スマホやデジタルカメラで撮影した写真が、「平凡すぎる」「もっと映画のような深みがほしい」と感じることはありませんか?
そんなお悩みを一瞬で解消するのが、ChatGPTのGPT-4o「GPT-4o Image Generation」によるAIカラーグレーディングです。
AIカラーグレーディングとは、AIが映画の色調などを忠実に再現し、普通の写真や映像をまるで映画のワンシーンのような雰囲気に仕上げる技術です。
ChatGPTを使えば、あなたの写真を簡単に「映画風の画像(シネマティックな画像)」にすることができます。
この記事では、ChatGPT「GPT-4o」の画像生成機能を活用して、初心者でも簡単に映画風のカラーグレーディングを実現する方法を解説します。ステップ形式で具体的なプロンプトや操作手順も紹介するので、誰でもすぐに実践できます。
この記事を読むことで、以下のメリットがあります。
- ChatGPTを使った映画風カラーグレーディングにする基本ステップが学べる
- 自分好みの映画スタイルへの応用方法やプロンプトが習得できる
- 写真編集の時間と手間を大幅に節約できる
早速、ChatGPTのカラーグレーディング機能でシネマティックな一枚を生成してみましょう。
これまでの写真が、映画のような美しい雰囲気に変わります!
ChatGPTとは?
ChatGPTとは、OpenAIが開発した会話型AIです。質問に答えるだけでなく、文章作成、画像生成、データ分析、翻訳など様々なタスクを簡単に実行できます。
専門知識がなくても直感的に利用でき、初心者からビジネスパーソンまで幅広く活用されています。
「ChatGPT」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。

ChatGPTで画像を映画風にする方法:こんなときに便利!
ChatGPTで、これまで専門知識が必要だったカラーグレーディングが、誰でも気軽にできるようになりました。
カラーグレーディングとは?
カラーグレーディングとは、映像や写真の色相、彩度、輝度(明暗)、コントラスト、色温度(ホワイトバランス)などを細かく調整し、特定のムードや映画的な雰囲気を演出する技術です。
カラーグレーディングは単なるフィルター加工とは異なり、プロの映像制作でも用いられる本格的な色補正手法なので、写真がよりシネマティックに仕上がります。
例えば、以下のようなシーンで役立ちます。
- SNS投稿:スクロールを止めるほど視線を集めるビジュアルを手軽に実現できます。
- ブログ・Webサイトのアイキャッチ:シネマティックな色調で読者の興味を引き、クリック率や滞在時間を向上させます。
- 思い出写真の演出:旅行やイベントの感動的な瞬間を、まるで映画のワンシーンのように美しく残します。
たとえば、旅行先で撮った街並みや風景写真を「ブレードランナー2049風」に色調を調整すれば、未来都市のようなクールな仕上がりに。ビジネス資料のスライド背景にも使えるため、幅広い用途で活用可能です。
実際にChatGPTで画像を映画風にする方法をやってみた!
ここでは、ChatGPTの「GPT-4o」を実際に使って、カラーグレーディングによって画像を映画風に仕上げる方法をご紹介します。初心者でも簡単に実践できるよう、ステップごとに具体的な操作を詳しく解説していきます。
ChatGPTなら複雑な編集ソフトを使わずとも、わずか数ステップでプロのような仕上がりが目指せます。
ChatGPTで画像を映画風にする方法を4ステップで解説
ステップ1:ChatGPTを開く
まずは、ChatGPTのチャット画面を開きます。「GPT-4o」モデルを選びましょう。

PC版
PC版では、画面上部に表示されているモデル名(例:「GPT-4o」)をクリックし、モデル選択メニューから「GPT-4o」を選びます。

スマホ版
スマホアプリ版では、チャット画面上のモデル名をタップすると、同様にモデルの選択画面が表示されます。モデル選択メニューから「GPT-4o」を選びます。
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ステップ2:画像をアップロード
カラーグレーディングしたい画像をチャットにドラッグ&ドロップでアップロードします。
今回は、以下の鎌倉駅のホームの写真をアップロードします。

画像をアップロードしました。

ステップ3:プロンプトを入力
具体的な映画タイトルやスタイル名を指定して、イメージを伝えます。
今回は、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ステップ4:生成された画像をダウンロード
ChatGPTが処理を終えると、プロンプトの指示通りにカラーグレーディングされた画像が表示されます。

表示された画像のダウンロードボタンをクリック(スマホの場合は長押し)して、保存してください。
実際にモザイク加工された画像はこちらです。

『ブレードランナー2049』とは?
『ブレードランナー2049』は、近未来の荒廃した世界を舞台にしたSF映画で、ネオンライトと深い影が印象的な独特の映像美が特徴です。

以上の4ステップで、誰でも簡単に映画の一コマのような写真が完成します。
他にもChatGPTで画像を映画風にする方法を試してみた!
『ブレードランナー2049』以外にも、以下のような映画スタイルで、カラーグレーディングを通じた表現の違いを楽しむことができます。
なお、生成前の画像は、すべて以下の写真を使います。

①「マッドマックス:フュリオサ』の映画風にしてみた
『マッドマックス:フュリオサ』(2024年公開)は、「マッドマックス」シリーズの最新作で、荒廃した砂漠の世界観と金属的な無機質さ、強烈な光と影のコントラストが特徴のアクション映画です。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
「マッドマックス:フュリオサ』風にカラーグレーディングされた画像は以下のとおり。


②「ラ・ラ・ランド』の映画風にしてみた
『ラ・ラ・ランド』(2016年公開)は、現代のロサンゼルスを舞台にしたミュージカル映画で、美しい夕焼け空やネオンサイン、パステル調の色彩が特徴的です。夢や希望、切なさを鮮やかに描いた映像美は、多くの観客を魅了しました。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
「ラ・ラ・ランド』風にカラーグレーディングされた画像は以下のとおり。

③「スター・ウォーズ(旧3部作)』の映画風にしてみた
『スター・ウォーズ』シリーズは、1977年から続く壮大なスペースオペラで、特に旧三部作(1977〜1983年)の色彩は、温かみのあるフィルム調とクラシックな光の演出が印象的です。砂漠の惑星や星間戦争を描いたビジュアルは、懐かしさと壮大さを同時に感じさせます。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
「スター・ウォーズ(旧3部作)』風にカラーグレーディングされた画像は以下のとおり。
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④「グランド・ブダペスト・ホテル』の映画風にしてみた
『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年公開)は、ウェス・アンダーソン監督によるスタイリッシュなコメディ映画で、シンメトリーな構図とビビッドな色彩美が印象的です。カラーパレットの統一感と温かみのあるトーンで、絵本のような世界観を表現しています。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
「グランド・ブダペスト・ホテル』風にカラーグレーディングされた画像は以下のとおり。


⑤「ジョーカー』の映画風にしてみた
『ジョーカー』(2019年公開)は、荒廃した都市と孤独な男の内面世界を描いた心理スリラー。重苦しい緑がかった色調や、ビンテージ感のある色づかいで、緊張感と孤独を強調しています。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
「ジョーカー』風にカラーグレーディングされた画像は以下のとおり。


⑥「インターステラー』の映画風にしてみた
『インターステラー』(2014年公開)は、クリストファー・ノーラン監督によるSF映画で、宇宙の神秘と人間の感情を重厚なビジュアルで描いています。漆黒の宇宙空間と強い光のコントラスト、寒色系を中心としたトーンが特徴です。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
「インターステラー』風にカラーグレーディングされた画像は以下のとおり。

ChatGPTで画像を映画風にする方法を実際に試してみた感想|メリットとデメリットを徹底レビュー
ChatGPTの「GPT-4o」の画像生成機能を使って、実際にいくつかの映画スタイルに写真を変換してみました。
今回の目的は「日常の写真を、まるで映画のワンシーンのように仕上げられるか」を検証することです。
駅や観光地で撮影した日常的な画像を使って、どこまで雰囲気を変えられるか試してみたところ、その仕上がりに驚かされました。
操作も非常に直感的で、画像をアップロードしてプロンプトを入力するだけ。複雑な設定は不要で、数秒で高品質な画像が完成しました。
元画像と映画風にカラーグレーディングした後の画像の比較一覧
元画像と映画風にカラーグレーディングした後の画像の比較は、以下のとおりです。
まずは、鎌倉駅のホームの写真を『ブレードランナー2049』風に変換した画像です。


そして、以下の画像を6種類の映画風にカラーグレーディングしました。



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実際に感じたメリット
- 映画の世界観を再現できる:例えば「ブレードランナー2049」風では、暗い未来感やネオンの空気感を完璧に演出できます。
- 写真の魅力が劇的にアップ:普通の観光写真が、一気に作品レベルのビジュアルに変わります。
- 誰でも簡単に使える:画像編集ソフトの知識がなくても、プロンプトを工夫するだけで完成度の高いカラーグレーディングが可能です。
気になった点・デメリット
- 細かい調整はできない:明るさや彩度などの細かいパラメータは自動調整のため、思い通りに仕上がらないこともあります。
- 映画スタイルの認識に差がある:一部の映画スタイルでは、再現性にバラつきがあるように感じました。
レビュー総評
ChatGPTのカラーグレーディング機能を実際に使ってみて感じたのは、まさに日常を映画に変える力です。
画像編集に慣れていない初心者でも、わずか数行のプロンプトだけで印象的なビジュアルを作り出すことができます。これまでにない感動がありました。
特に驚いたのは、異なる映画スタイルごとに写真の印象ががらりと変わる点です。
荒廃した近未来を思わせる『ブレードランナー2049』風、幻想的でカラフルな『グランド・ブダペスト・ホテル』風、そして荘厳な宇宙の静けさを感じさせる『インターステラー』風など、それぞれの世界観が見事に再現されました。
簡単な操作と高い表現力を両立しているこの機能は、写真を作品として残したい人や、SNSで一味違う投稿をしたい人にとって、まさに理想的な機能といえるでしょう!
「GPT-4o」の画像編集機能とは?
2025年3月25日(現地時間)、OpenAIはChatGPT「GPT-4o」における大規模アップデートを実施し、画像生成機能「4o Image Generation」をネイティブ統合しました。
これにより、ChatGPT上で会話をしながら誰でも直感的に画像を作れるようになりました。
さらに写実的な表現からイラスト、ストーリー漫画、科学図解、広告バナーまで、幅広い用途に対応。しかも、日本語の描画にも対応しました。
「GPT-4o」の画像編集機能(4o Image Generation)についてはこちらの記事に詳しく解説しています。

よくある質問 (FAQ) とその回答
公式の情報と実際の使用結果をもとに、よくある質問をまとめています。
まとめ

ChatGPTの「GPT-4o」画像生成機能を活用したカラーグレーディングは、初心者でも簡単にシネマティックな写真を作れる画期的な方法です。
実際に試してみて感じたのは、「ここまで雰囲気が変わるのか」という驚きと、プロンプトの力でイメージ通りの世界観が作れるという大きな可能性でした。
旅行写真、日常の風景、SNS投稿用の素材など、用途は無限です。
複雑な編集スキルがなくても、あなたの写真がまるで映画の一コマのように変わります。今すぐChatGPTを使って、新しいビジュアル表現に挑戦してみてください。
最後に、ChatGPTで画像を映画風にする方法の重要なポイントをまとめます。
ChatGPTで画像を映画風にする方法の重要なポイント
- 写真を映画のように変える:簡単なプロンプト入力だけで、シネマティックな画像に生まれ変わります。
- リアルな色彩表現が可能:特定の映画の世界観を忠実に再現するカラーグレーディングがAIで実現できます。
- 難しい操作は一切不要:画像編集ソフトを使わなくても、誰でも本格的な加工ができます。
- 活用シーンが広い:SNS・ブログ・ビジネス・趣味など、あらゆる目的で使えます。
今すぐChatGPTの「GPT-4o」画像生成機能を使って、あなたの写真を映画のワンシーンのようにカラーグレーディングしてみましょう。
ChatGPTで、日常の一枚がプロ級のビジュアルに生まれ変わります。SNSやブログ、資料作成にも映える一枚を、今すぐ体験してみてください!
これまでに紹介したChatGPT活用術の一覧
ChatGPTには、まだまだ知られていない便利な使い方や裏技がたくさんあります。「そんなことまでできるの?」と思わず驚くような活用法は、日々どんどん進化しています。
とはいえ、ネット上の情報は断片的で、自分に合った使い方にたどり着くのは意外と難しいものです。
そこで、当サイトではおすすめのChatGPTの活用方法をシリーズ化しています。今後も楽しみにして頂けると嬉しいです。
これまでに紹介した「ChatGPT活用術」は、定期的に更新される「ChatGPT活用術(カテゴリページ)」にて詳しく解説しています。
ぜひ、他の「ChatGPT活用術」もチャレンジされてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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