動画コンテンツの作成が難しいと感じたことはありませんか？特に、高品質な動画を作るための専門的なスキルや知識、そして高価なソフトウェアが必要だと思っていませんか？
しかし、最近の技術の進化により、そんな悩みを一気に解消するツールが登場しました。
それが、おすすめのChatGPTの「CapCut」プラグインです。
「CapCut」プラグインとは、一言でいうと文章から動画を自動で作成する機能を追加するツールです。
この「CapCut」プラグインを使えば、テキストやテーマを入力するだけで、クオリティの高い動画が手軽に作成できます。
この記事では、「CapCut」プラグインの使い方や注意点を詳しく解説します。
この記事を読むことで、以下のメリットがあります。
- 「CapCut」プラグインの基本的な使い方や活用方法を理解できる
- 初心者でも簡単に動画を作成するステップバイステップの方法を学べる
- 「CapCut」プラグインが現時点で英語のナレーションのみ対応していること、そしてその制約をどのように活用・克服できるのかのヒントを得られる
動画コンテンツの需要が高まる今、「CapCut」プラグインを活用して、あなたのメッセージを効果的に伝える方法を一緒に学びましょう！
ChatGPTのプラグインとは？
OpenAIが、ChatGPTの新機能として「プラグイン（Plugins）」のβ版を2023年5月12日から提供を開始しました。
「プラグイン（Plugins）」とは、あなたのChatGPTをより強力で多機能にカスタマイズするための追加ツールのことです。ChatGPT Plusユーザーであれば誰でも使用可能です。
なお、「プラグインってなに？」や「ChatGPTのプラグインとは？」など疑問に思っている方のために、「プラグインの基本」や「プラグインの一覧」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
プラグインを初歩から知りたいという方の参考になれば嬉しいです。
「CapCut」とは？開発元、開発目的は？
「CapCut」は、ByteDanceという企業が開発した動画編集アプリケーションです。
ByteDanceは、TikTokやDouyinなどの人気アプリを手掛ける中国のテクノロジー企業です。
「CapCut」の主な開発目的は、ユーザーが手軽に高品質の動画を作成・編集できるようにすることで、SNSやオンラインプラットフォームでのコンテンツ共有を促進することです。
「CapCut」プラグインで何ができる？
ChatGPTの「CapCut」プラグインは、文章から動画を自動で作成するツールです。
「CapCut」プラグインを使うと、ChatGPTを利用して簡単に動画を自動生成することができます。
具体的には、ユーザーが提供するテキストやテーマの内容を基に、ナレーション付きの動画を自動で作成することが可能です。初めて使う一般の方でも、テキストを入力するだけでプロフェッショナルな動画を作成できるので、非常に便利です。
「CapCut」プラグインの具体的な主の機能をまとめると、以下のとおりです。
「CapCut」プラグインの主な機能
- 動画生成: ユーザーが入力したテキストを基に動画を自動で作成します。
- 音声ナレーション: テキスト内容を英語の音声でナレーションとして追加します。
- アスペクト比の選択: 16:9や9:16など、動画のアスペクト比を選択できます。
- カスタマイズ: 生成された動画の内容やスタイルをカスタマイズすることができます。
ChatGPTのプラグイン「CapCut」の使い方
それでは、ChatGPT（GPT-4）で「CapCut」プラグインを使ってみます。
まずは、「CapCut」プラグインをインストールします。
「CapCut」プラグインをインストール
Plugin storeから「CapCut」を検索します。
［install］ボタンをクリックしてインストールします。
「CapCut」が選択されていることを確認します。
「CapCut」プラグインの使い方を聞いてみる
初めてプラグイン「CapCut」を使うので、まずはChatGPTにプラグイン「CapCut」の使い方を下記のように聞いてみました。
プロンプト：
ChatGPT プラグイン「CapCut」の使い方をステップ形式で、初心者にわかりやすく教えてください。
するとChatGPTから、下記の回答が返ってきました。
基本的な使い方として、次のステップが回答されました。ChatGPTの返答をそのまま紹介します。
↓ChatGPTの返答はここから↓
CapCutプラグインは、短いビデオを自動生成するための素晴らしいツールです。特に、プレゼンテーションやSNSでの投稿に便利ですよ。それでは、使い方をステップ形式でご説明します。
ステップ1: ChatGPTで「CapCut」プラグインを選択
まずは、ChatGPTのインターフェースでプラグインのセクションに移動し、「CapCut」を選択してください。これで、CapCutプラグインの機能がChatGPTで利用可能になります。
ステップ2: ビデオのトピックを決定
次に、ビデオのトピックを考えてください。今回は「ChatGPTの基本的な使い方」というトピックでビデオを作成します。
ステップ3: スクリプトの内容を考える
ビデオで伝えたい内容、つまりスクリプトを考えます。この内容は英語で記述する必要があります。もし英語が不安な場合、Google翻訳などを利用しても大丈夫です。
ステップ4: アスペクト比を選択
ビデオのアスペクト比を選びます。一般的には「16:9」が多く使われますが、「9:16」や「1:1」も選択可能です。
ステップ5: ビデオを生成するコマンドを入力
最後に、以下のようにコマンドを入力して、ビデオを生成します。ここで、”content”にはステップ3で考えたスクリプトを英語で入力してください。
CapCut.generate({
title: "Basic Usage of ChatGPT",
content: "[Your English script here]",
aspect_ratio: "16:9"
})少し時間がかかる場合がありますが、ビデオが生成されたらリンクが表示され、それをクリックしてビデオを確認できます。
注意点
- スクリプトの内容は3000英字以内である必要があります。
- ビデオのリンクをクリックした際、ロードに1分程度時間がかかることがありますので、少し待ってからご覧ください。
以上で、CapCutプラグインを使ってビデオを生成する手順は終わりです。
↑ChatGPTの返答はここまで↑
15歳でも出来る「CapCut」の簡単な使い方（実例あり）
上記のChatGPTから教えてもらったステップでは、コードを書いて利用する方法でした。
僕を含め普段コードを使用しない人のために、簡単な使い方を知りたいと感じました。
そこで、下記のプロンプトを送信。
プロンプト：
ChatGPTの「CapCut」プラグインでコードを使わない簡単な一般的な使い方があれば、例文をあげて15歳でも理解できるように教えてください
ChatGPTから下記の回答が返ってきました。
とても簡単な使い方を、例文とともに教えてくれました！
15歳でもできる「CapCut」プラグインの簡単な使い方は以下のとおりです。
ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
15歳でもできる「CapCut」プラグインの簡単な使い方
- トピック（テーマ）を決める: 「ChatGPTの基本的な使い方」
- プロンプトでリクエストを送る: 「ChatGPTの基本的な使い方の動画を作ってください」
- 追加情報を入力する: ChatGPTがビデオで話す内容（スクリプト）やビデオのアスペクト比（画面の形状）など追加の情報を求めてきたら、質問に答える
つまり、「CapCut」プラグインには次のようにプロンプトを出せば良いということになります。
例：「ChatGPTの基本的な使い方」の動画を作りたい
- 「CapCut」プラグインを選択
- 「ChatGPTの基本的な使い方の動画を作ってください」
- 2のプロンプトをチャットに入力して送信
なんと、動画を作りたいテーマを「プロンプト（命令文）」に書いて送信するだけ！簡単ですね！
「CapCut」プラグインを使ってみた！
それでは実際にChatGPTの「CapCut」プラグインを使ってみます。
「CapCut」プラグインで、「ChatGPTの基本的な使い方の動画」を作ってみた結果は？
先ほど、ChatGPTが「CapCut」プラグインの使い方の例に挙げた、「ChatGPTの基本的な使い方の動画」を作ってみます。
以下のプロンプト（命令文）を出してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
了解しました。ChatGPTの基本的な使い方に関する動画を作成します。
まず、動画の内容を以下のように考えました。
タイトル: “ChatGPTの基本的な使い方”
内容: “ChatGPTはOpenAIによって開発された先進的な言語モデルです。ユーザーはテキストベースのインターフェースを通じて質問や指示を入力し、ChatGPTはそれに応じて情報や回答を提供します。使い方は非常にシンプルです。1. テキストボックスに質問や指示を入力します。2. ‘送信’ボタンをクリックまたはエンターキーを押します。3. 数秒以内にChatGPTからの回答が表示されます。さまざまなトピックや質問に対応しており、情報検索、文章作成、プログラムのコード生成など、多岐にわたるタスクをサポートしています。”
動画のアスペクト比について、デフォルトの16:9を使用しますか、それとも他のアスペクト比を選択しますか？
タイトルはChatGPTに動画をお願いしたまま「ChatGPTの基本的な使い方」となっていますが、驚いたのは、内容まで考えて提案してくれたことです。
最後に、動画のアスペクト比について聞かれたので、
とプロンプトを出すと、動画作成が始まりました。
動画の作成が完了しました！以下のリンクから動画を視聴できます。
ChatGPTの基本的な使い方の動画を見る
動画が完成し、リンクが表示されました！ところが、リンクをクリックしてみても、動画のページが開きません。
【問題発生】動画が正常に作成されない
作成された動画が視聴できないので、ChatGPTに以下のように伝えてみました。
再度、動画生成をし直してくれたようでですが、以下のような回答結果で生成できませんでした。
申し訳ございませんが、動画の生成に関する問題が続いているようです。
この問題を解決するための手段として、以下の方法をお試しいただくことが考えられます：
- しばらく時間を置いてから再度お試しいただく。
- ブラウザのキャッシュをクリアしてから再度アクセスする。
- 別のデバイスやブラウザでリンクを開く。
ChatGPTのアドバイスどおり、時間を置いて試したり、ブラウザのキャッシュをクリアしたり、別のブラウザで試したりもしてみましたが、結果は同じで「問題があり動画が生成できない」ということでした。
【問題解決】英語では動画作成に成功！
ひょっとすると、日本語の動画は作れないのでは？と考え、英語に翻訳して、動画作成を再度お願いしてみました。
以下のプロンプト（命令文）を出してみました。
動画の生成に成功しました！以下のリンクから動画を視聴できます。
Basic Usage of ChatGPT – Watch the Video
動画が作成できたようなので、リンクをクリックします。
すると、ログイン画面が表示されました。
「CapCut」アカウントを作成する方法
動画を見るには、「CapCut」アカウントの作成が必要なようです。
ログイン方法には、GoogleやTikTok、Facebookアカウントの他、メールアドレス、QRコードがあります。
今回は、［メールで続ける］を選択します。
「まだアカウントをお持ちでないですか？登録」をクリックします。
登録画面が表示されるので、［メールで続ける］をクリックします。
メールアドレスとパスワードを入力して、［登録］ボタンをクリックします。
生年月日を入力して、［次へ］ボタンをクリックします。
登録したメールアドレスに、認証コードの記載されたメールが「CapCut」から届くので、確認してください。
認証コードを入力して［確定］ボタンをクリックします。
これで、「CapCut」アカウントの作成が完了です。
「CapCut」マイページでは、動画の視聴や編集ができます
「CapCut」アカウントの作成が完了すると、まずは下の図のように「免責事項」の表示が出ます。
［確定］ボタンをクリックすると、下の画面のように「CapCut」のマイページが開き、作成された動画が確認できます。
動画を視聴したところ、画像や音声、字幕（キャプション）が表示されました。
動画の長さは35秒ほどです。
音声（ナレーション）は英語ではありますが、すべて自動で作成されたとは思えないほど完成度は高い印象です。
動画の下に表示されているタイムラインを見ると、動画編集ソフトのように「キャプション」や「画像」、「音声」など、様々な要素が編集できることがわかります。
画面上部の［エクスポート］をクリックすると、共有リンクの作成やSNSのシェア、ダウンロードなどができます。
「CapCut」プラグインを使って作成された動画
実際に「CapCut」プラグインを使って作成された動画は以下です。
いかがでしょうか？この品質の動画が、自動で、しかも無料でできる時代に驚かれたのではないでしょうか？
動画のクオリティ、音声の明瞭さ、そしてその簡単な生成プロセスを考えると、技術の進化の速さに感嘆せざるを得ません。プロの動画編集者でなくても、このような品質の動画を手軽に作成できる点は、多くの方にとって大きな魅力となると思います。
【エラーの原因】ChatGPTの「CapCut」プラグインでは、日本語のナレーションの動画は作成できない
英語での動画作成は成功しました。そして再度、日本語で動画作成できるか試してみました。
しかし、結果は問題が再発してしまい、日本語では作成できませんでした。
調査の結果、日本語の内容で動画を生成することは可能であるケースがあったものの、完成した動画の音声（ナレーション）は英語となることが判明しました。
これを踏まえて、現時点では、ChatGPTの「CapCut」プラグインで日本語のナレーションを持つ動画を直接作成することは難しいという結論に至りました。
ChatGPTの「CapCut」プラグインは、日本語のナレーションの動画作成は非対応
編集画面からキャプション（字幕）は日本語に変更可能
「CapCut」プラグインを使用すると、動画が完成した後の編集画面でキャプション（字幕）を日本語に変更することができます。
これにより、視覚的に視聴者には日本語の情報をしっかりと伝えることができます。また、英語のナレーションとの組み合わせにより、国際的な雰囲気を持った動画を作成することが可能となり、より幅広い視聴者層にアプローチするチャンスが広がります。
また、キャプションを英語のままにしておくことで、英語圏の視聴者にも情報を伝えることができるため、国際的な市場にもチャレンジすることができます。
このように、「CapCut」プラグインを活用することで、地域や言語の壁を越えて、多くの人々に情報やメッセージを届ける新しい可能性が広がります。
なお、音声（ナレーション）を日本語にする方法は現在確認できていません。しかし、一部のクリエイターが「CapCut」を使用して日本語の読み上げを行っている例もあります。もし、日本語の音声が可能であれば可能性がさらに広がります。
日本語のナレーションに関する新しい情報や方法が見つかった際には、この記事を更新してお知らせします。
同様の機能を持つ「HeyGen」と「Visla」のプラグインを紹介！
以前、当ブログで紹介した「HeyGen」プラグインと「Visla」プラグインも、「CapCut」プラグインと同様の機能があり、動画を自動生成する機能を追加するツールです。
順番に紹介します。
「HeyGen」プラグインについて
「HeyGen」プラグインはテキストからアバター動画を自動生成するという機能です。「CapCut」プラグインとはまた違った用途のプラグインとなります。
なお、「HeyGen」プラグインは日本語対応もしていたり、「Link Reader」プラグインと組み合わせることで、完全自動で「リンク先の情報の要約」を話す動画を生成できたりします。
同じように動画生成AIの機能を持つプラグインとして、「HeyGen」プラグインもぜひチェックされてみてください。
「HeyGen」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
「Visla」プラグインについて
「Visla」プラグインは、「CapCut」プラグインと同じように、テキストでテーマを与えると動画が自動で生成される機能になります。
同じように動画生成AIの機能を持つプラグインとして、「Visla」プラグインもぜひチェックされてみてください。
「Visla」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
【12/11追記】同様の機能を持つ「Video AI by invideo」プラグインを紹介！
新たに「Video AI by invideo」プラグインを当ブログで紹介しました。
この「Video AI by invideo」プラグインも「CapCut」プラグインと同様の機能があり、動画を自動生成する機能を追加するツールです。
「Video AI by invideo」プラグインも、テキストでテーマを与えると動画が自動で生成されます。同じように動画生成AIの機能を持つプラグインとして、「Video AI by invideo」プラグインもぜひチェックされてみてください。
「Video AI by invideo」プラグインについてはこちらの記事に詳しく解説しています。
まとめ
「CapCut」プラグインは、いかがでしたでしょうか？
ChatGPTの「CapCut」プラグインは、テキストを基に動画を自動生成する革命的なツールです。
現時点では、「CapCut」プラグインで作成された動画は、英語のナレーション（音声）やキャプション（字幕）になります。これは、英語圏の視聴者にアプローチするチャンスです。
なお、キャプションは編集画面から日本語に変更可能で、これにより日本語の情報を視聴者に伝えることができます。英語のナレーションと組み合わせることで、国際的な雰囲気の動画を作成することができます。
このツールを活用すれば、あなたもプロフェッショナルな動画を手軽に作成し、多くの人々に情報を届けることができるでしょう。
最後に、「CapCut」プラグインの重要なポイントをまとめます。
「CapCut」プラグインの重要なポイント
- 動画の自動生成：テキストを基に、プロフェッショナルなクオリティの動画を簡単に作成できます。
- 英語のナレーションとキャプション：「CapCut」プラグインで作成された動画は、現時点では英語のナレーション（音声）やキャプション（字幕）になります。
- 日本語キャプションのサポート：動画のキャプションは、編集画面から日本語に変更可能です。これにより、日本語の情報をしっかりと視聴者に伝えることができます。
- 国際的な雰囲気の動画作成：英語のナレーションとの組み合わせで、国際的な市場にもチャレンジすることができます。
新しい技術やツールを活用することで、あなたのコンテンツ作成の可能性は無限大です。
今すぐ「CapCut」プラグインを試して、その力を体感してみてください！
これまでに紹介したChatGPT プラグインの一覧
ChatGPTのプラグインの数は、すでに1074種類（2023年12月12日時点）。
海外のサービスが多く、日本人に馴染みのあるサービスはかなり少ないという印象です。
しかし、僕はただ知らないというだけで使わないのはもったいと思っています。
そこで、ChatGPTのプラグインの使い方の紹介をシリーズ化しています。今後も楽しみにして頂けると嬉しいです。
これまでに紹介したプラグインは、定期的に更新される「ChatGPT プラグインの一覧（カテゴリページ）」にて詳しく解説しています。
なお、ChatGPTのプラグインは、最大3つまで同時に活用することが可能です。つまり、異なるプラグインの力を組み合わせることにより、超パワフルなChatGPTを生み出すことができます。
ぜひ、他のプラグインもチャレンジされてみてくださいね！
最後までお読みいただきありがとうございました！
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