「ChatGPTでオリジナルのアニメ風キャラクターの画像を作って、いろんなシーンに同じキャラクターで登場させてみたい!」
そんなふうに思ったことはありませんか?
でも実際にやってみると「1枚目と2枚目の顔が違う…」「服装や髪型が変わってる…」といった悩みに直面する方も少なくありません。
そんな課題に応えてくれるのが、画像生成機能(4o Image Generation)を標準搭載したChatGPTの「GPT-4o」です。
テキストだけでなく、キャラクターの見た目までChatGPTが一貫して生成してくれるこの機能を使えば、まるで同じキャラクターがいろんな場面に自然に登場しているかのような画像を作ることができます。
この記事では、初心者の方でも簡単にできるように、ChatGPT(GPT-4o)を使って「見た目もブレないアニメ風キャラクター画像を作る方法」をステップ形式で解説します。また、複数シーンや別ジャンルでの活用法、画像精度の検証ポイントまで詳しく紹介します。
この記事を読むことで、以下のメリットがあります。
- ChatGPTを使って、同じキャラクターの見た目を保ったまま、複数シーンの画像を作れるようになる
- GPT-4oの画像生成機能(4o Image Generation)を活用して、創作の幅を広げられる
- 画像作成の手間を減らし、ビジュアル表現を簡単に実現できる
画像で同じキャラクターの世界観をリアルに再現したい方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。
あなたの想像したキャラクターが、どんな場面でも同じ顔で生き生きと動き出す感動を、ぜひ体験してみてください。
ChatGPTとは?
ChatGPTとは、OpenAIが開発した会話型AIです。質問に答えるだけでなく、文章作成、画像生成、データ分析、翻訳など様々なタスクを簡単に実行できます。
専門知識がなくても直感的に利用でき、初心者からビジネスパーソンまで幅広く活用されています。
「ChatGPT」についてはこちらの記事に詳しく解説しています。

ChatGPTでアニメ風キャラクター画像を一貫して作る方法:具体的な活用シーン
ChatGPT「GPT-4o」の画像生成機能(4o Image Generation)は、同じキャラクターのビジュアルを一貫して保ちたいときにとても便利です。
以下は、具体的な活用シーンの例です。
- 同じキャラクターを複数の場面で使いたいとき:たとえば図書室、帰り道、自宅など、異なる背景でも同じ顔立ちや服装で登場させたい場合に、GPT-4oの画像生成は非常に役立ちます。
- プロフィール画像やキャラクター紹介カードを統一したデザインで作成したいとき:創作SNSや小説投稿サイトなどで使うキャラクター紹介画像を、同一デザイン・雰囲気で作成できます。
- 異世界転生やジャンル変更で、同一人物として登場させたいとき:現代の高校生キャラクターをファンタジー世界に転生させるときでも、顔や雰囲気が保たれていれば、読者にとって”同じ人物”だと認識しやすくなります。
このようなニーズに応えるのが、「GPT-4o」の画像生成機能(4o Image Generation)です。
テキストによる性格設定と、画像での見た目の一貫性を両立させることで、キャラクター運用のクオリティが大きく向上します。
実際にChatGPTでアニメ風キャラクター画像を一貫して作る方法をやってみた!
ここでは、ChatGPT「GPT-4o」を活用してアニメ風キャラクターの見た目を保ちながら、異なるシーンでも同一人物として自然に登場させる方法を試していきます。
重要なのは、単にキャラクター画像を作るだけでなく、「この子は同じ子だ」と誰が見てもわかるようにすることです。
顔のパーツ、服装、髪型、表情といった見た目の要素を意識してプロンプトを設計すれば、一貫性のあるアニメ風キャラクター画像を安定して生成できるようになります。
ChatGPTでキャラクター画像を一貫して作る方法を4ステップで解説
ステップ1:ChatGPTを開く
まずは、ChatGPTのチャット画面を開きます。「GPT-4o」モデルを選びましょう。

PC版
PC版では、画面上部に表示されているモデル名(例:「GPT-4o」)をクリックし、モデル選択メニューから「GPT-4o」を選びます。

スマホ版
スマホアプリ版では、チャット画面上のモデル名をタップすると、同様にモデルの選択画面が表示されます。モデル選択メニューから「GPT-4o」を選びます。
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ステップ2:キャラクターの初期設定と画像生成
まずは、キャラクターの詳細な設定を作成し、アニメ風の画像も一緒に生成します。年齢や性格だけでなく、口調や好み、小物や服装のこだわりなども含めることで、一貫した印象を持たせやすくなります。
また、この段階で名前も明確に付けておくことが、今後の描写や画像生成においてキャラクターの一貫性を保つ鍵になります。
今回は、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
ステップ3:生成されたキャラクターを確認
ChatGPTが画像生成を終えると、キャラクター画像が表示されます。

実際に生成されたアニメ風のキャラクター画像はこちらです。
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ステップ4:同じキャラクターを特定のシーンで描写し、画像も生成
作成したキャラクターが登場する具体的なシーンを描写し、その様子をアニメ風の画像として生成します。ステップ2で決めた名前(例:「葵」)を繰り返し使い、設定した特徴が自然に表現されているかも確認しましょう。
今回は、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
実際に生成されたアニメ風のキャラクター画像はこちらです。

ステップ5:別のシーンで同じキャラクターを再登場させて一貫性を検証
異なる状況や時間帯でも、キャラクターの一貫性が保たれているかを確認します。性格や話し方、服装、顔の印象などがブレていないかが重要なチェックポイントです。
今回は、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。

他にもChatGPTでアニメ風キャラクター画像を一貫して作る方法を試してみた!
このセクションでは、基本的な登場シーン以外にも、ChatGPT「GPT-4o」で作成したアニメ風キャラクターを活用できる応用的なアイデアをご紹介します。
ここからは、これまで登場した「葵(あおい)」とはまったく別のキャラクター「烈火(れっか)」を新たに作成し、そのキャラクターを使った応用パターンを展開していきます。
以下のプロンプト(命令文)を出して、新しいアニメ風キャラクターを生成します。
実際に生成されたアニメ風のキャラクター画像はこちらです。
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ここからの応用例では、すべてこのキャラクター「烈火(れっか)」を使います。
①マンガ風の3連作のストーリーを作成してみた
ChatGPT「GPT-4o」を使えば、1人のキャラクターを連作形式のストーリーに登場させることも可能です。
ここでは、キャラクター「烈火(れっか)」を主人公に、躍動感あるシーンを3つの連作で描写してみます。各シーンは個別にプロンプトを分けて生成します。
1シーン目:朝の通学路を全力疾走しているシーン
1シーン目は、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
実際に生成されたマンガ風の1シーン目の画像はこちらです。
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生成画像とは別に、ChatGPTはストーリーも生成しました。
ChatGPTが生成したシーン1のストーリー描写をそのまま紹介します。
朝の光がビルの隙間から差し込む下町の通学路。
まだ開けきらないシャッター通りを、烈火は全力で駆け抜けていた。
「ヤベッ!遅刻だーっ!!」
ツンツンに逆立った赤髪が、勢いよく風を切る。
黒地に金ボタンの学ラン風の制服は、腕まくりされていて袖口から真っ赤な指ぬきグローブが覗く。
額にはおなじみの黒と赤のバンダナ。額に汗が滲んでいても、彼の表情は明るく、どこか楽しげだ。
全身を使って躍動するその姿は、まるでエネルギーの塊のよう。
周囲の通行人が驚いて振り返る中、烈火は勢いそのままに角を曲がり、
「今日も全開だぜッ!」とでも言いたげな笑顔で、学校へと突き進んでいった。
2シーン目:友達をかばって校門前で不良グループに立ち向かうシーン
2シーン目は、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
実際に生成されたマンガ風の2シーン目の画像はこちらです。
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生成画像とは別に、ChatGPTはストーリーも生成しました。
ChatGPTが生成したシーン2のストーリー描写をそのまま紹介します。
夕暮れの校門前――赤く染まった空の下で、空気が張り詰めていた。
制服を崩した数人の不良が友達を囲む中、その前に烈火が立ちはだかる。
「仲間に手ぇ出すなよ、コラ!」
ツンツンに逆立った赤髪が風になびき、額のバンダナがゆらりと揺れる。
学ラン風の制服の裾を翻し、指ぬきグローブの拳をぎゅっと握りしめて前に突き出す。
その瞳は炎のように燃え、頬には汗と土の跡。だが恐れは微塵もない。
不良たちが一瞬たじろぐほど、烈火の立ち姿には圧倒的な熱量が宿っていた。
肩をすくめながらも、後ろの友達は黙って見守っている――
「こいつが来たなら、大丈夫だ」そんな信頼が、その背中に込められていた。
3シーン目:夕焼けの学校屋上で自分のグローブを見つめているシーン
3シーン目は、以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
実際に生成されたマンガ風の3シーン目の画像はこちらです。
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生成画像とは別に、ChatGPTはストーリーも生成しました。
ChatGPTが生成したシーン3のストーリー描写をそのまま紹介します。
夕焼けが赤く染め上げた空の下――
静まり返った放課後の屋上で、烈火はひとり腰を下ろしていた。
金網越しに広がる街並みを眺めながら、ふと手にしていた指ぬきグローブを見つめる。
風が吹き抜け、バンダナの端が揺れる。
いつもは乱れた赤髪も、今日はどこかおとなしく夕陽に照らされている。
制服の袖はまくり上げられ、拳には戦いの名残のように軽く汚れが残っていた。
「……明日も全力でいくぜ。」
烈火はつぶやくように言って、拳を握った。
誰かのために戦った今日のことを思い返しながら、
その瞳には、もう次の一歩を見据える強さが宿っていた。
②異世界転生バージョンを生成してみた
別ジャンルに同一キャラクターを転生させることで、新しい魅力が引き出されます。
以下のプロンプト(命令文)を出してみました。
実際に生成された異世界転生バージョンの画像はこちらです。
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生成画像とは別に、ChatGPTはキャラクター「烈火(れっか)」がファンタジー世界に転生した場合の設定も生成しました。
ChatGPTが生成したファンタジー世界に転生した「烈火(れっか)」の設定をそのまま紹介します。
◆ 烈火(れっか) – ファンタジー転生Ver.
役職/クラス:炎の剣士(Blazing Swordsman)
性格:情熱的で仲間を決して見捨てない。ピンチの時ほど燃えるタイプ。
口調:「燃えてきたなぁ!行くぜ、ブッ飛ばすぞッ!」など、テンポの早い砕けた話し方。
外見:赤と黒を基調にした冒険者スタイル。
胸元に炎の紋章が刻まれたジャケットに、動きやすいパンツスタイル。
腕には指ぬき型の革製ガントレット。頭には転生後も愛用するバンダナを巻いている。
ツンツンに逆立つ赤髪と鋭い眼光はそのまま。
武器:〈紅蓮ノ焔剣(ぐれんのえんけん)〉
剣身から赤い炎が揺らめき、烈火の感情と連動して威力が増す。怒りと信念で刀身が真紅に燃える。
背景:かつて滅びかけた王国の荒野――
今は傭兵として旅をしながら、仲間とともに人々を助け、各地を巡る。
背後には城下町の影が揺れ、燃える夕陽が荒野を赤く染めている。
決め台詞:
「オレの火は消えねぇぞ!どんな闇だって、ぶっ壊してやるッ!」
ChatGPTでアニメ風キャラクター画像を一貫して作る方法を実際に試してみた感想|メリットとデメリットを徹底レビュー
「アニメ風キャラクターを、シーンごとに一貫性を保ちながら登場させられるのか?」
その実力を検証するために、実際にChatGPT「GPT-4o」の画像生成機能を使って試してみました。
今回は、以下のように現代高校を舞台にしたキャラクター「葵(あおい)」と、不良系男子「烈火(れっか)」の2名を作成し、日常風景や漫画的なシーン、さらには異世界転生というジャンルまでを網羅しました。
生成したアニメ風キャラクター「葵(あおい)」
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生成したアニメ風キャラクター「烈火(れっか)」
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操作は想像以上に直感的で、テキストと画像の連携もスムーズでした。
キャラクターの見た目や性格を保ったまま、複数の同じキャラクターの画像を生成できたことに驚きました。
実際に感じたメリット
- 一貫性のあるキャラクター画像が簡単に作成できる:顔の特徴や服装、髪型、雰囲気を維持したまま、異なるシーンに登場させることができ、まるでアニメや漫画のような連続性が実現できました。
- ストーリーや世界観の広がりが生まれる:特に「烈火(れっか)」のファンタジー転生設定では、世界観や装備、武器の詳細まで緻密に設定することで、キャラクターの深みが増し、物語としての没入感が高まりました。
- テキストと画像の両方を連動して使える:プロンプトで性格やセリフまで指定できるため、画像だけでなくストーリー性や感情表現も自然に伝えられました。
気になった点・デメリット
- 画像サイズや構図が統一されないことがある:画像サイズを指定しないと縦長や正方形などバラつきが出るため、事前にサイズ指定を行う工夫が必要です。
- キャラクターの細部が微妙に変化することがある:たとえば、グローブの色や髪の分け目などがシーンごとに微妙に違う場合があり、完全な一致を求めるには調整が必要です。
レビュー総評
全体として、ChatGPT「GPT-4o」は「同一キャラクターを様々な場面で自然に登場させる」という目的に対して非常に優れたツールです。
プロンプトの工夫次第で、キャラクターの性格・世界観・見た目を統一したまま、物語の世界を自由に広げられるのは大きな魅力だと感じました。
特に「異世界転生」などの高度な応用にも対応できる点は、創作活動をしている方にとって非常に心強いでしょう。
誰でも手軽に試せて、結果もすぐに得られるため、「物語に合ったビジュアルを持つキャラクターを登場させたい」「創作に説得力を持たせたい」という方には特におすすめです。
「GPT-4o」の画像編集機能とは?
2025年3月25日(現地時間)、OpenAIはChatGPT「GPT-4o」における大規模アップデートを実施し、画像生成機能「4o Image Generation」をネイティブ統合しました。
これにより、ChatGPT上で会話をしながら誰でも直感的に画像を作れるようになりました。
さらに写実的な表現からイラスト、ストーリー漫画、科学図解、広告バナーまで、幅広い用途に対応。しかも、日本語の描画にも対応しました。
「GPT-4o」の画像編集機能(4o Image Generation)についてはこちらの記事に詳しく解説しています。

よくある質問 (FAQ) とその回答
公式の情報と実際の使用結果をもとに、よくある質問をまとめています。
まとめ

ChatGPT「GPT-4o」を活用すれば、オリジナルキャラクターを一貫したビジュアルで登場させることができます。
名前や特徴を丁寧に指定し、プロンプトを工夫することで、異なる場面でも同じキャラを自然に描くことができるのは非常に画期的です。
物語をつくる人にとって、キャラクターの「見た目」や「雰囲気」が安定していることは、世界観への没入感や読者の共感にも大きく影響します。
最後に、ChatGPTでアニメ風キャラクター画像を一貫して作る方法の重要なポイントをまとめます。
ChatGPTでアニメ風キャラクター画像を一貫して作る方法の重要なポイント
- キャラクター設定から画像まで一貫性がある:名前・特徴・性格を丁寧に設定することで、同じキャラクターとして自然に登場させられます。
- ストーリーやジャンルに合わせた応用が可能:現代・異世界・バトルシーンなど、どんな設定にも柔軟に対応できます。
- 誰でも簡単に使える:難しい操作なしで、プロンプトを工夫するだけで高品質な画像が得られます。
- 画像生成の弱点も明確:サイズや細部表現に多少の不安定さはあるが、十分に創作に活用できるレベルです。
ChatGPT「GPT-4o」は創作のクオリティを、誰でも簡単に底上げできるツールです。
これまで難しかった「キャラクターの見た目の一貫性」をChatGPTで実現できるこの方法、ぜひあなたの創作にも取り入れてみてください!
これまでに紹介したChatGPT活用術の一覧
ChatGPTには、まだまだ知られていない便利な使い方や裏技がたくさんあります。「そんなことまでできるの?」と思わず驚くような活用法は、日々どんどん進化しています。
とはいえ、ネット上の情報は断片的で、自分に合った使い方にたどり着くのは意外と難しいものです。
そこで、当サイトではおすすめのChatGPTの活用方法をシリーズ化しています。今後も楽しみにして頂けると嬉しいです。
これまでに紹介した「ChatGPT活用術」は、定期的に更新される「ChatGPT活用術(カテゴリページ)」にて詳しく解説しています。
ぜひ、他の「ChatGPT活用術」もチャレンジされてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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