ChatGPTのプラグインは便利な拡張機能でしたが、2024年4月9日に提供が終了しました。
本記事では、【Zapier】プラグインの使い方を解説していますが、今後の利用には、より進化したChatGPTのGPTs(カスタムGPT)をお勧めします。
ChatGPTの発展を理解し、【Zapier】プラグインの詳細を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
あなたは毎日、さまざまなウェブアプリケーションを使って作業を行っていることでしょう。
しかし、それらのアプリケーション間でタスクをこなしたり、データを移動させたりする作業は手間がかかり、時間を無駄にしていませんか?
この記事では、そんなあなたの問題を解決するためのおすすめのツール、ChatGPTの人気プラグイン「Zapier(ザピア)」の使い方について詳しく解説します。
「Zapier」プラグインとは、一言でいうと5,000以上のウェブアプリケーションを連携させて自動化を実現できる機能を追加するツールです。
この記事を読むことで、Zapierとは何か、「Zapier」プラグインを使って何ができるのか、そしてそのインストール方法や具体的な使い方について理解を深めることができます。
この記事を読むことで、以下のメリットがあります。
- ビジネスや日常生活の作業効率を向上させるための新たなツールを知ることができる
- 5,000以上ものアプリケーションと連携可能な「Zapier」の具体的な使い方や活用方法を理解できる
- ChatGPTと「Zapier」を連携させることで、より多機能なAIアシスタントを手に入れることができる
これらの情報を手に入れることで、あなたのデジタルライフは一変するでしょう。
さあ、一緒にZapierの世界を探索してみましょう!
ChatGPTのプラグインとは?
OpenAIが、ChatGPTの新機能として「プラグイン(Plugins)」のβ版を2023年5月12日から提供を開始しました。
「プラグイン(Plugins)」とは、あなたのChatGPTをより強力で多機能にカスタマイズするための追加ツールのことです。ChatGPT Plusユーザーであれば誰でも使用可能です。
なお、「プラグインってなに?」や「ChatGPTのプラグインとは?」など疑問に思っている方のために、「プラグインの基本」や「プラグインの一覧」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
プラグインを初歩から知りたいという方の参考になれば嬉しいです。
「Zapier(ザピア)」とは?開発元、開発目的は?
Zapier(ザピア)は、一言でいうと「5,000以上のウェブアプリケーションを連携させて、自動化を行うためのツール」です。
Zapierを使用すると、一つのアプリケーションでのアクションをトリガーとして、他のアプリケーションで何かを自動的に行うという「Zap」(自動化ワークフロー)を作成することができます。
Zapierは、2011年にBryan Helmig、Mike Knoop、およびWade Fosterによって米国で設立されました。
彼らは、異なるウェブアプリケーション間でデータを移動させる作業を簡単にし、時間を節約するためのソリューションを提供することを目指してZapierを開発しました。
Zapierは現在、世界中の数百万人のユーザーに利用されていて、5,000以上のアプリケーションと連携することができます。
「Zap」とは?
Zapierを初めて使う人は、「Zap」という用語は馴染みがないと思います。
「Zap」は、一連の自動化されたタスクのことです。自動化ワークフローとも呼ばれます。
Zapはトリガー(何が起こったときにこのアクションを実行するか)とアクション(何を行うか)から成り立っています。
例えば、「新しいメールがGmailに届いたとき(これがトリガー)に、そのメールの内容をGoogleスプレッドシートに追加する(これがアクション)」という自動化されたこれらのタスクが「Zap」です。
「Zapier」プラグインで何ができる?
「Zapier」プラグインとは、5,000以上のウェブアプリケーションを連携させて自動化を実現できる機能を追加するツールです。
ChatGPTの「Zapier」プラグインを使用すると、ChatGPTがZapierの「Zap」を直接トリガーできます。これにより、ChatGPTからさまざまなウェブアプリケーションを操作することが可能になります。
具体的には、「Zapier」プラグインは以下のようなことが可能です:
- カレンダーイベントの作成:ChatGPTに指定の日時で新しいカレンダーイベントを作成するよう指示すると、Zapierを通じてGoogleカレンダーやOutlookカレンダーに新しいイベントを作成します。
- メールの送信:ChatGPTにメールの送信を指示すると、Zapierを通じてGmailやOutlookからメールを送信します。
- 新しいRSSフィードアイテムとSlackメッセージの送信:特定のRSSフィードに新しいアイテムが追加されたとき、そのアイテムの詳細を指定したSlackに送信します。
- 新しいTwitterツイートとGoogleスプレッドシートの更新:特定のハッシュタグを含む新しいTwitterツイートが投稿されたとき、そのツイートの内容をGoogleスプレッドシートに追加します。
もちろんこれらは、ほんの一部の例です。
5000以上ものアプリケーションと連携可能なので、その組み合わせはほぼ無限大です。
「Zapier」プラグインを使えば、あなたのニーズに合わせてカスタマイズされた自動化を作成することができるようになります。
ChatGPTのプラグイン「Zapier」のインストール方法
それでは、ChatGPT(GPT-4)で「Zapier」プラグインを使ってみます。
「Zapier」プラグインの使用ですが、他のプラグインと比べると次の2点で少々手間がかかりました。
「Zapier」のインストール時に必要なこと
- ChatGPTの二要素認証(2段階認証)を有効にする
- 初めて「Zapier」を利用する人はサインアップや設定が必要
なので、初めて「Zapier」プラグインを使うときは、少し時間の余裕があるときに行った方が良いかもしれません。
それでは、まずは「Link Reader」プラグインのインストール方法から説明します。
「Zapier」プラグインをインストール
Plugin storeから「Zapier」を探します。
[Popular]で見つかったので、かなり人気のプラグインのようですね。
[install]ボタンをクリックします。
「Zapier」プラグインの使用には、ChatGPTの二要素認証を有効にする必要あり
「Zapier」プラグインをインストールしようと[install]ボタンをクリックしたところ、下の表示が出ました。
訳してみると、
このプラグインでは、セキュリティ強化のため、2ファクタ認証を有効にする必要があります。2ファクタ認証を設定して、再度お試しください。
ということで、「Zapier」プラグインの使用には、ChatGPTの二要素認証を有効にする必要があるということです。
確かに、5,000以上のWebサービスに接続できるプラグインなので、二要素認証は必須ですよね。
また、これからもChatGPTを続けていくのであれば、セキュリティ面や情報漏洩対策としても二要素認証は必要です。
ChatGPTの二要素認証はデフォルトでは無効になっていることもあり、僕もまだ設定してませんでした。
そこで、次は二要素認証の有効にする方法を説明します。
ChatGPTの二要素認証を有効にする方法
ChatGPTの二要素認証を有効にする方法を説明します。
最初に、下記のAのまたはBのどちらかの方法で進みます。
Aの方法
先ほどの画面に出ていた[Enable two-factor authentication]のボタンをクリックします。再度、ChatGPTのログイン画面が出たらログインします。
Bの方法
ChatGPTの画面の左下に表示されているメールアドレス横のメニュー[…]からSettingをクリックすると、下の画面になります。
一番下のEnable two-factor authenticationの横の[Enable]ボタンをクリックしてください。
認証アプリでQRコードをスキャンする
下記の画面が出ますので、「Google Authenticator」や「Microsoft Authenticator」などの認証アプリを使って、表示されたQRコードをスキャンしてください。
認証アプリでQRコードをスキャンすると、アプリにワンタイムコードが表示されます。
そのワンタイムコードを入力して[続く]をクリックします。
これで、ChatGPTの二要素認証が有効になりました。
再度、ChatGPTのログインを求められたらログインしてください。
ChatGPTの二要素認証が有効になったかを確認する方法
ChatGPTの二要素認証が有効になってるかを確認します。
画面左下のメールアドレス横のメニュー[…]からSettingをクリックして、Enable two-factor authenticationの横が[Disable]と表示されていれば、二要素認証の有効が設定完了しています。
今後、ChatGPTからワンタイムコードを求められた場合は、今回使用した認証アプリを開いて表示されたワンタイムコードを入力することになります。
再度「Zapier」プラグインをインストール
これで、「Zapier」プラグインをインストールする準備ができました。
[install]ボタンをクリックしてインストールします。
「Zapier」のアカウント登録と初期設定の方法
次に、「Zapier」のアカウント登録と初期設定の方法を説明します。
「Zapier」プラグインをインストールすると、「Zapier」のログイン画面が表示されます。
メールアドレスと名前を入力します。
続いて、パスワードを入力します。
下の画面が出るので、アンケートに答えて[続く]をクリック。
あなたが使用している、または使用してみたいアプリを選択します。複数選択可能です。
ここではアプリを選択せずにスキップもできますが、後ほどZapierの管理画面で下図のように複数のZapが表示されます。ここで登録しておいた方が便利です。
次に、OpenAIにZapierの使用を許可します。
[許可する]ボタンをクリックします。
「Zapier」プラグインの使用が許可されると、そのまま新しいアクションを追加して実行することができます。
ここまでで、アカウント登録と初期設定方法は終わりです。お疲れ様でした。
次からいよいよ「Zapier」プラグインの使い方の説明になります。
ChatGPTのプラグイン「Zapier」の使い方:アクションの設定方法
OpenAIに、Zapierの使用を許可すると下記の画面になります。
では早速、[新しいアクションを追加する]ボタンをクリックしみましょう。
[新しいアクションを追加する]ボタンをクリックすると、下の図のように「ChatGPTのアクション設定画面」になります。
アクションの欄にアプリ名を入力すると、アクションの例が表示されます。
アクションの例にはどのようなものがあるのか、人気のアプリを例に下に紹介します。なお、(一例)と記載のあるアプリについては、アクションがさらにあることを示しています。
Gmailの場合(一例)
Googleカレンダーの場合(一例)
Googleスプレッドシートの場合(一例)
Slackの場合(一例)
Twitterの場合
Facebookの場合(一例)
YouTubeの場合
Instagramの場合(一例)
チャットワークの場合
実にさまざまなことができることが、お分かり頂けると思います。
それでは次からアクションを設定していきます。
「Zapier」プラグインを使ってみた!
それでは実際にChatGPTの「Zapier」プラグインを使ってみます。
まずは、「Googleカレンダーのイベント作成」のアクションを設定します。
「Googleカレンダーのイベント作成」のアクションを設定する方法
アクションから、「Google Calendar: Create Detailed Event」を選択します。
最初にGoogleアカウントとの接続が必要なので、[新しいGoogleカレンダーアカウントを接続する]ボタンをクリック。
[はい、Googleカレンダーに進みます]をクリック。
使用するアカウントを選択。
[許可]ボタンをクリック。
アカウントが許可されると、下の画面が表示されます。
Googleカレンダー アカウントに、設定したアカウントのメールアドレスが表示されているのを確認してください。
設定はデフォルトのままです。
なお、すべてのオプションを表示をクリックすると、詳細の設定をすることができます。
今回はこのまま、[アクションを有効にする]ボタンをクリックして進みます。
上の図が表示されたら、アクションの設定と有効が完了です。
「Zapier」プラグインで「Googleカレンダーのイベント作成」をやってみた結果は?
それでは、実際にChatGPTの「Zapier」プラグインで「Googleカレンダーのイベント作成」をやってみます。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
ChatGPTの回答を下に紹介します。
こちらのリンクをクリックして、予定の詳細を確認し、操作を完了してください。これにより、指定した日時に「食事会」の予定がGoogleカレンダーに追加されます。
ChatGPTのチャットだけで完了するわけではないようです。
回答の中のリンクをクリックすると、下の画面になりました。
時間の設定は成功してます。
しかし、タイトルの「食事会」というタイトルがなく、「プライベート」とだけとなってました。
実はプロンプトを何度か変更したり、色々試してみたりしたのですが、なぜかタイトルがうまくいきませんでした。
そこで今回は、そのまま[Run]ボタンをクリックして進みます。
実行はうまくいったようです。
Googleカレンダーを確認してみると…
予定時間はバッチリでしたが、やはりタイトルは空白でした。
Googleカレンダーは課題が残る結果となりました。
「Zapier」プラグインで「Gmailの下書き作成」をやってみた結果は?
次は、ChatGPTの「Zapier」プラグインで「Gmailの下書き作成」をやってみます。
まずは、「Gmailの下書き作成」のアクションを設定します。
今回も、事前設定でGmailアカウントのアクセス許可が必要です。
アクセスの許可ができたら、「Gmail: Create Draft」を選択して、デフォルトの設定のままで[アクションを有効にする]ボタンをクリックします。
早速、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
下書きなので、宛先は書いてません。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
ChatGPTの回答を下に紹介します。
こちらのリンクをクリックして、メールの詳細を確認し、操作を完了してください。これにより、題名が「次回のミーティングの内容について」、本文が「考え中」のメールの下書きが作成されます。
「Zapier」プラグインの場合は、ChatGPTのチャットだけで完了するわけではないようですね。
回答の中のリンクをクリックすると、下の画面になりました。
件名、本文、ともにきちんと反映されてました。
[Run]ボタンをクリックして進みます。
実行はうまくいったようです。
Gmailを確認してみると、件名、本文、ともにしっかり下書きに保存されてました!
「Zapier」プラグインの使い方を聞いてみる(トリガーとアクションのZap)
ここまではアクションのみの簡単設定でした。
「Zapier」でアカウントを作成した流れのまま、「Zapier」プラグインを使ってきました。
では、ここからはZapier特有の機能である「トリガー(何が起こったときにこのアクションを実行するか)とアクション(何を行うか)のZap」という設定にチャレンジしたいと思います。
そこで、プラグイン「Zapier」の基本的な使い方をChatGPTから教えてもらいたいので、下記のように聞いてみました。
プロンプト:
プラグイン「Zapier」の使い方をステップ形式で、初心者にわかりやすく教えてください。
するとChatGPTから、下記の回答が返ってきました。
基本的な使い方として、次のステップが回答されました。ChatGPTの返答をそのまま紹介します(キャプチャー図は僕が挿入しました)。
ステップ1:Zapierアカウントの作成
まずはじめに、Zapierのウェブサイトにアクセスしてアカウントを作成します。これは非常に簡単なプロセスで、メールアドレスとパスワードを入力するだけで完了します。
ステップ2:Zapの作成
Zapierのダッシュボードにログインしたら、「Make a Zap」ボタンをクリックします。ZapはZapierの自動化ワークフローのことを指します。
ステップ3:ChatGPTとZapierの連携
次に、ChatGPTとZapierを連携させます。これにより、ChatGPTからZapierの機能を直接利用することができます。連携の方法は、ChatGPTの設定メニューから「Zapier」を選択し、指示に従うことで行うことができます。
ステップ4:ChatGPTでZapierを使用
ChatGPTでZapierのZapを使用するには、ChatGPTにZapierのアクションを指示します。例えば、「6月1日10〜11時にミーティングの予定を入れて」と指示すると、ChatGPTはZapierを通じてGoogleカレンダーに新しいイベントを作成します。
これがChatGPTとZapierを連携させて使用する基本的なステップです。ただし、Zapierは非常に多機能で柔軟性があり、これらの基本的なステップを組み合わせて複雑な自動化を作成することも可能です。
↑ChatGPTの回答はここまで↑
トリガーとアクションのZapを設定する「Zapier」プラグインの使い方としては、ChatGPTへのプロンプトの前に、Zapierのダッシュボードにログインして、トリガーやアクションの設定しておくということになりますね。
なお、一つのアクションだけでいい場合は、先ほど設定した下図のページ( https://nla.zapier.com/openai/actions/ )から設定ができます。
簡単にまとめると、「Zapier」プラグインの使い方は次のような流れになります。
例:Googleカレンダーにイベントを作成したい
- Zapierでトリガーやアクションの設定をする(最初だけアカウントの連携が必要)
- ChatGPTで「Zapier」プラグインを選択
- 「○月○日○時に○○の予定を入れて」
- 3のプロンプトをChatGPTチャットに入力して送信
このように、「Zapier」プラグインを使うには、「トリガーやアクションの設定」や「アカウントの連携」が少々手間がかかります。
でも、一度設定すればあとは「プロンプト(命令文)」を書いて送信するだけ!長い目でみれば、ものすごく効率化できますね!
Zapの作り方①「ブログが更新されたらメールで通知してもらう」を作ってみた!
「Zapier」を初めて使う人は特に、「トリガーやアクションのZapの作り方」に時間がかかったり、難しく感じる方がいるのではないでしょうか?
頭で思いついても、Zapierのダッシュボードで設定するとなると、少々ややこしさも感じました。
そういうときは、まずはChatGPTにZapの作り方を教えてもらいましょう!
「ブログが更新されたらメールで通知してもらう」方法
例として、ChatGPTに「当ブログが更新されたら(トリガー)、メールで通知してもらう(アクション)」のZapの作り方を聞いてみました。
以下が、そのプロンプト(命令文)です。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
以下に、ChatGPTの回答のステップと、実際の設定方法を合わせて紹介します。
ステップ1:トリガーの設定
まず、Zapierのダッシュボードで新しいZapを作成します。
トリガーとしてRSSを選択し、New Item in Feedを選択します。これにより、指定したRSSフィードが更新されたときにトリガーが発生します。
RSSフィードのURLとして’https://chat-gpt.school/feed/’を入力します。
【補足】URLは、RSSが配信されているURLが必要です。通常のURLの場合はエラーになりました。
僕のブログの場合は、https://chat-gpt.school/feed/ です。
【補足】右のチェックボタンがすべて緑になったら設定完了です。
ステップ2:アクションの設定
アクションとして「Gmail」を選択し、「Send Email」を選択します。
【補足】[Continue]ボタンをクリックします。
メールの内容を設定し、トリガーが発生したときに送信されるメールの詳細を入力します。
【補足】必須の項目の「件名」「本文」以外に、一番最初の項目「To(宛先のメールアドレス)」の設定が必ず必要です。
【補足】右のチェックボタンがすべて緑になったら設定完了です。
ステップ3:Zapのテスト
最後に、Zapをテストして動作を確認します。
【補足】メールボックスを確認したところ、テスト送信のメールが届いてました。
テストが成功したら、Zapをオンにして有効化します。
以上のステップで、指定したウェブページが更新されたときにメール通知を送るZapが完成します。
↑ChatGPTの回答はここまで↑
【5/30追記】実際に新しい記事を投稿してみた結果は?
Zapの作り方をChatGPTに教えてもらって設定することで、意外と簡単にできました。
では実際に、当ブログの新しい記事を投稿したところ、以下のように無事にZapierからメールが届きました!
「ブログが更新されたらメールで通知してもらうZapを作って実行する方法」まとめ
簡単にまとめると、「ブログが更新されたらメールで通知してもらうZapを作って実行する方法」は次のような流れになります。
例:ブログが更新されたらメールで通知してもらうZapを作って実行したい
- ChatGPTでZapの作り方を教えてもらう
- Zapierでトリガーとアクションの設定をする
- ChatGPTでZapierプラグインを選択
- 「URL(ブログ)のRSSを使用して、ページが更新されたらメールで通知してくれるZapの作り方を教えて」
- 2のプロンプトをChatGPTチャットに入力して送信
Zapierでトリガーとアクションを設定したあとは、「プロンプト(命令文)」を書いて送信するだけです。
Zapのアイデアが浮かんだら、ChatGPTに教えてもらうのが一番ですね。
【追記8/16】Zapの作り方②「ブログが更新されたらX(旧Twitter)に投稿してもらう」を作ってみた!
このたび、当ブログ「ChatGPTの学校」の公式X(旧Twitter)を開設しました。
そこで、「ブログが更新されたらX(旧Twitter)に自動投稿してもらう」ためのZapを作ってみます。
「ブログが更新されたらX(旧Twitter)に自動投稿してもらう」方法
ChatGPTに、「当ブログが更新されたら(トリガー)、X(旧Twitter)に投稿してもらう(アクション)」のZapの作り方を聞いてみました。
以下が、そのプロンプト(命令文)です。
ChatGPTの回答は以下のとおり。
ChatGPTの回答の最下部にある「このZapをすぐに作成するには、こちらのリンクをクリックしてください。」をクリックすると、下のZapierの設定画面が開きました。
今回は、すでに作りたかったZap(トリガーやアクション)のベースが出来上がってました。設定は難しくなさそうですね。
それでは以下に、ChatGPTの回答のステップと、実際のZapierの設定画面をあわせて紹介します。
ステップ1:RSSフィードのトリガー設定
まず、トリガーを設定します。
下の画面の赤枠の部分「1.「https://chat-gpt.school/のRSSトリガーが更新されたときにトリガー」」をクリックします。
右に入力欄が表示されるので、「Feed URL」にRSSフィードURLを入力します。今回は、RSSフィードのURLとして’https://chat-gpt.school/feed/’を入力します。
[Continue]ボタンをクリックします。
ステップ2:Twitterへの投稿アクション設定
次にアクションを設定します。
下の画面の赤枠の部分「2.ステップ1で更新した内容を含むツイートを投稿します」をクリックします。
右に「Twitterに接続する サインイン」が表示されるので、[サインイン]ボタンをクリックします。
ZapierとTwitterの連携許可の確認が表示されるので、「はい」を選択して、[はい、Twitterに進みます]ボタンをクリックします。
Twitterのアカウントの情報を入力して、[連携アプリを認証]ボタンをクリックします。
ZapierとTwitterの連携に成功すると、下のようにZapierの設定画面に戻ります。
[Continue]ボタンをクリックします。
下の画面のように、アクションの設定の項目が表示されます。
メッセージの入力や、画像・ビデオ・GIFの添付、URL短縮の有無が設定可能です。
今回は、メッセージに「ブログ「ChatGPTの学校」を更新しました!」と入力してみました。
設定したら[Continue]ボタンをクリックします。
ステップ3:Zapのテスト
Zapをテストしてアクションを確認します。
[テストアクション]ボタンをクリックします。
アクションが実行されると、下の画面が表示されます。
X(旧Twitter)を確認すると、ツイートが確認できました。無事、テストは成功です。
なお、メッセージに、記事のタイトルやURLを入れる方法をChatGPTに聞いてみました。
下のように、{Title}
と{URL}
と書くことで、RSSフィードから取得したタイトルとURLに自動的に置き換えられるということでした!
新しい記事が公開されました!タイトル: {Title} 詳細はこちら: {URL}
ステップ4:Zapの有効化
テストが成功したら、Zapをオンにして有効化します。
Zapをオンにしようとしたところで問題が…!後述します。
以上のステップで、ブログが更新されたらX(旧Twitter)に投稿するZapが完成します。
【注意】プレミアムアプリを使用するには有料プランが必要!
上のとおり、ブログが更新されたらX(旧Twitter)に投稿するZapは作ることができました。
しかし、有効化しようとしたところ、以下のエラー表示が出ました。
日本語訳は以下の通り。
Twitter(TwitterV2API)のようなプレミアムアプリを使用するには有料プランが必要です。アップグレードして最高の機能をご利用ください
残念ながら、ブログが更新されたらX(旧Twitter)に投稿することは無料ではできませんでした。
Zapierのプランと料金
上で、ZapierとX(旧Twitter)との連携を実行しようとしたときに、Twitterを含むプレミアムアプリを使用するには有料プランが必要なことがわかりました。
そこで、Zapierのプランを調べたところ、以下のプランと料金があることがわかりました。
無料の場合は、Zapは最大5つまで、プレミアムアプリの使用は不可です。
また、作れるZapは、シングルステップ(1つのトリガーと1つのアクション)となります。
スタータープラン(月額29.99USD 年払いの場合は月額19.99USD)から、プレミアムアプリが使用可能になります。また、マルチステップZap(1つのトリガーから、複数のアクション)が使用できます。
プランと料金の詳細は、Zapの公式サイト(ログインが必要です)をご覧ください。
まとめ
「Zapier(ザピア)」プラグインは、いかがでしたでしょうか?
この記事では、ChatGPTのプラグイン「Zapier」の使い方を詳しく解説しました。
Zapierは5,000以上のアプリケーションと連携可能な強力なツールで、あなたのビジネスや日常生活を劇的に改善する可能性を秘めています。
以下に、「Zapier」プラグインの主要なポイントをまとめます。
「Zapier」プラグインの主要なポイント
- ChatGPTのプラグイン「Zapier」を使用すると、ChatGPTからさまざまなウェブアプリケーションを操作することが可能になります。
- 「Zapier」プラグインのインストールには、ChatGPTの二要素認証を有効にする必要があります。
- 「Zapier」プラグインを使用して、「Googleカレンダーのイベント作成」や「Gmailの下書き作成」などの操作をChatGPTから行うことができます。
- 「Zapier」プラグインを使用して、ブログが更新されたらメールで通知するなどの自動化ワークフロー「Zap」も可能です。
Zapierを使えば、あなたはもっと重要なことに集中する時間が増えます。
この記事が、あなたの生産性向上の一助となることを願っています!
これまでに紹介したChatGPT プラグインの一覧
ChatGPTのプラグインの数は、すでに1074種類(2023年12月12日時点)。
海外のサービスが多く、日本人に馴染みのあるサービスはかなり少ないという印象です。
しかし、僕はただ知らないというだけで使わないのはもったいと思っています。
そこで、ChatGPTのプラグインの使い方の紹介をシリーズ化しています。今後も楽しみにして頂けると嬉しいです。
これまでに紹介したプラグインは、定期的に更新される「ChatGPT プラグインの一覧(カテゴリページ)」にて詳しく解説しています。
なお、ChatGPTのプラグインは、最大3つまで同時に活用することが可能です。つまり、異なるプラグインの力を組み合わせることにより、超パワフルなChatGPTを生み出すことができます。
ぜひ、他のプラグインもチャレンジされてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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