ChatGPTのプラグインは便利な拡張機能でしたが、2024年4月9日に提供が終了しました。
本記事では、【World News】プラグインの使い方を解説していますが、今後の利用には、より進化したChatGPTのGPTs(カスタムGPT)をお勧めします。
ChatGPTの発展を理解し、【World News】プラグインの詳細を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
OpenAIが、ChatGPTの新機能として「プラグイン(Plugins)」のβ版を2023年5月12日から提供を開始しました。
「プラグイン(Plugins)」とは、あなたのChatGPTをより強力で多機能にカスタマイズするための追加ツールのことです。ChatGPT Plusユーザーであれば誰でも使用可能です。
ChatGPTをさらに便利に使いこなすために、プラグインの使い方をマスターしたいと思っている方も多いと思います。
ちなみにプラグインの数ですが、2023年12月12日時点で、すでに1074種類ものプラグインが使用できるようになってます。今後もさらに増加していくことでしょう。
そんな1074種類もあるプラグインを確認してみると、海外のサービスが多く、日本人に馴染みのあるサービスはかなり少ないという印象です。
しかし、それはまだどんなサービスが知らないだけで、使ってみるとびっくりするようなプラグインがたくさんあると思います。
そこで今回は、数あるプラグインの中からおすすめの「Wolfram(ウルフラム)」のプラグインの使い方を紹介します。
「Wolfram」プラグインは、一言でいうとChatGPTに強力な計算能力とデータ分析、グラフ描画機能などの機能を追加するツールです。
この記事を読むことで、以下のメリットがあります。
- 「Wolfram(ウルフラム)」プラグインの基本的な使い方を学べる
- 「Wolfram」プラグインが、一般的な人から専門家までどのように対応できるかを理解できる
- 具体的な使用例を通じて、「Wolfram」プラグインの可能性を探ることができる
なお、「プラグインってなに?」や「今回OpenAIが開発したChatGPTのプラグインとは?」など疑問に思っている方のために、プラグインの基本やプラグイン一覧ついてはこちらの記事に詳しく解説しています。
プラグインを初歩から知りたいという方の参考になれば嬉しいです。
ChatGPTのプラグインの使い方の紹介は、今後シリーズ化していく予定です。楽しみにして頂けると嬉しいです。
(追記)下記のページは、これまでに紹介してきたプラグインが一覧できる「プラグインの一覧(カテゴリページ)」です。参考にして頂ければ幸いです。
「Wolfram(ウルフラム)」とは?開発元は?
まずは、「Wolfram(ウルフラム)」について紹介します。
Wolframは、Stephen Wolfram(スティーブン・ウルフラム)が設立したWolfram Research(ウルフラム リサーチ)によって開発された一連の製品と技術のことを指します。
最もよく知られているWolframの製品は、Wolfram LanguageとWolfram|Alphaです。
「Wolfram Language」と「Wolfram|Alpha」とは?
- Wolfram Language: プログラミング言語であり、数学的計算、データ分析、アルゴリズム開発などに用いられます。一般的には記号計算システムMathematicaとして知られています。Wolfram Languageは、視覚化、統計解析、画像処理、自然言語処理、機械学習など、多岐にわたる機能を持っています。
- Wolfram|Alpha: 知識ベースの計算エンジンで、自然言語の質問に対して具体的な回答を生成することができます。例えば、「地球から火星までの距離は何キロメートルか?」という質問を入力すると、現在の距離を計算して答えてくれます。また、数学的な問題を解いたり、グラフを描いたりすることも可能です。
これらのツールは、科学者、エンジニア、データ分析家、教師、学生など、多様なユーザーによって使われています。
また、これらの技術は多くのシステムやサービス、特にAI(人工知能)システムのバックエンドで使用されています。
かなり高度なことができるツールや技術ですね。
「Wolfram(ウルフラム)」プラグインとは?
「Wolfram(ウルフラム)」がどんなツールか理解できたところで、一体ChatGPTの「Wolfram(ウルフラム)」プラグインを使うことで、ChatGPTではなにができるようになるのでしょうか?
まず、ChatGPTと「Wolfram」プラグインの組み合わせは、ユーザーが入力した自然言語を理解し、次に詳細な計算と分析を行い、最後に結果を自然言語で提示することが可能な強力なAIツールということになります。
「Wolfram」プラグインでなにができる?
ChatGPTの「Wolfram」プラグインを使うと、ChatGPTは高度な数学的な計算やデータ分析を行うことが可能になります。
具体的には、標準的な数学的な計算から複雑な統計解析、物理的な計算、化学的な計算、さらには金融計算まで、幅広い範囲の問題解決が可能になります。
「Wolfram」プラグインの主な機能
- 数学的な計算:基本的な数学の計算から高度な方程式の解まで、さまざまな数学的な問題を解くことが可能になります。
- データ分析:データの統計分析やグラフ作成など、データ解析の各段階を効率化できます。
- 物理的な計算:運動の法則やエネルギー計算など、物理的な問題に対する答えを素早く提供します。
- 化学的な計算:分子量の計算や化学反応のエネルギー計算など、化学の分野での問いに対する答えを提供します。
- 金融計算:複利計算や投資の将来価値計算など、金融関連の問題を解決します。
- グラフ作成:数学的な関数のグラフを描いたり、データの分布を可視化するグラフを作成することも可能です。
- 日常的な計算:レシピの調整やカロリー計算、距離計算といった日常生活での問題解決にも利用できます。
これにより、初心者から専門家まで、ユーザーは自分自身で計算を行う手間を省き、より高度な課題に集中することができるようになります。
なお、Stephen Wolfram(スティーブン・ウルフラム)のブログには、ChatGPTプラグイン開発に関する経緯や、「Wolfram」プラグインのかなり詳しい解説が掲載されています。ご興味のある方は下記からご覧ください。
それでは、まずは「Wolfram」プラグインの誰もが使えそうな簡単な例を挙げてみます。
誰もが使えそうな簡単な例
簡単な例をあげると
- レシピの調整:「2人分のパスタレシピを5人分に増やしたい」といった要望を理解し、必要な材料の量を計算して提示できます。
- カロリー計算:「ピザ1枚のカロリーはどれくらい?」などの栄養に関する質問に対応できます。
- 距離計算:「ニューヨークからロンドンまでの距離はどのくらい?」といった地理的な質問に答えることができます。
- 時差:「ロンドンの現在の時間は?」や「ニューヨークと東京の時差は?」といった時間に関する質問に答えられます。
- 日々の生活の中での数学:「300ページの本を毎日30ページずつ読むと何日で読み終わるか?」といった質問に答えることができます。
- 単位変換:「1マイルは何キロメートル?」といった単位変換の質問に対応できます。
- 体積計算:「1リットルの水は何キログラム?」などの物理的な質問に答えられます。
- 財務計算:「5年間で2%の年利で預金した場合、最終的にどのくらい得られるか?」といった質問に答えられます。
- 天気の予測:「次の週末の天気はどうなる?」といった質問を解析し、適切な予報サイトから情報を取得して答えられます。
- 星の比較:「シリウスと太陽、どちらが大きい?」といった質問を理解し、それぞれの星の大きさを比較して答えることができます。
- ポケモン:「カジッチュの進化系を見せて」といった質問をすると、進化系の画像を示してくれます。
なぜかポケモンがあるのがユニークなところですね(笑)
これらの実例からも見て取れるように、ChatGPTと「Wolfram」プラグインの組み合わせは、日常生活の様々な場面での疑問や問題を解決するのに役立ちます。
この機能の優れた点は、その自然な会話スタイルと高度な計算能力を兼ね備えている点です。これにより、ユーザーは自分の言葉で問いを投げかけるだけで、必要な情報を手に入れることができるのです。
グラフを作成してもらうことも可能
また、下記のように使用すると、「Wolfram」プラグインにグラフを作成してもらうこともできます。
「Wolfram」プラグインにグラフを作成してもらえる例
- ウォーキングまたはランニングの距離の追跡: 「今週走った距離のグラフは?」という質問を投げかけることで、一週間で走行した距離の折れ線グラフを得ることができます。これは、自分がどの日にどれだけの距離を移動したかを一目で把握するのに便利です。
- 毎日の摂取カロリーのモニタリング: 「今週の1日ごとのカロリー摂取量を表示してください」という質問で、毎日の食事から得られるカロリーのバー・チャートを生成することが可能です。これにより、自分の食事習慣についてより良い理解を得ることができます。
- 予算管理: 「今月の支出をカテゴリ別に表示してください」と質問すれば、各カテゴリー(食費、交通費、娯楽費など)での支出を円グラフとして表示できます。これは、自分がどこにどれだけの金額を使っているかを視覚的に理解するのに役立ちます。
専門家などの高度な使い方の例
次に専門家などの高度な内容では何ができるのか、例を挙げてみます。
- 量子力学の計算:物理学者は、「Wolfram」プラグインを利用して、シュレディンガー方程式やその他の量子力学の複雑な方程式を解くことができます。これにより、理論物理学者は量子力学の原理をより深く理解し、新しい物理法則の発見に貢献することが可能になります。
- 生物統計学の分析:生物学者や生物統計学者は、「Wolfram」プラグインを利用して、遺伝的なパターンや生物群集の動態などを分析することができます。例えば、大量のゲノムデータを解析して、種間の遺伝的な類似性や違いを調査することが可能です。
- 高度な金融分析:金融アナリストは、「Wolfram」プラグインを利用して、株価の予測、リスク評価、ポートフォリオ最適化など、複雑な金融計算を行うことができます。これにより、より正確な投資戦略を構築することが可能となります。
- 複雑なエンジニアリング問題の解決:エンジニアは、「Wolfram」プラグインを利用して、構造力学や電子工学、化学工学などの複雑なエンジニアリング問題を解くことができます。これにより、効率的なデザインと最適化を実現することができます。
- 気象学の予測: 気象学者は「Wolfram」プラグインを使用して、気象データの解析や天候の予測を行うことができます。例えば、気候変動のパターンを解析し、未来の気象条件を予測するモデルを作成することが可能です。
- 医療の人工知能アプリケーション: ヘルスケア専門家やAI研究者は、「Wolfram」プラグインを使って、医療画像の解析や診断補助、病気の予測モデルを作成することができます。これにより、患者へのケアの質を向上させ、医療の決定を補助します。
- 宇宙物理学の研究: 宇宙物理学者は、「Wolfram」プラグインを利用して、星の動きや銀河の形成などの宇宙の現象をモデル化・解析することができます。これは、宇宙の起源や進化についての理解を深めるために重要なツールとなります。
- 都市計画と交通の最適化: 都市計画者や交通エンジニアは、「Wolfram」プラグインを用いて、都市の人口分布、交通フロー、公共交通システムの最適化などを計画することができます。これは、都市生活の質を改善し、交通の効率を向上させるために重要な手段となります。
- 統計学者: 大規模なデータセットの相関関係を視覚化するために散布図を作成します。これにより、データ間のパターンや異常値を明確に識別できます。
- 生物学者: 種の個体数の時間による変動をライングラフにすることで、生態系の健康状態をモニターできます。
- 金融アナリスト: 株価の変動を時間に沿ったグラフにすることで、投資の傾向やリスクを評価することができます。
専門家などの高度な内容の例をあげると
以上のように、専門家たちは、それぞれの領域における高度な計算や分析を「Wolfram」プラグインを通じて実現することが可能です。
さらに数式の描画から複雑な3Dモデリングまで、さまざまな視覚化を可能にします。
このように、それぞれの分野の専門家が、より複雑な問題を効率的に解決するための一助となるでしょう。
ChatGPTのプラグイン「Wolfram」の使い方
それでは、ChatGPT(GPT-4)で「Wolfram(ウルフラム)」プラグインを使ってみます。
まずは、「Wolfram」プラグインをインストールします。
「Wolfram」プラグインをインストール
Plugin storeから「Wolfram」を探します。
[Most popular]で見つかったので、かなり人気のプラグインのようですね。
[install]ボタンをクリックしてインストールします。
「Wolfram」が選択されていることを確認します。
「Wolfram」プラグインの使い方を聞いてみる
プラグイン「Wolfram」の使い方がわからないので、まずはChatGPTにプラグイン「Wolfram」の使い方を下記のように聞いてみました。
プロンプト:
プラグイン「Wolfram」の使い方をステップ形式で、初心者にわかりやすく教えてください。
するとChatGPTから、下記の回答が返ってきました。
基本的な使い方として、次の2つが回答されました。ChatGPTの返答をそのまま紹介します。
ステップ1:Wolfram Alphaの利用
Wolfram Alphaは、自然言語のクエリを理解し、化学、物理、地理、歴史、芸術、天文学などのエンティティについての情報を提供します。また、数学的な計算、日付や単位の変換、方程式の解法なども行うことができます。
1.1. まず、getWolframAlphaResults
エンドポイントを使用します。このエンドポイントは、クエリを引数として受け取ります。例えば、次のように使用します:
{
"input": "France population"
}
1.2. このクエリは、フランスの人口についての情報をWolfram Alphaから取得します。結果はJSON形式で返されます。
ステップ2:Wolfram Cloudの利用
Wolfram Cloudは、Wolfram言語のコードを評価し、複雑な計算、データ分析、プロット作成、データインポート、情報検索などを行うことができます。
2.1. getWolframCloudResults
エンドポイントを使用します。このエンドポイントは、Wolfram言語のコードを引数として受け取ります。例えば、次のように使用します:
{
"input": "Plot[Sin[x], {x, 0, 2 Pi}]"
}
2.2. このコードは、0から2πまでの範囲でのSin[x]のプロットを作成します。結果はJSON形式で返され、プロットの画像URLなどの情報が含まれます。
以上が基本的な使い方です。具体的な質問や特定のタスクについてのヘルプが必要な場合は、お知らせください。
↑ChatGPTの返答はここまで↑
もっと簡単な「Wolfram」の使い方
上記のChatGPTから教えてもらった2つの方法は、すべてコードを書いて利用する方法でした。
僕を含め普段コードを使用しない人のために、簡単な使い方を知りたいと感じました。
そこで、下記のプロンプトを送信。
プロンプト:
一般的な使い方を教えてください
ChatGPTから下記の回答が返ってきました。
一般ユーザーの「Wolfram」プラグインの簡単な使い方
- 情報の検索: Wolfram Alphaは、自然言語のクエリを理解し、化学、物理、地理、歴史、芸術、天文学などのエンティティについての情報を提供します。例えば、「エベレストの高さは?」、「ニューヨークの現在の気温は?」、「第二次世界大戦はいつ終わった?」などの質問に答えることができます。
- 数学的な計算: Wolfram Alphaは、数学的な計算を行うことができます。例えば、「2+2は?」、「100を3で割った余りは?」、「5の平方根は?」などの質問に答えることができます。
- 日付や単位の変換: Wolfram Alphaは、日付や単位の変換も行うことができます。例えば、「100マイルは何キロメートル?」、「今日から30日後は何日?」などの質問に答えることができます。
- データ分析やプロット作成: Wolfram Cloudは、Wolfram言語のコードを評価し、複雑な計算、データ分析、プロット作成などを行うことができます。例えば、特定の関数のグラフを描く、データセットの統計的な分析を行うなどのタスクを実行することができます。
Wolfram Alphaは、コードを使わず言葉で理解してくれるということなので、「エベレストの高さは?」などのプロンプト(命令文)でも全然問題ないようですね!
「Wolfram」プラグインを使ってみた!
それでは実際にChatGPTの「Wolfram」プラグインを使って、5つのプロンプト(命令文)を入力してみます。
「Wolfram」プラグインに、5つのプロンプト(命令文)を入力した結果
先ほどのChatGPTから教えてもらった一般ユーザーの「Wolfram」プラグインの簡単な使い方の例を参考に、プロンプトを入力していきます。
1.エベレストの高さは?
上記の例にもあった質問「エベレストの高さは?」をChatGPTの「Wolfram」プラグインに聞いてみました。
これはかなり精度の高い情報で驚きました!
また、リンク先を開くと、Wolfram Alphaのページの以下の画像が表示されました。
2.ニューヨークと東京の時差は?
次に、「ニューヨークと東京の時差は?」をChatGPTの「Wolfram」プラグインに聞いてみました。
通常14時間という回答の他に、現在のそれぞれの時刻を秒単位で回答してくれました。
なお、「詳細な情報や最新の時刻については、こちらのWolfram Alphaのリンクをご覧ください。」をクリックしたところ、下記のようにかなり便利な表示のページまで作って教えてくれました。
Wolfram Alphaのページで、さらに知りたいことをすでに回答してくれるページを教えてくれるとは流石です。
3.ニューヨークから東京までの距離はどのくらい?
次に、「ニューヨークから東京までの距離はどのくらい?」をChatGPTの「Wolfram」プラグインに聞いてみました。
距離以外にも、航空機や音速、さらには光(笑)だとどのくらい時間がかかるかも教えてくれました。
また、リンク先には下記地図も表示してくれました。
4.ランニングした距離のグラフは?
次に、「5月1日3km、2日2km、3日5km、4日2km、5日4km、6日6km、7日10kmを走りました。走った距離のグラフは?」をChatGPTの「Wolfram」プラグインに聞いてみました。
なんと完璧な折れ線グラフを作ってくれました。Running Distanceというタイトルがにくいです(笑)
さらに棒グラフでも頼んでみたところ
しっかり棒グラフでも作成してくれました。
なお、表記の方法や色の変更なども再度指示をすれば変更可能です。
また、エクセルなどのデータをコピペするだけでもグラフの作成はできます。グラフが必要な場合は、なかなか重宝するかもしれません。
5.ルカリオの進化系を見せて
ポケモンが気になっていたので、最後に「ルカリオの進化系を見せて」をChatGPTの「Wolfram」プラグインに聞いてみました。
ちなみに僕はポケモンは詳しくありません。
画像が表示されましたが、ルカリオとメガルカリオが同じ画像になってました。
ポケモンに詳しくないのでしらべたところ、リオルの画像がルカリオのようなので、リオルの画像が無いということのようですね。
【7/11追記】同様の機能を持つChatGPTの新機能「Code Interpreter」について
新たにChatGPTの新機能「Code Interpreter」を当ブログで紹介しました。
この新機能「Code Interpreter」は米国時間2023年7月6日に、OpenAIがChatGPTの能力をさらに広げるために開発した公式プラグインとして提供されました。
この「Code Interpreter」機能も「Wolfram」プラグインと同様の機能があり、複雑な数学的計算やデータの視覚化(グラフ作成)ができるツールです。
「Code Interpreter」機能についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
まとめ
「Wolfram」プラグインは、いかがでしたでしょうか?
「Wolfram」プラグインは、ChatGPTに強力な計算能力とデータ分析機能を追加するツールです。
最後にもう一度、「Wolfram」プラグインの主な機能をまとめます。
「Wolfram」プラグインの主な機能
- 数学的な計算:基本的な数学の計算から高度な方程式の解まで、さまざまな数学的な問題を解くことが可能になります。
- データ分析:データの統計分析やグラフ作成など、データ解析の各段階を効率化できます。
- 物理的な計算:運動の法則やエネルギー計算など、物理的な問題に対する答えを素早く提供します。
- 化学的な計算:分子量の計算や化学反応のエネルギー計算など、化学の分野での問いに対する答えを提供します。
- 金融計算:複利計算や投資の将来価値計算など、金融関連の問題を解決します。
- グラフ作成:数学的な関数のグラフを描いたり、データの分布を可視化するグラフを作成することも可能です。
- 日常的な計算:レシピの調整やカロリー計算、距離計算といった日常生活での問題解決にも利用できます。
各分野の専門家の方は、ChatGPTに「Wolfram」プラグインをインストールすることで、さらに強力な武器になることでしょう。専門分野を一歩抜きん出ることが、「Wolfram」プラグインによって可能かもしれません。
また、専門家の方以外は使い倒すほど使う機会はないかもしれませんが、例にも上げたように複雑な計算や地理関連、データ分析、グラフ作成などの際には重宝すると思います。
さまざまなシーンで活用できるChatGPTの「Wolfram」プラグイン、ぜひ使ってみてください。
なお、ChatGPTのサードパーティ製プラグインは、最大3つまで同時に活用することが可能です。つまり、異なるプラグインの力を組み合わせることにより、超パワフルなChatGPTを生み出すことができます。
ぜひ、これまでに紹介したサードパーティ製プラグイン「プラグインの一覧(カテゴリページ)」も参考に、他のプラグインもチャレンジされてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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