ、メタキーワード、メタディスクリプションまでを一気に書き上げてくれました。
ちなみに見出しは、「ビーガンレシピとは」「ビーガンレシピの魅力」「ビーガンレシピの例」というもので、無難な見出しになってました。
今回の記事の文字数は950文字。
またしても記事の文字数としては多い方ではありませんが、記事としては成り立ってると感じました。
なお、今回も回答の最後に、SEO.appのFBコミュニティの案内がありました。
ただ、1点、疑問に感じた点がありました。
ソース元のサイトの内容が、ほとんど記事に反映されてない
ChatGPTの「SEO.app」プラグインで作成した記事と、今回例に挙げた2つのソースのサイトの内容を比較しながら詳しく分析してみました。
すると、以下の疑問を感じました。
writeNewForSEOFromURL(最大3つのURLソースから新しい記事を書く)を使って疑問に感じた点
- ソース元のサイトの内容が、ほとんど記事に反映されてない
どこで、「ソース元のサイトの内容が、ほとんど記事に反映されてない」と強く感じたのかというと、以下の記事中の「ビーガンレシピの例」の部分です。
ビーガンレシピの例
ビーガンレシピは、様々な食材と調理法を組み合わせることで、無限のバリエーションを生み出します。例えば、豆腐と野菜を使ったスパイシーなカレー、ひよこ豆とスパイスを混ぜたハミハムス、クリーミーなココナッツミルクを使ったスープなど、ビーガンレシピは、食材の組み合わせと調理法によって、様々な風味と食感を楽しむことができます。
ここで挙げられている例は、2つのソース元には一切出てきてないレシピでした。これでは、ソースを入力する意味があまり感じられませんよね。
記事の構成や内容については悪くない出来でしたが、ChatGPTまたは「SEO.app」プラグインが、「ビーガンレシピ:美味しさと健康への道」をタイトルにして、記事全文を独自で作成したようにも見えました。
「ビーガンレシピ」というタイトルからすれば、ソース元から「ビーガンレシピの例」をきちんと抽出して、それを参考に具体的に作成してほしいと思いました。
というわけで、「writeNewForSEOFromURL(最大3つのURLソースから新しい記事を書く)」を使う際には、プロンプトの改善が必要だという結果になりました。
rewriteForSEOFromURL(既存の記事をSEOに最適化するためにリライトする)を使った結果は?
最後に、ChatGPTが使い方の例に挙げた「リライト」について、当ブログの記念すべき初投稿の記事を題材に、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ちなみにその記事のタイトルは「ChatGPTとは?始め方、日本語での使い方、活用方法を解説!まずは無料登録から」で、「ChatGPT」について書いてある記事です。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
元は約14,000文字の記事です。それが、上の図のようにまとまって、なんとわずか460文字になりました。
当然、次の疑問が浮かびました。
リライトと言うより、要約では?
約14,000文字の記事がわずか460文字にリライトされたことで、「これってリライトと言うより、要約では?」と感じたのは僕だけではないと思います。
rewriteForSEOFromURL(既存の記事をSEOに最適化するためにリライトする)を使って疑問に感じた点
- リライトと言うより、要約では?
「SEO.app」プラグインのの動作エラーかもしれないと思い、念のため、「SEO.app」プラグインの動作内容を確認したところ、下の図のように記事のテキストの全文を正常に読み込んでました(キャプチャーは途中でカットしてます)。
エラーではないようです。
そこで、長文をリライトするには苦手なのかも?と思い、試しに3,500文字程度の記事でも検証してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
こちらは660文字でした。約6分の1の文字数になりました。
なお、今回も回答の最後に、SEO.appのFBコミュニティの案内がありました。
ここでもやはり、残念ながらリライトというより要約の意味合いが近いような気がしますね…
回答の全文から、「rewriteForSEOFromURL(既存の記事をSEOに最適化するためにリライトする)」を使う際には、「これらのキーワードや文章は必ず入れておく」ということのアドバイスと受け止めておけばいいのかなと感じました。
【結論】精度はまだまだだが、ある程度の記事作成はできる
以上、
「writeOptimizedForSEO(特定のキーワードを最適化した記事を書く)」
「writeNewForSEOFromURL(最大3つのURLソースから新しい記事を書く)」
「rewriteForSEOFromURL(既存の記事をSEOに最適化するためにリライトする)」
の3つの機能で使ってみました。
最初の「writeOptimizedForSEO」でかなり期待を持ったのですが、残りの2つの「writeNewForSEOFromURL」と「rewriteForSEOFromURL」の精度がイマイチなところがありました。
もちろん、プロンプトである程度は改善できるはずですが、「SEO.app」プラグインに全面的にSEOや記事作成をお願いするのはまだ早いという印象です。
それでも、ある程度の記事作成ができることはわかったので、特に最初の「writeOptimizedForSEO(特定のキーワードを最適化した記事を書く)」については、これからの記事作成の際に役立ちそうですね!
記事のSEO分析をやってみた結果は?
これまで主要な3つの機能の検証をしてみましたが、「SEO.app」プラグインはSEO分析も当然できる機能が備わってます。
そこで、当ブログの初投稿の記事「ChatGPTとは?始め方、日本語での使い方、活用方法を解説!まずは無料登録から」を題材にSEO分析をしてもらうことにしました。
以下のプロンプトを出してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
キーワードの最適化、H1, H2タグの使用、内部リンク、画像の最適化、モバイルフレンドリーと5つの項目で、SEOの改善点のアドバイスを具体的に示してくれました。
「SEO.app」プラグインによるアドバイスから、以下のSEO改善をしようと思いました。
「SEO.app」プラグインによるアドバイスからのSEO改善点
- キーワードについては意識をして使用してましたが、まだ少ないということなので増やす
- 内部リンクについてはさらに増やすように見直す
- 画像のaltタグは、手抜きしていた画像があったので追加する
「H1, H2タグの使用」のアドバイスに気になった点が
SEO分析からの改善点のアドバイスの中で、ただ一つ気になった点がありました。
「H1, H2タグの使用」の項目で、「H2タグが不足しているようです」という部分です。
実はこの記事「ChatGPTとは?始め方、日本語での使い方、活用方法を解説!まずは無料登録から」には、H2タグは7つ設置しています。
7つで不足って?と思ったので、以下のプロンプトを出してみました。
すると、ChatGPTの回答は以下のとおり。
誤解を招く表現だったと丁寧なお詫びのあとに、下記のアドバイスを示してくれました。
7つのH2タグがある場合、それは一般的には適切な数と考えられます。
ただし、重要なのはタグの数ではなく、それぞれの見出しがそのセクションの内容を適切に反映し、適切なキーワードを含んでいるかどうかです。見出しは検索エンジンがページの内容を理解するのに役立ちますので、それぞれの見出しはそのセクションの主要なトピックやキーワードを明確に表すべきです。
したがって、H2タグの数が7つであること自体は問題ではありませんが、それぞれの見出しがそのセクションの内容を適切に反映し、適切なキーワードを含んでいるかどうかを確認することが重要です。
このように、H2タグの役割や確認事項を教えてくれました。
というわけで、SEO改善に「H2タグの見直し」を追加しました。
「SEO.app」プラグインによるアドバイスからのSEO改善点
- キーワードについては意識をして使用してましたが、まだ少ないということなので増やす
- H2タグの見直し
- 内部リンクについてはさらに増やすように見直す
- 画像のaltタグは、手抜きしていた画像があったので追加する
記事のSEO分析をやった感想
SEOを知る人にとっては、このようなアドバイスの内容は「知ってるよ」と当たり前に思えたことでしょう。
ちなみに僕自身は2000年からHPを作成したり、2005年からブログを書き始めたりしているので、SEOについてはそれなりの知識や経験がある方だと自負しています。
でも実際に第三者の「SEO.app」プラグインに分析してアドバイスしてもらうと、「あーそうだった!」と再認識したり、抜け落ちていることがあったりすることに気づかせてもらえますね。
SEO分析をする業者はいますが、千差万別で怪しい業者や高額な請求をする業者は多いと聞きます。
SEO対策は自分ひとりでも十分できますので、「SEO.app」プラグインで分析してもらって、独自でSEO改善をやっていくのはありだと感じました。
【7/15追記】同様にSEO関連の機能を持つ「Sembot」プラグインを紹介!
新たに「Sembot」プラグインを当ブログで紹介しました。「SEO.app」プラグインとは機能は異なりますが、「Sembot」プラグインも「SEO.app」プラグインと同様にSEO関連の機能があります。
「Sembot」プラグインは、検索エンジンマーケティング(SEM)と検索エンジン最適化(SEO)のデータ取得と分析機能を追加するツールです。
「Sembot」プラグインには、以下の5つの機能があります。
- キーワードデータの取得:特定のキーワードに関する検索ボリュームや競争状況などのデータを取得します。
- ウェブサイトのキーワードデータの取得:特定のウェブサイトに関連するキーワードのデータを取得します。これには、キーワードの検索ボリュームや競争状況などが含まれます。
- 広告トラフィックデータの取得:特定のキーワードに関する広告のクリック数や平均CPC(クリックあたりのコスト)、CTR(クリック率)、インプレッション数などのデータを取得します。
- 検索結果データの取得:特定のキーワードに関する検索エンジン結果ページ(SERP)のデータを取得します。これには、各ページの位置、タイトル、ドメインなどの情報が含まれます。
- ウェブサイトの可視性データの取得:特定のウェブサイトの可視性データを取得します。これには、ウェブサイトが表示されるSERPの数やその中での位置などの情報が含まれます。
「SEO.app」プラグインとはまた違った用途ではありますが、同じようにSEOの機能を持つプラグインとして「Sembot」プラグインもぜひチェックされてみてください。
「Sembot」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
【10/11追記】同様にSEO関連の機能を持つ「Keyword Explorer」プラグインを紹介!
新たに「Keyword Explorer」プラグインを当ブログで紹介しました。「SEO.app」プラグインとは機能は異なりますが、「Keyword Explorer」プラグインも「SEO.app」プラグインと同様にSEO関連の機能があります。
「Keyword Explorer」プラグインは、キーワードリサーチとコンテンツの最適化機能を追加するツールです。
「Keyword Explorer」プラグインには、以下の3つの機能があります。
- 関連キーワードの検索:特定のキーワードに関連する他のキーワードを簡単に見つけることができます。これはSEO対策やコンテンツ作成において非常に有用です。
- 顧客の疑問を洗い出す:関連キーワードから、顧客が持つであろう疑問や関心事項を洗い出してリスト化することができます。これにより、よりターゲットに合ったコンテンツを作成することが可能になります。
- コンテンツのアウトラインを作成・最適化:得られた関連キーワードや顧客の疑問を基に、コンテンツのアウトラインを作成・最適化することができます。これにより、SEO対策も強化され、より多くの人々にコンテンツが届く可能性が高まります。
「SEO.app」プラグインとはまた違った用途ではありますが、同じようにSEOの機能を持つプラグインとして「Keyword Explorer」プラグインもぜひチェックされてみてください。
「Keyword Explorer」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
まとめ
「SEO.app」プラグインは、いかがでしたでしょうか?
この記事では、ChatGPTのプラグイン「SEO.app」の使い方を詳しく解説しました。
「SEO.app」プラグインは、SEOに最適化した記事作成を自動化するツールで、ウェブサイトやブログの記事作成が一気に効率化し、SEO対策も一緒にできるようになります。
以下に、「SEO.app」プラグインの重要なポイントをまとめます。
「SEO.app」プラグインの重要なポイント
- ChatGPTのプラグイン「SEO.app」は、SEOに最適化された記事作成を自動化するツールです。
- 「SEO.app」プラグインには、特定のキーワードを最適化した記事を書く機能、ソースを元に新しい記事を書く機能、既存の記事をリライトする機能、既存の記事のSEO分析をする機能があります。
- 検証した結果は「特定のキーワードを最適化した記事を書く機能」が一番使えるという結論になりました。
ぜひ、「SEO.app」プラグインを活用してみてください。
「SEO.app」プラグインによって、あなたのウェブサイトやブログの記事のSEOを効率良く向上させ、より多くの訪問者を引き付けるようになることを願ってます!
これまでに紹介したChatGPT プラグインの一覧
ChatGPTのプラグインの数は、すでに1074種類(2023年12月12日時点)。
海外のサービスが多く、日本人に馴染みのあるサービスはかなり少ないという印象です。
しかし、僕はただ知らないというだけで使わないのはもったいと思っています。
そこで、ChatGPTのプラグインの使い方の紹介をシリーズ化しています。今後も楽しみにして頂けると嬉しいです。
これまでに紹介したプラグインは、定期的に更新される「ChatGPT プラグインの一覧(カテゴリページ)」にて詳しく解説しています。
なお、ChatGPTのプラグインは、最大3つまで同時に活用することが可能です。つまり、異なるプラグインの力を組み合わせることにより、超パワフルなChatGPTを生み出すことができます。
ぜひ、他のプラグインもチャレンジされてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (4件)
これって有料なんですか?
ChatGPT Plus(有料版)の会員であれば、現時点で「SEO.app」プラグインは無料で使うことができます。
今現在、SEO.app使用できない(アカウント発行できない、ChatGPTでプラグイン検索にヒットしない)ですよね?
YURAさま、コメントありがとうございます。
確認しましたところ、頂いたコメントのとおり、ChatGPTではSEO.appの使用ができない(プラグイン検索にヒットしない)状態でした。また、公式サイトでもサインアップやログインができず、SEO.app自体が使用できない状態になっておりました。その点を記事の冒頭に追記いたしました。
貴重なコメントをお寄せいただき、ありがとうございました。