「アニメーションを作ってみたいけど、動画編集ソフトやデザインツールは難しそう…」
「手描きやイラストが苦手だから、自分で動く画像なんてムリ…」
そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか?
でも実は今、ChatGPTだけで「画像生成からアニメ制作まで」が簡単にできてしまうのをご存じですか?難しいコードの知識なども必要ありません。
この記事では、ChatGPTの画像生成機能を使って、誰でも簡単にアニメーション(GIFやMP4)を作る方法を、具体的なプロンプト例とともに徹底解説します。
この記事を読むことで、以下のメリットがあります。
- ChatGPTを使って、画像生成からGIFアニメーション制作まで一連の流れが再現できる
- 難しいコードの知識やソフト不要で、ChatGPTだけでアニメ制作ができるようになる
- 多大な時間もコストもかけずに、自分だけの映像コンテンツが手軽に作れる
画像生成からアニメ化まで、全部ChatGPTにおまかせ。今すぐ、自分だけのオリジナルアニメを作ってみましょう。
あなたも今日から「クリエイター」です!
ChatGPTとは?
ChatGPTとは、OpenAIが開発した会話型AIです。質問に答えるだけでなく、文章作成、画像生成、データ分析、翻訳など様々なタスクを簡単に実行できます。
専門知識がなくても直感的に利用でき、初心者からビジネスパーソンまで幅広く活用されています。
「ChatGPT」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。

ChatGPTを使ってアニメを作る!こんなときに便利!
ChatGPTとChatGPTの画像生成機能(4o Image Generation)を組み合わせることで、連続画像からGIFやMP4形式の簡易アニメーションを作ることが可能です。
特に次のようなシーンで活用できます。
- 目を引くSNS投稿を作りたいとき:静止画では埋もれてしまうSNSのタイムラインでも、動きのあるアニメーションなら注目されやすくなります。ChatGPTで手軽に作れるGIFアニメなら、目を引く投稿がすぐに完成します。
- ウェブサイトやYouTubeで使えるビジュアルが欲しいとき:記事の挿絵や動画のオープニングに、オリジナルのアニメーションを入れることで視覚的なインパクトがアップします。無料素材に頼らず、自分だけの演出が可能になります。
- 教材やプレゼン資料に動きを加えたいとき:図やイラストに動きをつけることで、受け手の理解や印象に残りやすくなります。教育現場やビジネスのプレゼンでも、ChatGPTのアニメ制作は強力な武器になります。
実際にChatGPTでアニメを作ってみた!手順を5ステップで解説
ChatGPTで簡易アニメーションを作るには、画像生成と自動処理を組み合わせた次の5ステップで進めます。
難しい「Pythonコード」を意識せずとも、ChatGPTに自然な日本語で依頼するだけでアニメを完成させることができます。
ChatGPTでアニメを作る方法を5ステップで解説
ステップ1:ChatGPTを開く
まずは、ChatGPTのチャット画面を開きます。「4o Image Generation」が使える「GPT-4o」モデルを選びましょう。

PC版
PC版では、画面上部に表示されているモデル名(例:「GPT-4o」)をクリックし、モデル選択メニューから「GPT-4o」を選びます。

スマホ版
スマホアプリ版では、チャット画面上のモデル名をタップすると、同様にモデルの選択画面が表示されます。モデル選択メニューから「GPT-4o」を選びます。
-856x1024.jpg)
ステップ2:生成する画像のテーマを伝える
画像アニメーションの基本となる素材を作るステップです。ここでは、どのような画像を使ってアニメーションにしたいのかをChatGPTに伝えます。
できるだけ具体的にイメージや動きの内容を伝えると、アニメ化しやすい画像が得られます。
今回は、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
以下の画像が生成されました。

ステップ3:ChatGPTに画像を1枚ずつ依頼して複数生成する
現時点では、ChatGPT(GPT-4o)で一度に複数枚の画像を生成することはできません。そのため、連続アニメーションを作るには、下記のように回転や変化の段階を意識して、1枚ずつ個別に依頼します。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
次に、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
次に、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
次に、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
以下のように画像が生成されました。

このように段階的に4〜5枚ほど生成することで、自然な動きのGIFが作れるようになります。
ステップ4:ChatGPTにGIFアニメの作成をそのまま依頼
画像がそろったら、ChatGPTに「GIFアニメを作って」と自然に伝えるだけでOKです。自動的にPythonコードが生成され、特別な操作をしなくてもアニメーションの作成まで進めてくれます。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ChatGPTが自動的にPythonコードを生成し、GIFアニメーションを作ってくれます。ユーザーがコードを操作する必要はありません。

ステップ5:生成されたアニメを確認・ダウンロード
ChatGPTが作成したGIFファイルは、リンクをクリックするとダウンロードできます。
以下が、実際に今回作成した「万華鏡のような模様のようなGIFアニメーション」です。

ステップ6:生成されたGIFアニメをMP4に変換・ダウンロード
必要に応じて「MP4に変換してください」と伝えれば、動画形式での保存もできます。

以下が、GIFアニメーションをMP4に変換したものです。
他にもChatGPTでこんなアニメが作れる!活用例2選
ここでは「万華鏡」以外の活用例をご紹介します。
①空の時間変化を表現するアニメーション
時間の移り変わりを視覚的に表現したいときにぴったりのアニメーションです。
朝焼けから昼空、夕暮れ、そして星空へと変化する空の表現は、自然の美しさや季節感を伝えるのにも役立ちます。SNSや動画コンテンツに取り入れれば、感情に訴える演出として効果的です。
以下のプロンプト(命令文)を連続で出してみました。
ChatGPTがすべての画像を生成してくれました。

GIFアニメを作るために、以下のプロンプト(命令文)を出します。
ChatGPTの回答は以下のとおり。

ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
GIFアニメーションが完成しました。以下からダウンロードできます:
sky_transition.gif をダウンロード
リンクをクリックするとダウンロードできます。
以下が、実際に今回作成した「空の時間変化を表現するGIFアニメーション」です。

②猫のキャラクターの表情が変化するアニメーション
感情の変化を伝える演出として定番なのが、キャラクターの表情アニメーションです。
ちょっとした表情の違いでも、見る人に共感や親しみを与える効果があります。LINEスタンプ風の使い方やYouTubeのリアクション演出にも活用しやすく、遊び心のある表現に向いています。
以下のプロンプト(命令文)を連続で出してみました。
ChatGPTがすべての画像を生成してくれました。

GIFアニメを作るために、以下のプロンプト(命令文)を出します。
ChatGPTの回答は以下のとおり。

ChatGPTの回答をそのまま紹介します。
GIFアニメが完成しました。以下のリンクからダウンロードできます:
neko_character_emotions.gif
リンクをクリックするとダウンロードできます。
以下が、実際に今回作成した「猫のキャラクターの表情が変化するGIFアニメーション」です。

【具体的な活用方法を書く】を実際に試してみた感想|メリットとデメリットを徹底レビュー
今回、実際にChatGPT(GPT-4o)を使って、以下の3つのテーマで簡易アニメーションを制作してみました。



どれも画像生成からGIF作成まで、すべてChatGPTの画面上だけで完結できました。
最初は「本当にアニメまで作れるの?」と半信半疑でしたが、プロンプトを少し工夫するだけで、驚くほどスムーズに進行。
とくに「GPT-4o」の画像生成精度と、コードを書く必要がまったくない自動生成の賢さには感動しました。
実際に感じたメリット
- コードを書かなくてもOK:GIF作成に必要なPythonコードは、すべてChatGPTが自動で提案してくれるので、プログラミング知識が一切不要でした。
- 画像の再現性が高い:空の変化やキャラクターの表情のニュアンスまで、非常に自然に描写されていて、アニメーションとしての流れも滑らかでした。
- すべてが1つの画面で完結:画像生成、GIF化、MP4変換まですべてChatGPT上でできるため、他のアプリやツールに移動する必要がなく、とても効率的でした。
気になった点・デメリット
- 画像は1枚ずつ生成する必要がある:一括生成ができないため、フレームごとにプロンプトを分けて依頼する必要があり、少し手間がかかります。
- アニメーションの調整がやや難しい:フレーム間の変化を自分で意識してプロンプトを調整しないと、滑らかな動きにならないことがあります。
レビュー総評
ChatGPTを使った簡易アニメーション制作は、想像以上に簡単で、なおかつ本格的な仕上がりになります。
SNS投稿や教育素材、YouTube動画の素材作りにもぴったりで、何より「誰でも作れる」ことが最大の魅力です。
これまで「アニメなんて無理」と思っていた方にこそ、ぜひ一度試していただきたいです。
「GPT-4o」の画像編集機能とは?
2025年3月25日(現地時間)、OpenAIはChatGPT「GPT-4o」における大規模アップデートを実施し、画像生成機能「4o Image Generation」をネイティブ統合しました。
これにより、ChatGPT上で会話をしながら誰でも直感的に画像を作れるようになりました。
さらに写実的な表現からイラスト、ストーリー漫画、科学図解、広告バナーまで、幅広い用途に対応。しかも、日本語の描画にも対応しました。
「GPT-4o」の画像編集機能(4o Image Generation)についてはこちらの記事に詳しく解説しています。

よくある質問 (FAQ) とその回答
公式の情報と実際の使用結果をもとに、よくある質問をまとめています。
まとめ

本記事では、ChatGPTの画像生成とコード機能を活用し、簡易アニメーションを作る最新の方法を初心者にもわかりやすく解説しました。
万華鏡模様や空の変化、キャラクターの表情など、動きのあるビジュアルは、見る人の心を引きつけ、SNSや動画でも強力な武器になります。
特別な知識やツールがなくても、ChatGPTに頼むだけで本格的なGIFやMP4動画が作れる時代。
自分だけのオリジナルアニメーションを作る体験は、きっと新たな創作の扉を開いてくれるはずです。
最後に、ChatGPTでアニメ制作をする方法の重要なポイントをまとめます。
ChatGPTでアニメ制作をする方法の重要なポイント
- 「GPT-4o」で画像生成とコード実行が可能:画像の作成からアニメーションの生成、GIFやMP4形式への変換まで、すべての作業をChatGPTのチャット画面内だけで完結できます。外部のソフトやアプリを使う必要がないため、パソコン操作が苦手な方でも安心して取り組めます。
- 複数画像は1枚ずつ依頼する:現状では1回のプロンプトで生成される画像は1枚のみのため、アニメーションに必要な複数の画像は1枚ずつ順番にプロンプトを調整しながら依頼する必要があります。少し手間はかかりますが、その分自由な表現が可能です。
- 自動生成されたコードでGIF/MP4を作成:アニメをつなげるためのPythonコードは、ChatGPTが自動で生成してくれます。コードの入力や実行もすべて画面内で行えるため、プログラミングの知識がまったくなくても問題ありません。
- 多彩な活用シーンに対応:作成したアニメはSNS投稿やYouTube動画の素材、教育用スライドやプレゼン資料など、幅広い場面で活用できます。動きのある画像は視覚的な印象を強く残し、情報伝達力もアップします。
ChatGPTを使えば、アニメーション制作はもうプロだけのものではありません。
あなたもぜひ今日から、ChatGPTでアニメづくりにチャレンジしてみてください!
これまでに紹介したChatGPT活用術の一覧
ChatGPTには、まだまだ知られていない便利な使い方や裏技がたくさんあります。「そんなことまでできるの?」と思わず驚くような活用法は、日々どんどん進化しています。
とはいえ、ネット上の情報は断片的で、自分に合った使い方にたどり着くのは意外と難しいものです。
そこで、当サイトではおすすめのChatGPTの活用方法をシリーズ化しています。今後も楽しみにして頂けると嬉しいです。
これまでに紹介した「ChatGPT活用術」は、定期的に更新される「ChatGPT活用術(カテゴリページ)」にて詳しく解説しています。
ぜひ、他の「ChatGPT活用術」もチャレンジされてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント