ChatGPTのプラグインは便利な拡張機能でしたが、2024年4月9日に提供が終了しました。
本記事では、【HeyGen】プラグインの使い方を解説していますが、今後の利用には、より進化したChatGPTのGPTs(カスタムGPT)をお勧めします。
ChatGPTの発展を理解し、【HeyGen】プラグインの詳細を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
あなたはこれまでに、「AI」や「ChatGPT」について耳にしたり、知識を持っているかもしれません。
しかし、ChatGPTのプラグイン「HeyGen(ヘイジェン)」についてはどうでしょうか?
「HeyGen」プラグインとは、一言でいうとChatGPTにテキストからアバター動画を自動生成する機能を追加するツールです。
つまり、あなたが書いたテキストから「アバター(人間そっくりのキャラクター)が話す動画」を作成することができる、まさに驚くべき革新的なツールなのです。
そこで今回は、数あるプラグインの中でもおすすめの「HeyGen」プラグインの使い方を紹介します。
この記事を読むことで、以下のメリットがあります。
- 「HeyGen」プラグインの基本的な使い方を学べる
- 今すぐにアバター動画を簡単に作成することでき、作る楽しさを体験できる
- 「HeyGen」のAIテクノロジーをより身近に感じ、効果的に活用する方法を学べる
「HeyGen」プラグインを使ってみたところ、かなり未来を感じることができました。
これらの情報を手に入れることで、あなたは自分のメッセージを視覚的に伝える新たな方法を見つけることができます。さあ、一緒に「HeyGen」の世界を探索してみましょう!
ChatGPTのプラグインとは?
OpenAIが、ChatGPTの新機能として「プラグイン(Plugins)」のβ版を2023年5月12日から提供を開始しました。
「プラグイン(Plugins)」とは、あなたのChatGPTをより強力で多機能にカスタマイズするための追加ツールのことです。ChatGPT Plusユーザーであれば誰でも使用可能です。
なお、「プラグインってなに?」や「ChatGPTのプラグインとは?」など疑問に思っている方のために、「プラグインの基本」や「プラグインの一覧」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
プラグインを初歩から知りたいという方の参考になれば嬉しいです。
「HeyGen(ヘイジェン)」とは?開発元、開発目的は?
「HeyGen(ヘイジェン)」の開発元は、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置く「HeyGen」です。
HeyGenの共同創設者でCEOのジョシュア・シュー(Joshua Xu)は、カーネギーメロン大学でコンピューターサイエンスの修士号を取得しています。
彼はSnapchatの初期の従業員であり、2014年から2020年までの6年間で、広告プラットフォーム、推奨システム、機械学習プラットフォーム(Barista)、AIカメラなど、複数の重要なエンジニアリング領域を技術的にリードしていました。
「HeyGen」は、AIを活用して動画作成プロセスを効率化する革新的なビデオプラットフォームであり、クリエイター向けに開発されたツールです。旧名は「Movio」でした。
このツールは、テキストからアバター動画を生成することができるため、ユーザーが自分のアイデアをビジュアル化し、視覚的に伝えることを可能にします。
「HeyGen」の開発の目的は、クリエイターが自分のアイデアを視覚的に表現し、より広い視聴者に伝えることを容易にすることです。これにより、クリエイターは自分のメッセージを効果的に伝え、視聴者とのエンゲージメントを深めることができます。
「HeyGen」の主な10個の機能
「HeyGen」公式サイトの主な特徴と機能をまとめると以下のとおりです。
「HeyGen」公式サイトの主な特徴と機能
- テキストから動画を作成:テキストを動画に変換し、ブラウザから数分でプロフェッショナルな動画を作成できます。
- カスタマイズ可能なアバター:100以上のリアルなアバターから選択可能で、自分自身のアバターを作成することもできます。
- 多言語対応:40以上の言語と300以上の音声から選択できます。
- オーディオのアップロード:自分の声を録音してアップロードし、パーソナライズされたアバターを作成します。
- クリエイティブスタイル:豊富なフォント、画像、形状から選択できます。
- フェイススワップ機能:ユーザーが複数の顔を含む画像をアップロードし、簡単にスワップできます。これにより、よりリアルな動画制作が可能になります。
- 1080Pダウンロード:動画は1080Pで、ダウンロードは無制限です。
- 動画共有:作成した動画を簡単に同僚やクライアントと共有できます。
- バックグラウンドミュージック:お気に入りの音楽を選んだり、自分でアップロードしたりして、ビデオに最終的なタッチを加えることができます。
- ビジネス動画作成:マーケティング&セールス、トレーニング&オンボーディングなど、プロフェッショナルなビジネス動画を作成できます。
「HeyGen」の主な特徴と機能を読んだだけでは、「HeyGen」の凄さにピンと来ないかもしれません。
下の動画は、「HeyGen」の機能や新機能を紹介している公式の動画です。
高いクオリティのビデオの作成が簡単にできることや、複数の顔を入れ替えられるフェイススワップ機能など、驚愕の内容です。ぜひ参考にご覧ください。
「HeyGen」無料登録の方法と有料プラン(サブスク)の違い
「HeyGen」には、下の画面のとおり「無料プラン」と「有料プラン(サブスクリプション)」があります。
「HeyGen」は、基本的に無料で多くの機能を使用できます。
なお、無料プランと有料プランの大きな違いは、作成できる動画の長さです。
無料プランの場合は1分以内で、有料プランの場合はCreatorプランで5分から、Businessプランで20分からです。
1分以内の動画ですと、使う用途がかなり限られると思います。なので、まずは無料プランで試してみて、本格的に使用したいとなったときに有料プランを選択するといいでしょう。
「HeyGen(ヘイジェン)」プラグインで何ができる?
ChatGPTの「HeyGen」プラグインは、テキストからアバター動画を自動生成するツールです。
つまり、あなたが書いたテキストを、選んだアバター(人間そっくりのキャラクター)が話す動画を作成することができます。
例えば、「こんにちは、私はAIアバターです」というテキストを入力すれば、その言葉を話すアバターの動画が作られます。これにより、あなたのメッセージを視覚的に伝えることができます。
「HeyGen」プラグインの具体的な主の機能をまとめると、以下のとおりです。
「HeyGen」プラグインの主な機能
- テキストから動画を作る: あなたが書いた文章を、アバター(人間そっくりのキャラクター)が話す動画を作ることができます。例えば、「こんにちは、私はAIアバターです」と書けば、その言葉を話すアバターの動画が作られます。
- アバターを自分で選ぶ: アバターの性別(男性か女性)と肌の色(明るい、暗い、アジア人)を自分で選ぶことができます。
- 動画にタイトルをつける: 作った動画には、自分でタイトルをつけることができます。例えば、「AIアバターの紹介」というタイトルをつけることができます。
【注意】「HeyGen」プラグインは、基本的な機能のみ使える
「HeyGen」プラグインの機能は、「HeyGen」公式サイトの機能と比べるとかなりシンプルなことに気づかれたでしょうか?
実は調べてみたところ、現在は残念ながらChatGPTの「HeyGen」プラグインには、「HeyGen」公式サイトの高度な機能は提供されていませんでした。
「HeyGen」プラグインでは、具体的には、テキストを入力し、アバターの性別と肌の色を選択し、動画のタイトルを設定することだけができます。
ChatGPTの「HeyGen」プラグインには、「HeyGen」公式サイトの高度な機能は提供されていません。
とはいえ、テキストからアバター動画を生成する基本的な機能だけでも、実際作ってみるとかなり未来を感じる機能なので驚かれる人は多いと思います!
「HeyGen」無料アカウントの登録方法
「HeyGen」のアカウントは無料で作ることができます。
まずは、HeyGen公式サイトを開きます。
左下の[Sign In]をクリックすると、下の画面が開きます。
Emailを入力して[Send Code]ボタンをクリック、あるいはGoogleまたはFacebookのアカウントを選択して続けます。
今回は、Emailを入力して[Send Code]ボタンをクリックしました。
「HeyGen」から認証コードが書かれたメールが届きますので、下の画面の「Varification Code」の欄に認証コードを入力して[Next Step]ボタンをクリックします。
次に、パスワードを設定します。
パスワード設定に成功すると、下の画面のような設問が4回続きます。順番に設問に答えていきます。
設問に答え終わると、下の画面のように無料プランのユーザーページが開きます。
この「HeyGen」公式サイトのマイページから、すぐに動画を作り始めることができます。また、多くの機能も使うことができます。
ただ、ChatGPTの「HeyGen」プラグインを使えば、公式サイトのマイページを使うことなく、動画を作ることができます。
なお、今回は「HeyGen」プラグインの紹介をしますので、「HeyGen」公式サイトのマイページの解説は割愛します。
ChatGPTのプラグイン「HeyGen」の使い方
それでは、ChatGPT(GPT-4)で「HeyGen」プラグインを使ってみます。
まずは、「HeyGen」プラグインをインストールします。
「HeyGen」プラグインをインストール
Plugin storeから「HeyGen」を検索します。
[install]ボタンをクリックしてインストールします。
「HeyGen」が選択されていることを確認します。
「HeyGen」プラグインの使い方を聞いてみる
初めてプラグイン「HeyGen」を使うので、まずはChatGPTにプラグイン「HeyGen」の使い方を下記のように聞いてみました。
プロンプト:
プラグイン「HeyGen」の使い方をステップ形式で、初心者にわかりやすく教えてください。
するとChatGPTから、下記の回答が返ってきました。
基本的な使い方として、次のステップが回答されました。ChatGPTの返答をそのまま紹介します。
HeyGenプラグインを使用するためのコマンドを入力
まず、HeyGenプラグインを使用するためのコマンドを入力します。このコマンドは、以下のようになります。
heygen.generateSimpleAvatarVideo
コマンドに必要なパラメータを指定
次に、このコマンドに必要なパラメータを指定します。以下に、それぞれのパラメータの説明を示します。
text
: これはアバターが話すテキストです。このテキストは短く、簡潔である必要があります。title
: これは生成するアバタービデオのタイトルです。このタイトルも非常に短く、簡潔である必要があります。gender
: これはアバターの性別を指定します。選択肢は「male」(男性)または「female」(女性)です。skintone
: これはアバターの肌の色を指定します。選択肢は「light」(明るい)、「dark」(暗い)、または「asian」(アジア人)です。
コマンドを実行
これらのパラメータを指定したら、コマンドを実行します。以下に、コマンドの例を示します。
heygen.generateSimpleAvatarVideo({
text: "こんにちは、私はAIアバターです。",
title: "AIアバターの紹介",
gender: "female",
skintone: "asian"
})
このコマンドを実行すると、指定したテキストと設定を使用してアバタービデオが生成されます。このビデオは、指定したタイトル、性別、肌の色のアバターがテキストを話すものになります。
以上が、HeyGenプラグインの基本的な使用方法です。このプラグインを使用することで、簡単にアバタービデオを生成することができます。
↑ChatGPTの返答はここまで↑
わかりやすいステップで、コマンドも簡単ですね。
15歳でも出来る「HeyGen」の簡単な使い方(実例あり)
上記のChatGPTから教えてもらったステップでは、コマンドを書いて利用する方法でした。
僕を含め普段コマンドを使用しない人のために、もっと簡単な使い方を知りたいと感じました。
そこで、下記のプロンプトを送信。
プロンプト:
コマンドを使わない簡単な一般的な使い方を、例文をあげて15歳でも理解できるように教えてください
ChatGPTから下記の回答が返ってきました。
さらに簡単な使い方を、例文とともに教えてくれました!
15歳でもできる「HeyGen」プラグインの簡単な使い方は以下のとおりです。ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
15歳でもできる「HeyGen」プラグインの簡単な使い方
- テキストを考える: アバターに何を話させたいかを考えます。
- アバターの性別と肌の色を選ぶ: 性別は男性(”male”)か女性(”female”)、肌の色は「light」(明るい)、「dark」(暗い)、「asian」(アジア人)から選べます。
- 動画のタイトルを考える: 動画にはタイトルが必要です。
- 情報をHeyGenに伝える: これらの情報を「HeyGen」プラグインに伝えます。
つまり、「HeyGen」プラグインには次のようにプロンプトを出せば良いということになります。
例:AIアバターに「こんにちは、私はAIアバターです」と言わせる動画を作りたい
- 「HeyGen」プラグインを選択
- 「こんにちは、私はAIアバターです」というテキストを話す、女性のアジア人のアバターを使って、「AIアバターの紹介」というタイトルのビデオを作ってほしい
- 2のプロンプトをチャットに入力して送信
なんと、「プロンプト(命令文)」を書いて送信するだけ!簡単ですね!
「HeyGen」プラグインを使ってみた!
それでは実際にChatGPTの「HeyGen」プラグインを使ってみます。
AIアバターに「こんにちは、私はAIアバターです」と言わせる動画を作ってもらった結果は?
先ほど、ChatGPTが「HeyGen」プラグインの使い方の例に挙げた、女性のアジア人のアバターに「こんにちは、私はAIアバターです」と言わせる動画を作ってもらいます。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
なんと、あっという間に作成してくれました。テキストが一文だったこともあると思いますが、1分もかかってません。
ビデオはリンク先で視聴できるということで、さっそくクリックしてみると、下の画面が開きました。
再生ボタンをクリックすると、プロンプトどおり「こんにちは、私はAIアバターです」と女性のアジア人が喋りました。
こんなに簡単に動画ができるとは感動です!
また、喋り方や表情、口の動き、体の動きなど、とても自然で、特に大きな違和感を感じないことに驚きました。
ちなみに、動画は右クリックで保存できます。
今回の動画を保存して下にアップしましたので、よろしければ再生してみてください。
【応用編①】ブログ記事の動画を完全自動で生成!「Link Reader」プラグインと「HeyGen」プラグインの組み合わせをやってみた!
上の例のように、アバターに話させたいことをテキストにすれば、「HeyGen」プラグインで簡単に動画ができることがわかりました。
ただ、動画にするテキストを全部考えるのは大変ですよね。アバターに話させる内容も、ChatGPTの力を借りることができれば嬉しいと思いませんか?
そこで、「HeyGen」プラグインと同時に、リンク先の情報を要約してくれる「Link Reader」プラグインを使ってみようと思いました。
「Link Reader」プラグインとは?
「Link Reader」プラグインをご存知ない人に説明すると、「Link Reader」プラグインを一言でいうと「ウェブページ、PDF、PowerPoint、画像、Wordファイルなどのリンク先から情報を抽出し、その内容の要約や解説をするツール」です。
「Link Reader」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
「リンク先の情報」の要約を、アバターに話させることができる
「HeyGen」プラグインと同時に、この「Link Reader」プラグインを使うと何ができるかというと、リンク先の情報を要約したものを、アバターに話させることができるというわけです。
今回の例として、当ブログ「ChatGPTの学校」の記念すべき初投稿の記事「ChatGPTとは?始め方、日本語での使い方、活用方法を解説!まずは無料登録から」の要約をアバターが話す動画を、「HeyGen」プラグインに作ってもらおうと思います。
「HeyGen」プラグインと「Link Reader」プラグインに、「ブログ記事の要約」の動画を作成してもらった結果は?
では、実際に「HeyGen」プラグインと「Link Reader」プラグインを使って、「当ブログの記事の要約」の動画を作成します。
まず、「HeyGen」プラグインと「Link Reader」プラグインが選択されていることを確認します。
そして、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
まず、「Link Reader」プラグインが動作し、上の画像のように「ブログ記事の要約」が表示されました。
そのあと、「以上の内容を元に、ビデオの作成を進めます。」と表示され、「HeyGen」プラグインが動作開始しました。
これは凄いものができそう!期待できますね。
【疑問】アバターは、要約を一字一句そのとおり読み上げるのか?
実は、「ブログ記事の要約」を見て疑問に感じたことがありました。
ブログ記事の要約は以下のとおりでした。ChatGPTの返答をそのまま紹介します。
この記事は、OpenAIが開発した「ChatGPT」について詳しく解説しています。ChatGPTは、自然な会話を生成し、ユーザーの質問に答えたり、文章を作成したりすることができる人工知能(AI)モデルです。数百億のパラメーターを持ち、大量のテキストデータから学習しています。その結果、自然な会話を生成する能力が高く、様々なタスクで活用されています。例えば、顧客サポート、コンテンツ生成、教育などで利用されています。
また、ChatGPTは、コミュニケーション能力の向上、タスク効率化と時間節約、言語学習支援の強力なツールという3つのメリットがあります。これらのメリットにより、ChatGPTはビジネスや学習、日常生活での効果的な使い方が可能となります。
さらに、この記事では、ChatGPTの開発元であるOpenAIについても触れています。OpenAIはAI技術の民主化を目指し、人類全体に利益をもたらす形でAI技術の普及を促進する非営利団体です。OpenAIのミッションは、「人類全体の利益になるような人工知能(AGI)を安全に開発し、普及すること」です。
この要約を見て疑問に感じたこととは、「アバターは、この要約を一字一句そのまま読み上げるのか?」ということです。
というのも、この要約には「この記事は」とか「この記事では」というフレーズが入っています。
記事のことを知らない視聴者が、この動画を見たときに「この記事」と言われても意味がわかりませんよね。
あくまでも、アバターには、ブログ記事の要約した内容を話して欲しいのです。
果たして、「HeyGen」プラグインが作る動画は、この文章のまま話すのか?それとも、アレンジして話すのか?
「以上の内容を元に、ビデオの作成を進めます。」というChatGPTの言葉から、アレンジしてくれることを祈ります…
動画作成までに7分かかりました
いざ、動画が見れるリンクをクリックしてみると、
今回は文章が長いせいか、すぐには動画が再生できませんでした。
結局、完成までに7分待ちました。
動画完成。アレンジ完璧です!
完成しました。今回のアバターは、下の画像のとおり男性のアジア人です。
なお、動画の長さは51秒でした。これは、無料プランが作成できる動画は1分以内だからですね。
疑問に感じていた「アバターが読み上げる要約の内容」ですが、見事にアレンジされてました!完璧です。
できた動画は下記です。ご覧ください。口や喉、体の自然な動きに驚きます。
「アバターが話す要約文」と「元の要約文」との比較
「アバターが話す要約文」と「元の要約文」とを細かく比較してみました。
すると、アバターが話す完成文には、「この記事は」とか「この記事では」というフレーズが完璧に無くなってました。
また、文章もかなりアレンジされていて、アバターが話す完成文は全体的に短くなってました。これは、無料プランの1分以内に収めるためだと思われます。
比較の文章は下記のとおりです。右の▼をクリックすると、「アバターが話す要約文」が表示されます。
元の要約文:この記事は、OpenAIが開発した「ChatGPT」について詳しく解説しています。ChatGPTは、自然な会話を生成し、ユーザーの質問に答えたり、文章を作成したりすることができる人工知能(AI)モデルです。
アバターの要約文:ChatGPTは、OpenAIによって開発された人工知能モデルで、自然な会話を生成し、ユーザーの質問に答えたり、文章を作成したりします。
元の要約文:数百億のパラメーターを持ち、大量のテキストデータから学習しています。その結果、自然な会話を生成する能力が高く、様々なタスクで活用されています。例えば、顧客サポート、コンテンツ生成、教育などで利用されています。
アバターの要約文:数百億のパラメーターを持ち、大量のテキストデータから学習しています。その結果、自然な会話を生成する能力が高く、様々なタスクで活用されています。例えば、顧客サポート、コンテンツ生成、教育などで利用されています。※このパートは「元の要約文」と全く同じでした※
元の要約文:また、ChatGPTは、コミュニケーション能力の向上、タスク効率化と時間節約、言語学習支援の強力なツールという3つのメリットがあります。これらのメリットにより、ChatGPTはビジネスや学習、日常生活での効果的な使い方が可能となります。
アバターの要約文:ChatGPTは、コミュニケーション能力の向上、タスク効率化と時間節約、言語学習支援の強力なツールとなります。
元の要約文:さらに、この記事では、ChatGPTの開発元であるOpenAIについても触れています。OpenAIはAI技術の民主化を目指し、人類全体に利益をもたらす形でAI技術の普及を促進する非営利団体です。OpenAIのミッションは、「人類全体の利益になるような人工知能(AGI)を安全に開発し、普及すること」です。
アバターの要約文:開発元のOpenAIは、AI技術の民主化を目指し、人類全体に利益をもたらす形でAI技術の普及を促進する非営利団体です。
このように、ChatGPTが最初に要約した文を、「HeyGen」プラグインが作成した動画では見事にアレンジしてました。
【応用編②】ブログ記事の動画を完全自動で作成!「WebPilot」プラグインと「HeyGen」プラグインの組み合わせをやってみた!
応用編2として、「WebPilot」プラグインと「HeyGen」プラグインの組み合わせをやってみたいと思います。
実は、この「WebPilot」プラグインも、「Link Reader」プラグインと同様に、指定したURL(Webページ)の内容を読み取って要約することができる機能を持ちます。
「WebPilot」プラグインとは?
「WebPilot」プラグインをご存知ない人に説明すると、「WebPilot」プラグインを一言でいうと「指定したURL(Webページ)の内容を読み取ることができ、その指定したページの特定の情報を抽出したり、要約したりすることができるツール」です。
「WebPilot」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
「HeyGen」プラグインと「WebPilot」プラグインに、「ブログ記事の要約」の動画を作成してもらった結果は?
では、実際に「HeyGen」プラグインと「WebPilot」プラグインを使って、「ブログの記事の要約」の動画を作成します。
今回の記事の例は、当ブログ「ChatGPTの学校」の記事「サム・アルトマン(OpenAI社CEO)とは?経歴や名言。日本訪問で岸田総理と面談」を使います。
まず、「HeyGen」プラグインと「WebPilot」プラグインが選択されていることを確認します。
そして、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
「WebPilot」プラグインが動作したのですが、「HeyGen」プラグインが動作しませんでした。
再度試してみたところ、今度は無事に生成が始まりました。
10分で動画完成!生成された動画は1分超え!?
今は、動画完成まで10分かかりました。
「Link Reader」プラグインのときは7分でしたから、結構時間がかかったなと思い、動画の長さを確認すると1分18秒!?
無料プランの場合は1分以内の動画しか作れないので、てっきり「HeyGen」プラグインも1分以内しか生成されないと思っていたのですが…
18秒はおまけでしょうか?(笑)
今回のアバターは、上の画像のとおり男性の白人です。
できた動画は下記です。ご覧ください。口や手、頭、体の自然な動きなど、本当に驚きますね。
今回は、要約の内容の詳細の比較は割愛しますが、今回も見事にアレンジされてました。
「この記事は」というフレーズはなくなり、1分以内で収まるように違和感なくアレンジされてました。今回も完璧な出来でした!
【応用編の結論】「Link Reader」プラグインと「WebPilot」プラグインは、どちらも「HeyGen」プラグインと相性抜群!
応用編として「ブログ記事の動画を完全自動で生成する」ために、「Link Reader」プラグインと「WebPilot」プラグインを、「HeyGen」プラグインに組み合わせて試してみました。
「Link Reader」プラグインと「WebPilot」プラグイン、どちらも要約はバッチリでした。
そして、最終的に「HeyGen」プラグインがうまくアレンジしてくれて、驚きの動画が作成されました。
結論として、「HeyGen」プラグインには、「Link Reader」プラグインと「WebPilot」プラグインのどちらを組み合わせても自動動画生成は上手くいくと言えます。
今の段階で、これだけの動画が完全自動で生成できるとは、本当に凄すぎです。1年後がどうなっているのか、怖いくらいですね。
ただ、誰でも簡単にアバター動画を作れるとなれば、どう差別化するかが大きなポイントになることは間違いありません。そのファーストステップとして、この応用編を試してみられることをぜひおすすめします。
「HeyGen」有料プランの料金について
有料プランは、下の画面のとおり月額29ドルからのCreatorプランと月額89ドルからのBusinessプラン、料金相談のEnterpriseプランがあります。
プランによって作成できる動画の数や長さ、音声、その他の使用できる機能の違いがあります。
なお、年払いを選択すると、月払いの20%OFFの料金になります。
また、同じプランの場合でも、月の動画作成数によって料金が変わります。
動画作成数は、Creatorプランは15、30、60、90、120個から、Creatorプランは30、60、120、180、300個から選択できます。
上の画面の動画作成数と料金は、「Creatorプランは月15個で月額29ドル」、「Businessプランは月30個で月額89ドル」となってます。
しかし、動画作成数を最大に増やしてみたところ、下の画面のように「Creatorプランで月120個の場合は、月額239ドル」、「Businessプランで月300個の場合は、月額899ドル」と料金がアップします。
なお、上述しましたが、まずは無料プランで試してみて、本格的に使用したいとなったときに有料プランを選択することをおすすめします。
【6/28追記】同様の機能を持つ「Visla」プラグインを紹介!
新たに「Visla」プラグインを当ブログで紹介しました。
この「Visla」プラグインも「HeyGen」プラグインと同様の機能があり、動画を自動生成する機能を追加するツールです。
ただ、「Visla」プラグインの場合は、アバター動画ではなく、様々な動画素材から動画が生成される機能になりますので、「HeyGen」プラグインとはまた違った用途のプラグインとなります。
同じように動画生成AIの機能を持つプラグインとして、「Visla」プラグインもぜひチェックされてみてください。
「Visla」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
【7/7追記】同様の機能を持つ「Speechki」プラグインを紹介!
新たに「Speechki」プラグインを当ブログで紹介しました。
この「Speechki」プラグインには、一部「HeyGen」プラグインと同様の機能があります。それは、テキストから自然な音声を生成する機能です。
日本語対応ですし、音声のみ生成したい場合には、かなり使えるプラグインです。
音声生成AIの機能を持つプラグインとして、「Speechki」プラグインもぜひチェックされてみてください。
「Speechki」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
【8/12追記】「HeyGen」と「Canva(キャンバ)」が提携
「HeyGen」は、グラフィックデザインツールとして有名な「Canva(キャンバ)」と2023年8月2日に提携を発表しました。
「Canva」から「HeyGen」アプリを連携すると、「Canva」上でもAIアバター動画を作成することが可能になりました。
Canvaとは?
オーストラリアのシドニーに拠点を置くグラフィックデザインプラットフォームで、2013年に設立されました。ソーシャルメディアグラフィックやプレゼンテーションの作成に使用されます。
日本では、2017年からサービス提供を開始。現在は、世界190ヵ国で展開され、月間アクティブユーザー数は1億を超えます。
今回の「Canva」との提携により、「HeyGen」を使用するユーザーがますます増加し、AIアバター動画の勢いが加速していくでしょう。
【10/16追記】同様の機能を持つ「CapCut」プラグインを紹介!
新たに「CapCut」プラグインを当ブログで紹介しました。
この「CapCut」プラグインも「HeyGen」プラグインと同様の機能があり、動画を自動生成する機能を追加するツールです。
ただ、「CapCut」プラグインの場合は、アバター動画ではなく、様々な素材から動画が生成される機能になりますので、「HeyGen」プラグインとはまた違った用途のプラグインとなります。
同じように動画生成AIの機能を持つプラグインとして、「CapCut」プラグインもぜひチェックされてみてください。
「CapCut」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
【12/11追記】同様の機能を持つ「Video AI by invideo」プラグインを紹介!
新たに「Video AI by invideo」プラグインを当ブログで紹介しました。
この「Video AI by invideo」プラグインも「HeyGen」プラグインと同様の機能があり、動画を自動生成する機能を追加するツールです。
ただ、「Video AI by invideo」プラグインの場合は、アバター動画ではなく、様々な素材から動画が生成される機能になりますので、「HeyGen」プラグインとはまた違った用途のプラグインとなります。
同じように動画生成AIの機能を持つプラグインとして、「Video AI by invideo」プラグインもぜひチェックされてみてください。
「Video AI by invideo」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
まとめ
「HeyGen(ヘイジェン)」プラグインは、いかがでしたでしょうか?
この記事を通じて、ChatGPTのプラグイン「HeyGen」の使い方やその主な機能について学びました。
HeyGenは、テキストからアバター動画を生成するツールで、初心者でも簡単に使うことができます。また、「Link Reader」プラグインや「WebPilot」プラグインと組み合わせることで、ブログの動画を自動作成するなどの応用も可能でしたね!
最後にまとめると、「HeyGen」プラグインは以下の点が特に重要です。
「HeyGen」プラグインの重要なポイント
- 「HeyGen」プラグインは、テキストからアバター動画を生成するツールで、初心者でも簡単に使えます。
- 「HeyGen」プラグインの主な機能は、テキストから動画を作成し、アバターの性別と肌の色を選択し、ビデオにタイトルをつけることです。
- 「HeyGen」プラグインと「Link Reader」プラグインや「WebPilot」プラグインを組み合わせることで、ブログ記事の動画を自動作成するなどの応用が可能です。
これらの知識を活用して、あなた自身のメッセージを視覚的に伝える新たな方法を探してみてください。
これがChatGPTと「HeyGen」プラグインの可能性を最大限に引き出す一歩となるでしょう!
これまでに紹介したChatGPT プラグインの一覧
ChatGPTのプラグインの数は、すでに1074種類(2023年12月12日時点)。
海外のサービスが多く、日本人に馴染みのあるサービスはかなり少ないという印象です。
しかし、僕はただ知らないというだけで使わないのはもったいと思っています。
そこで、ChatGPTのプラグインの使い方の紹介をシリーズ化しています。今後も楽しみにして頂けると嬉しいです。
これまでに紹介したプラグインは、定期的に更新される「ChatGPT プラグインの一覧(カテゴリページ)」にて詳しく解説しています。
なお、ChatGPTのプラグインは、最大3つまで同時に活用することが可能です。つまり、異なるプラグインの力を組み合わせることにより、超パワフルなChatGPTを生み出すことができます。
ぜひ、他のプラグインもチャレンジされてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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